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【水槽の立ち上げ】「ミスト式」で立ち上げる方法 ーメリット、デメリットを詳しく解説ー

「ミスト式」の登場により簡単に水草水槽が立ち上げられるようになりました。
まだまだ一般的な方法ではないですが素晴らしい方法ですので、皆さんにぜひ知っていただきたいです。そこで今回は
「ミスト式」での立ち上げ方法、メリット、デメリット
についてご紹介します。
同時に「水草が育たないよ」「藍藻が出た」「カビが生えた」
等トラブルのご相談も多いです。
そういったトラブルへの対処方についても併せて解説しますよ。

水槽をセットしてから環境を安定させるまでのことを指します。環境が安定した水槽のことを「立ち上がった水槽」と表現することもあります。大体セット後1ヶ月程度が立ち上げ期間です。環境が不安定なため、苔の発生、生体への負担等のリスクが大きく、水槽管理で最も難しい期間です。

「ミスト式で立ち上げる」とは

ようするに
①水槽のセッティグをしたら水を入れずにそのまま水草を育てる
②ある程度育ってから水を入れる
という方法です。
イメージとしては水槽を「温室化」して水草を育てていきます。
※水草は陸上でも育てることが出来ます(例外もありますが)

従来の方法と大きく違う点はこちら。

  • 水を張らない
  • 水上葉で水草を育てる

大体、2週間~1か月間程度ミスト式で管理を行い、その後、水を入れて通常の水槽のように管理すると良いです。

元気

基本的にメリットの方が大きいです。これから水草水槽を始める方は「ミスト式」での立ち上げを強くオススメします。

管理方法

とっても簡単です。
下記の4点に注意すれば大丈夫です。
水が無いので管理にかかる「時間、労力」がとても少なく楽ちんですよ。

湿度管理

水草は乾燥に弱いので湿度を高く保つ必要があります。水槽にフタをして密閉するようにしましょう。

MEMO
見た目を許せるならサランラップが一番簡単です。

適度な温度管理

水草の成長は温度の影響も強く受けます。
低温過ぎても高温過ぎても良くありません。
15℃~30℃以内になるようエアコン等でコントロールしましょう。

MEMO
暑いと蒸れてしまって水草が枯れてしまうことがあります。夏場はフタを少し開けて熱が籠らないようにしましょう。

空気の入れ替え

観葉植物を育てている方はご存知かもしれませんが、植物は新鮮な空気が大好きです。一日に一度、フタを開けて霧吹きを全体にかけてあげましょう。

水は張らない

湿度は保た無いとダメですが、水が溜まると藍藻の発生原因になってしまいます。

基本的に水位は
「0cm」
にしましょう。

霧吹きを日々続けていると、どんどん水が溜まっていきますのでエアーチューブ等を使って水を抜くようにしてください。
ミスト式で立ち上げる場合は藍藻対策は覚えた方が良いですよ。
詳しくはこちらを読んでください。
藍藻を駆除する方法へ飛ぶ

メリット、デメリット

・メリット解説
なんと言っても水を換えなくて良いのは楽ちんです。
そして苔の一番出やすい立ち上げ時に苔の事を考えること無く進められるのはストレスフリーですよ。
水を張るまではCO2添加不要なのでおサイフにも優しいです。
レイアウト面では底床で作った斜面に水草が根を下ろしてから水を張れるので「盛土」を維持しやすい事、コケの活着が簡単というのも大きなメリットです。

メリット
  • 水換え不要
  • 苔対策不要
  • CO2添加不要
  • 急斜面を維持しやすい
  • コケの活着が楽


デメリット解説

空気を管理して温度管理しなければならないので、真夏と真冬はエアコン管理が必要です。前述の通り、水草の成長スピードを考えると
15℃~30℃
程度で管理したいです。
気温を考えると4月~6月、9月~11月の間で立ち上げられると良いですね。

基本的にミスト式で立ち上げられる水草は「前景草」のみです。
背の高い水草はあまりキレイに育たないので注意しましょう。
ロタラ、ルドウィジア、ハイグロ等の有茎草は不向きです。
それらを組み合わせレイアウトする場合は
①前景草のみミスト式で立ち上げる
②水を張る1週間前程度に背の高い水草を植える
③水を張る
という順序で立ち上げると良いでしょう。

注意
水中でしか成育出来ない水草もあります!

ミスト式の環境は藍藻にとってベストコンディションに近い環境です。
藍藻と聞くと「対処不能」なイメージですが、実は必ず退治できる方法がありますのでご心配なく!

水を張らずに水槽を立ち上げるので、生体を入れることができません。
今管理している水槽をリセットしてミスト式で立ち上げる場合、生体達の行き場を用意しなければなりません。複数台水槽を管理されている方なら簡単に対処出来るのですが。。。

今ある水槽を空にしてもう一度作る作業のことです。「大掃除」「リメイク」等とも呼ばれることがあります。
デメリット
  • 温度管理が難しい
  • 不向きな水草がある
  • 藍藻がでやすい
  • 生体を入れるまで時間がかかる

元気

デメリットは基本的に簡単に対処出来るので、あまり深刻に考えないくても良いと思います。それよりも「水換え不要」「苔対策不要」のメリットが素敵すぎます!

よくあるトラブルQ&A

私が良くお答えしているQ&Aをまとめてみました。
初心者の方は目を通しておくと良いでしょう。

水草が育たないよ

温度はチェックしていますか?

15℃~30℃以内になっていないとダメですよ。
低温では極端に成長スピードが遅くなります。
高温では枯れてしまうかもしれません。


水草が溶けちゃった

換気はしていますか?

空気が淀んでいると水草に病気が発生することがあります。
また、暑い時期に熱がこもると蒸れてしまって溶けて枯れてしまうことがあります。
溶けた水草の汁みたいなのが他の水草に付くと伝染してどんどん溶けていくので、ダメになった水草はすぐに処分しましょう。

MEMO
夏場は少しフタに隙間を開けて熱がこもらないようにすると良いです。

水草がカラカラに干からびちゃった

フタをしましょう

水槽にフタをして湿度を保ちましょう。
水槽の内側が結露して中が見えないくらいの感じが目安です。
市販されている水槽用のフタは密閉出来ないものがほとんどなので、サランラップ等で隙間を埋めるようにすると良いです。


白いモヤモヤしたものが出てきた

多分、カビです

大きな害はありませんが水草に付くと溶けてしまうことがあるので、水草に付いていたら取り除いてください。
何か養分になるものがあるとカビが出てきます。石、流木、水草はよく洗ってから使用するとある程度防げますよ。
たくさん出てきて対処が大変なら水を張ってしまいましょう。水中ではあまり問題になりません。ヤマトヌマエビ等のお掃除屋さんがいれば食べてくれますよ。

MEMO
組織培養の水草についてくるゼリーみたいなものはカビの原因になるので取り除くようにしましょう。

藍藻が出た

そうですね

水位は0cmですか?水が溜まっていると藍藻がでますよ。

ミスト式の環境は藍藻にとって天国に近いです。
やつらはどこにでもいるので適した環境下では大きく成長してしまいます。目に付くところはソイルごと抉り取る、水草を処分する等して対処しましょう。
実は薬品を使うと簡単に対処できます。水草水槽を楽しむなら藍藻とは長い付き合いになるので対処法をマスターしておきましょう。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
藍藻を駆除する方法 【これで解決】藍藻を確実に駆除する方法


どれくらいの期間ミスト式してればいいの?

2週間~1か月間程度がオススメです。

基本的に水草が根付く、活着するまでミスト式で管理すれば良いと思います。
あまり長期間ミスト式で管理してもメリットは少ないと思いますよ。

長期間になればなるほど藍藻のリスクが増しますよ。


肥料はあげなくていいの?

あげなくていいです

基本的にあげないほうが問題が少ないでしょう。
もし、長期に渡ってミスト式で管理するようでしたら、肥料が無いと水草が調子を崩してしまうので霧吹きの水に混ぜるようにして与えましょう。
規定量の10分の1程度の極少量で良いです。

まとめ

ミスト式は難しい立ち上げ時期を簡単にしてくれる素晴らしい方法だと思います。特にこれから水草水槽を始められる方はぜひ、ミスト式で立ち上げてみてください。
ただし、藍藻対策はマスターしておいた方が良いでしょう!

元気

自宅で作るコンテスト用の水槽はミスト式で立ち上げていますよ。

2 COMMENTS

アバター 渡辺

いつも拝見させて頂いています。
質問ですが、ミスト式で養分少なめのプラチナソイルorパワーサンド+プラチナソイルで水草は育ちますか?

よろしくお願いします。

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アバター 轟 元気

渡辺さん、コメントありがとうございます。

どちらの使い方でも育てることが可能です。
肥料は必要な分を後から追加することができるので、底床内の養分が少なくても後で調整することが可能ですよ。

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