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【水草水槽の立ち上げ】「ミスト式」で立ち上げる方法 ーメリット、デメリットを詳しく解説ー

本記事では水草水槽を「ミスト式で立ち上げる方法」を詳しく解説します。

「ミスト式」の登場により簡単に水草水槽が立ち上げられるようになりました。まだまだ一般的な方法ではないですが素晴らしい方法ですので、皆さんにぜひ知っていただきたいです。

「ミスト式は何か?」「ミスト式のメリット、デメリット」「管理方法」など初心者の方にも分かりやすく解説していきますので、ぜひ読んでみてください。

水槽をセットしてから環境を安定させるまでのことを指します。環境が安定した水槽のことを「立ち上がった水槽」と表現することもあります。大体セット後1ヶ月程度が立ち上げ期間です。環境が不安定なため、苔の発生、生体への負担等のリスクが大きく、水槽管理で最も難しい期間です。

「ミスト式で立ち上げる」とは?

一言でいうと

①水槽のセッティグをしたら水を入れずにそのまま水草を育てる
②ある程度育ってから水を入れる

という方法です。

イメージとしては水槽を「温室化」して水草を育てていきます。
※水草は陸上でも育てることが出来ます(例外もありますが)

従来の方法と大きく違う点がこちら。

  • 水を張らない
  • 水上葉、半水中葉で水草を育てる

大体、2週間~1か月間程度ミスト式で管理を行い、その後、水を入れて通常の水槽のように管理すると良いですよ。

元気

基本的にメリットの方が大きいです。これから水草水槽を始める方は「ミスト式」での立ち上げを強くオススメします。

ミスト式の「メリット、デメリット」

メリット
  •  換水不要
  •  苔対策不要
  •  CO2添加不要
  • 底床のラインを維持しやすい
  • コケの活着が楽
  • 水草が育てやすい(不向きなものもある)
デメリット
  • 温度管理が大変(時期による)
  • 藍藻が生えやすい
  • カビが生えやすい

メリット解説

・換水不要

水を張らないので換水の必要がありません。

ミスト式の1番のメリットかもしれませんね。


・苔対策不要

水を張らないので苔が生えません。

そのため、苔対策そのものが要りませんよ。

※藍藻だけは生えやすいので注意が必要ですが


・CO2添加不要

空気からCO2を吸収するため、CO2添加が不要です。

ミスト式で管理している間はガス代が節約出来ますよ。


・底床のラインを維持しやすい

水が無いため、「盛り土」のラインを維持しやすいです。

急角度で盛った場合でも、水草が根を張るまでミスト式で管理すれば、ずっと崩れづらいです。

元気

高く盛り土をするならミスト式がマストです!

・コケの活着が楽

通常、コケを活着させるためには「巻きつける」「接着する」などの方法が必要ですが、ミスト式で管理するなら、しばらく石や流木の上に「乗せておくだけ」で活着させることが出来ます。

※活着力の弱いコケは従来通り固定しましょう

「活着できる水草一覧」へ飛ぶ

・水草が育てやすい

水草は根を下ろし、体を固定するまでの間、成長がストップします。

根を張るまでミスト式で管理することで、水を張った直後から水草が成長を始めるため苔に負けづらいですよ。


デメリット解説

・温度管理が大変(時期による)

水草の成長は温度に左右されます。

そのため、真冬と真夏はエアコンを使って室温をコントロールする必要があります。

4月~6月、9月~11月は管理しやすいので、ミスト式での立ち上げに向いている時期です。


・藍藻が生えやすい

ミスト式の環境は藍藻にとって「ベストコンディション」です。

必ず藍藻対策をマスターしたうえでミスト式にチャレンジしましょう。

幸い、藍藻対策は簡単です。魚病薬「グリーンFゴールド顆粒」を使えば対処可能ですよ。詳しくはこちらの記事をお読みください。


・カビが生えやすい

ミスト式の環境はカビにとってもベストコンディションです。

カビが生えると水草が枯れてしまうので、見かけたらすぐに取り除くようにしましょう。

アクアテラリキッド
「GEX アクアテラリキッド」

こちらの商品を毎日シュッシュッしていただくとカビ予防に効果大です。予防するに越したことは無いのでミスト式で立ち上げるなら予め準備しておきましょう!

参考 アクアテラリキッドGEX

ミスト式を管理する5つのポイント

  1. 湿度管理
  2. 温度管理
  3. 空気の入れ替え
  4. 水は張らない
  5. 期間

湿度管理

水草は乾燥に弱いので湿度を高く保つ必要があります。水槽にフタをして密閉するようにしましょう。

MEMO
見た目を許せるならサランラップが一番簡単です。

温度管理

「水草の成長は温度の影響も強く受けます」
低温過ぎても高温過ぎても良くありません。

・15℃~30℃以内

になるようエアコン等でコントロールしましょう。

春と秋にならエアコンを使わなくても大丈夫なので、ミスト式の立ち上げに向いている時期ですね。

MEMO
暑いと蒸れてしまって水草が枯れてしまうことがあります。夏場はフタを少し開けて熱が籠らないようにしましょう。

空気の入れ替え

観葉植物を育てている方はご存知かもしれませんが、植物は新鮮な空気が大好きです。一日に一度、フタを開けて霧吹きを全体にかけてあげましょう。

水は張らない

湿度は保た無いとダメですが、「水が溜まると藍藻の発生原因になってしまいます。

基本的に水位は
「0cm」
にしましょう。

霧吹きを日々続けていると、どんどん水が溜まっていきますのでエアーチューブ等を使って水を抜くようにしてください。

ミスト式で立ち上げる場合は藍藻対策は覚えた方が良いですよ。
詳しくはこちらを読んでください。
藍藻を駆除する方法へ飛ぶ

期間

・2週間~1か月間程度

が目安です。

水草が根付き、新しい葉を展開するようになったら水を張りましょう。

あまり長期間ミスト式をしてもメリットは少ないですよ。

ミスト式に向いている水草

こちらの水草はミスト式での管理に向いていますよ。

それぞれ水草図鑑へのリンクになっていますので、どんなものがあるか探してみてくださいね。

MEMO
有茎草は必ず短く切ってから植えるようにしましょう。長いままでは倒れてしまうなど、あまりキレイに仕上がりません。どうしても長いままで使いたい場合は水を張る直前に植えましょう。

基本的に「組織培養カップ」で販売されている水草はミスト式での管理に向いています。

もし、水草の選択に迷ったら組織培養カップの水草の中から選ぶと良いでしょう。

不向きな水草

このようなタイプはミスト式での管理に不向きです。

バリスネリアの仲間やアナカリスの仲間など水中葉しか持たいない水草は向いていません。

また、「向いてる水草」であったとしても水中葉なのであればミスト式では使わないほうが良いでしょう。

元気

水が無いと萎れてしまいます!

 

よくあるトラブルQ&A

私が良くお答えしているQ&Aをまとめてみました。
初心者の方は目を通しておくと良いでしょう。

水草が育たないよ

温度はチェックしていますか?

15℃~30℃以内になっていないとダメですよ。
低温では極端に成長スピードが遅くなります。
高温では枯れてしまうかもしれません。


水草が溶けちゃった

換気はしていますか?

空気が淀んでいると水草に病気が発生することがあります。

また、暑い時期に熱がこもると蒸れてしまって溶けて枯れてしまうことがあります。溶けた水草の汁みたいなのが他の水草に付くと伝染してどんどん溶けていくので、ダメになった水草はすぐに処分しましょう。

植え込んだ直後の場合、植替えのストレスから溶けてしまう場合があります。ある程度は仕方のないことですので、諦めて取り除きましょう。

MEMO
夏場は少しフタに隙間を開けて熱がこもらないようにすると良いです。

水草がカラカラに干からびちゃった

フタをしましょう

水槽にフタをして湿度を保ちましょう。

水槽の内側が結露して中が見えないくらいの感じが目安です。市販されている水槽用のフタは密閉出来ないものがほとんどなので、サランラップ等で隙間を埋めるようにすると良いです。


白いモヤモヤしたものが出てきた

恐らく、カビです

大きな害はありませんが水草に付くと溶けてしまうことがあるので、水草に付いていたら取り除いてください。

何か養分になるものがあるとカビが出てきます。石、流木、水草はよく洗ってから使用するとある程度防げますよ。

アクアテラリキッド
「GEX アクアテラリキッド」を使うことである程度カビを予防することが出来ます。毎日一度シュッシュッとすればOKですよ。

たくさん出てきて対処が大変なら水を張ってしまいましょう。カビは水中ではあまり問題になりません。ヤマトヌマエビ等のお掃除屋さんがいれば食べてくれますよ。

MEMO
組織培養の水草についてくるゼリーみたいなものはカビの原因になるので取り除くようにしましょう。


藍藻が出た

そうですね

水位は0cmですか?水が溜まっていると藍藻がでますよ。

ミスト式の環境は藍藻にとって天国に近いです。やつらはどこにでもいるので適した環境下では大きく成長してしまいます。目に付くところはソイルごと抉り取る、水草を処分する等して対処しましょう。

実は薬品を使うと簡単に対処できます。水草水槽を楽しむなら藍藻とは長い付き合いになるので対処法をマスターしておきましょう。詳しくはこちらの記事をお読みください。
藍藻を駆除する方法 【これで解決】藍藻を確実に駆除する方法


どれくらいの期間ミスト式してればいいの?

2週間~1か月間程度がオススメです。

基本的に水草が根付く、活着するまでミスト式で管理すれば良いと思います。あまり長期間ミスト式で管理してもメリットは少ないと思いますよ。

長期間になればなるほど藍藻のリスクが増します。


肥料はあげなくていいの?

あげなくていいです

基本的にあげないほうが良いです。

底床が砂利など肥料がまったく無い環境の場合は水草が育ちませんので、霧吹きに肥料を混ぜて与えましょう。

規定量の10分の1など極少量で大丈夫ですよ。

まとめ

今回は「ミスト式で立ち上げる方法」を詳しく解説しました。

ミスト式は難しい立ち上げ時期を簡単にしてくれる素晴らしい方法だと思います。特にこれから水草水槽を始められる方はぜひ、ミスト式で立ち上げてみてください。

ただし、藍藻対策はマスターしておいた方が良いでしょう!

元気

自宅で作るコンテスト用の水槽はミスト式で立ち上げていますよ。

2 COMMENTS

アバター 渡辺

いつも拝見させて頂いています。
質問ですが、ミスト式で養分少なめのプラチナソイルorパワーサンド+プラチナソイルで水草は育ちますか?

よろしくお願いします。

返信する
轟 元気 轟 元気

渡辺さん、コメントありがとうございます。

どちらの使い方でも育てることが可能です。
肥料は必要な分を後から追加することができるので、底床内の養分が少なくても後で調整することが可能ですよ。

返信する

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