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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
今回の水草レイアウトステップアップガイドは「機材のセッティング」を解説します。
いよいよ水槽を使って実際にレイアウトを作っていくのですが、その前に機材をセットしちゃいましょう。
機材は綺麗なレイアウトを作るために欠かせないものですが、見た目の邪魔になってしまうものでもあります。
最初にきっちり場所を作ってセットすることで、後で機材を隠しやすくなりますよ。
画像、動画などを交えながら初心者の方にも分かりやすく進めていきますので、安心してご覧ください。
本講座、次回講座をまとめた動画もご用意しました。
実際に作業をする際はこちらも併せてご覧になるとより理解が深まります!
カテゴリ | 商品名 | 参考価格 |
---|---|---|
水槽 | GEX グラステリア300 | 2000円程度 |
ライト | ゼンスイ マルチカラーLED300 | 7000円程度 |
フィルター | テトラ オート ワンタッチフィルター AT-30 | 1800円程度 |
ヒーター | エヴァリス プリセットオートヒーターAR50 | 2500円程度 |
水温計 | エヴァリス きっちり計れる水温計ミニ | 400円程度 |
CO2添加キット | ADA CO2アドバンスフォレスト | 16000円程度 |
底床 | JUN プラチナソイル パウダー3L | 1200円程度 |
実際にこちらの機材を使用して水草レイアウトを作っていきます。
どれも手に入れやすく初心者の方でも十分に取り扱えるものを選びました。
価格よりも「扱いやすさ」「不具合の少なさ」など、なるべく失敗しないということを重視して選定しています。
取り扱いしづらいものを使って美しい水草レイアウトを作ることはちょっと難易度が高いです!
「幅30cm×奥行20cm×高さ25cm」と扱いやすいサイズ感かつコストパフォーマンスに優れた水槽です。
このサイズ感としては恐らく日本で1番流通しているので取り扱い店舗も多く手に入れやすいですよ。
ADAというメーカーのガラス水槽はとても透明度が高く美しいです。
他のメーカーの水槽と比べると割高ですが、美しさにこだわりたいならぜひご検討ください!
※ADA製品は「ADA特約店」でしか購入できませんのでご注意ください
幅30cm×奥行20cm×高さ25cmサイズの水槽なら「1台で水草育成に十分な光量」という優秀なライトです。
スッキリとした黒いボディーは見た目も悪くないですよ。
とても明るくRGBというタイプのLED球を使っているため発色が抜群に良いライトです。
スマートフォンなどに専用アプリをダウンロードすることで光量をコントロールできます。
30cmクラスの水槽なら80~100%程度にすると使いやすいです。
また、点灯時間のコントロールをすることもできますので、自動でライトのON/OFFができます。
水槽に引っ掛けて使う「外掛式フィルター」です。
様々なタイプのあるフィルターですが設置、メンテナンスが簡単なので初心者の方向けです。
今回使うGEX グラステリア300を使い水草水槽を作るのに十分なろ過能力を持っていますので、安心してご利用ください。
- GEX aquarista Ga SLIM FILTER PRO
- GEX aquarista Ga POWER CUSTOM FILTER M
こちらの2つも今回の水槽におすすめです。
どちらも使いやすく取り扱いも簡単です。
本体が薄いので設置スペースが少なくて済むのがポイント!
ろ材スペースが大きく環境に合わせて追加のろ材を足せる拡張性の高さがポイント!
水温を感知して寒くなると26℃(±1.5℃)まで温めてくれるオートヒーターです。
セットして電源を入れるだけで後は自動で水温を感知してON/OFFします。
水温をチェックするための水温計です。
万が一、ヒーターなどの水温管理用品が壊れた時に備えて水温をチェックできると安心です。
高圧ボンベを使用したCO2添加キットです。
小型CO2添加キットの中では最も高価な部類ですが、その分故障・不具合が少ないです。
ボンベ交換、CO2添加量の微調整などの作業性も良いので初心者の方こそ品質の良い商品をおすすめしています。
こちらの「DOOA CO2システムキット」もおすすめです。
ADA CO2アドバンスフォレストと同様に故障・不具合が少ないので初心者の方でも安心して取り扱えます。
見た目のお好みでどちらか選ぶと良いでしょう。
ソイルと呼ばれる土を焼き固めたものです。
これを水槽に敷き水草を植えます。
プラチナソイルは含まれている養分が少ないため「濁り」「藻類の大量発生」などのトラブルが少なく初心者の方でも使いやすいソイルです。
養分が少ないことから水草の成長は緩やかですが、それよりも水槽環境が落ち着かない時に発生するトラブルが少ない方がメリットが大きいと考えています。
養分は肥料として液体タイプ、固形タイプのものが後から追加できますので、十分に環境が整ったら追加するのでも十分に間に合います。
まずはざっと手順を見ていきましょう。
後ほど1つずつ詳しく解説していきます。
- 直射日光の当たらない場所
- 水平を維持できる場所
- 重さに耐えられる場所
こちらの3点を満たすところに水槽は設置しましょう。
太陽光が当たると高水温からのトラブル&藻類が生えやすくなります。
今回の水槽だと諸々含めて20キロ程度あると考えたほうが良いでしょう。
そのため、水平かつ重さに耐えられる場所に設置してください。
- バックスクリーンを貼る
- クッションマットを水槽に貼る
今回は背面に黒いバックスクリーンを貼りました。
バックスクリーンがあると水槽の裏側が見えなくなるので、配管・配線などを隠すことができます。
また、水槽に付属するクッションマットを水槽下に両面テープで貼りました。
こうすることで水槽を設置する際にクッションマットがズレてイライラすることが無くなりますよ!
それぞれ別記事で貼り方など画像をたくさん使い分かりやすく解説していますのでぜひご覧ください。
ざざっとソイルを入れていきます。土入れがあると便利です。
プラチナソイル3Lのうち、2.7Lくらいを入れています。
余ったソイルは取っておきましょう。
手前1cm、奥6cm程度になるようにならします。
見映えに大きく影響するので丁寧に真っ直ぐならしましょう。
画像では「藻類取りスクレーパー」を使ってならしていますが、硬くて真っ直ぐなものなら代用できます。
底床の敷き方は動画でも解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
使わなくなったカードなどでもならせますよ。
こんな感じで電源コードが右側へくるようにしましょう。
ヒーターはソイルの上ギリギリにくるように設置しましょう。
ご覧のとおり、かなり目立ちます。
悪目立ちしてしまうのでレイアウトしながら隠していくわけですが、端っこに寄せていないと隠しずらいです。
今回は右側に寄せましたが、場所は使用機材・レイアウトによって変わってきます。慣れてくると逆算して隠しやすい場所が分かるようになりますよ!
フィルターもヒーター同様、右側に寄せて設置しましょう。
AT-30はポンプとパイプが目立つフィルターです。
構造上、右側にポンプとパイプがくるので右に寄せ隠しやすくするというわけです。
この時、ヒーターのコードをパイプで隠すようにするとさらにスッキリした見た目になります。
「機材類はなるべく隠す」これは美しい水草レイアウトを作る大事なポイント!
今回使うフィルターATシリーズは取り扱いが簡単です。
基本的に説明書通りに使えば問題ありませんよ。
ここでは特にご質問の多い部分を解説します。
ストレーナーはポンプに接続します。
「延長パイプ」も付属しますがこちらは今回使いません。
つまみのような謎の部品はフィルターケース下部の穴に差し込みましょう。
これは回して調整することでフィルターの位置を調整するための部品です。
言葉で説明するのが難しいのですが、設置した後にいじってもらえればなんとなくこいつの効果が分かります。
ろ材パックは軽く水道水で洗ってフィルターケースに入れましょう。
こちらのフィルターパックは1~3ヶ月程度で交換します。
交換方法、タイミングなどはこれからの講座で詳しく解説していく予定です。
水槽デザインによっては先にレイアウトをしてから機材をセットすることもあります。
ただしそれには
- 機材の設置場所を逆算しながらレイアウトを組む
- 機材の設置場所を無視してレイアウト最優先で組む
こちらのどちらかになります。
私は機材は「見えないこと」が綺麗なレイアウトを作る上で大切だと考えています。
そのため、レイアウトを先に作ってから機材をセットするのは難易度が高いですよ。
慣れないうちは、まず機材をセットする場所を確認しそれからレイアウト作業に入るほうが結果として綺麗なレイアウトになりますよ。
- 本講座では取り扱い、入手がしやすい30cm水槽を使って水草レイアウトを作る
- 水槽は直射日光が当たらない場所に置く
- 水槽は水平な場所に置く
- 今回の水槽の重さは20キロ程度、重さに耐えられる場所に置く
- ソイルは手前1cm、奥6cm程度になるように敷く
- ソイルは真っ直ぐにならす
- 機材類は隠しやすいようになるべくまとめる
さあこれで機材のセッティングが終わりましたので実際のレイアウト制作に入ります。
流木の配置や水草の植え込みなど楽しい作業の始まりです。
次回も丁寧に解説しますのでぜひご覧ください!
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