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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「強い光が苦手な水草」を解説します。
暗い環境でも育つと聞いていたのに綺麗に育たない。
なんてことはありませんか?
それ、もしかしたら強光障害かもしれません。
昔は「ライトは明るければ明るいほど良い」と言われていましたが、最近のライトは強力なものが多く、明る過ぎて綺麗に育たないケースが目立つようになりました。
特に現地で暗めの環境に生えている水草は強光障害になりやすいので注意が必要です。
初心者の方にも分かりやすく解説しますのでぜひご覧ください。
こちらのグループの水草は明る過ぎると調子を崩しがちです。
枯れてしまうわけではありませんが、綺麗に育たなくなってしまいます。
これらの水草を綺麗に育てるならライト選びに注意すると良いです。
陰性水草と呼ばれるタイプは強い光が苦手なものが多いので注意しましょう。
丈夫なシダの仲間。明る過ぎると色が抜けたような灰色になります。
明るすぎると綺麗に育たない水草の代表種。もともと林床に生えているからか暗めの環境の方が綺麗に育ちます。
コケの仲間は光が強すぎると茶色~灰色のような感じになります。葉のフサフサ感もなくなります。
強光障害で葉先が灰色になったミクロソラム。
根本の方は葉の影になっていたので普通の色をしています。
強光障害で茶色くなったウィローモス。
水面付近にある茂みなのでもろに葉焼けしています。
レイアウトを工夫しましょう!
有茎草、前景草など、明るい環境を好む水草と同時に育てるならレイアウトを工夫するのがおすすめ。
- 石や流木の影になる部分に配置する
- 大きな水草の影に配置する
など、光がある程度遮られる場所に配置すると良いでしょう。
好む光量が違う水草を同時に育てるときは、より明るい環境を好む水草に合わせてライトを選びます。
そしてレイアウトで光が当たる量を調整するようにすると良いですよ。
水槽サイズ | 丈夫な水草 | 本格水草水槽 |
---|---|---|
30cm | 350lm程度 | 700lm程度 |
45cm | 1000lm程度 | 2000lm程度 |
60cm | 1500lm程度 | 3000lm程度 |
90cm | 3000lm程度 | 6000lm程度 |
120cm | 4000lm程度 | 8000lm程度 |
180cm | 6000lm程度 | 12000lm程度 |
こちらが水草育成に必要な光量をまとめた表です。
強い光が苦手な水草を育てるなら「丈夫な水草」の光量で十分綺麗に育ちます。
明るい環境を好む水草と組み合わせてレイアウトする場合は「本格水草水槽」の光量を参考にライトを選び、あまり明るくない場所に配置するのがおすすめです。
水草水槽におすすめのライトはこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
- 蛍光灯
- メタルハライドランプ(メタハラ)
- LED
それぞれ使用してきましたが、強光障害になったのはメタハラとLEDです。
メタハラはかなり強烈な光だったので感覚的に「これは葉焼けするな」と分かったのですが、LEDはそれほど明るくないライトでも葉焼けすることがある気がします。
これは波長など、いわゆる光の質に起因するのかもしれません。
とはいえ、時代はLED。
市場に出ている水草用ライトはほとんどがLEDですから、バランスの良いライトを選ぶことが大切です。
明る過ぎても良いことないので丁度よいライトを選びましょう!
今回は「強い光が苦手な水草」を解説しました。
パッと見た目で選ぶと明るいライトの方が見栄えが良いのでついつい選んでしまいがちですが、光が強すぎても綺麗に育たないことがあります。
水槽に見合った適度な明るさのライトを選びましょう!
何事もほどほどが良いということです!
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