【30秒診断】水草が育たない原因をチェック!

【水草水槽向け】pHと硬度を下げる方法

pHと硬度を下げる方法

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本記事は水草水槽向けに「pHと硬度を下げる方法」を解説します。

水草水槽は「pH6.5以下」にすることで様々な要素が上手く回るようになります。

ですが、「使用機材」「お住いの地域の水道水の水質」などの影響で「pHが下がりずらい場合」があります。

pHが下がらない場合、もしかしたら硬度が高いのかもしれません。

努力をしてもpHが下がらないのであれば、硬度を下げる努力をしましょう。

初心者の方にも分かりやすいよう、「pHと硬度」どちらの調整方法も丁寧に解説していきます。

水質調整が上手くいかずキレイに水草が育たないケースはとても多いので、この記事を見てぜひ「水草水槽の水質調整」をマスターしてください!

水質関連の用語

本記事では、pH、硬度など水質に関わる専門用語が出てきます。

各用語についてはこちらの記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

初めに知って欲しいこと

水草のエンジンを入れること
pHを6.5以下を目指す
水草がCO2、肥料が効率よく使えるようになる
水草がカルシウム、マグネシウムなどのミネラル分を吸収
ミネラル分が少なくなり硬度が下がる
硬度が下がった結果、pHが下がりやすくなる
より水草がCO2、肥料が効率よく使えるようになる
以下、ループ

水草水槽に最適なpHは

5.5~6.5

です。

そして、水草水槽における水質調整の意義は

水草のエンジンを入れること

です。

水質をpH6.5程度に維持できれば、様々な要因が水草に有利に働くようになるので水草のエンジンに火が入ります。

火が入りサイクルが回り始めれば、水草自体が硬度を下げてくれるので自然とpHが下がりやすい環境になりますよ。

硬度を構成するカルシウムとマグネシウムは「水草の必須栄養素」です。

そのため、pH6.5以下にし、CO2を使いやすく、肥料の吸収効率をすることで水草自身が「カルシウム」と「マグネシウム」をより吸収するようになります。

結果、さらに硬度が下がりやすくなるため、結果としてpHも下がりやすくなり水草自身が生活しやすい環境になるというわけです。

元気
元気

水草がトップギアに入る環境を作ることができたなら、あとは水草自身の水質調整能力により管理がグッと楽になります。

調子の良い水槽がトコトン調子が良い理由はここにありますよ!

pH、硬度を下げる理由

pHを下げる理由

  • CO2が吸収しやすくなる
  • 肥料の吸収効率があがる

こちらの2つがpHを下げる理由です。

水草水槽の場合、なるべくpH6.5を下回るように調整するようにしましょう。

なるべくpH6.5以下にすることで「CO2、肥料を吸収しやすく」なりますよ。

なぜ吸収しやすくなるかはこちらの記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。

元気
元気

必ずpH6.5以下にしなければならないわけではありません。弱酸性なら概ね調子の良い水草水槽が作れるはずです!

硬度を下げる理由

  • pHが下がりやすくなる
  • 硬度が高いと調子を崩す水草がある

こちらの2つが硬度を下げる理由です。

硬度が高いとpHが下がりづらくなってしまいます。

また、硬度が低い地域に生息している一部の水草は硬度が高いと調子を崩してしまいます。

ホシクサの仲間など、ほとんど硬度が無い水質を好む水草もいることを覚えておくと良いでしょう。

しかし、多くの水草は多少硬度が高くても大丈夫です。

「硬度が高い」ということが直接的に調子を悪くするわけではありません。

硬度が高いとpHが下がりづらくなるので結果としてキレイな水草水槽ができないのです。

硬度とは水中の「カルシウム分」と「マグネシウム分」のことです。

GH、THなどで表記されます。

詳しい説明は省きますが、これらが多くある水はアルカリ性になりやすく、pHが下がりづらい傾向があります。

まずはpHが下がりやすい環境をつくることが大切

  • pHを上げるものを使わない
  • 硬度を上げるものを使わない

pHを下げる時はまず、水槽内にpH降下を邪魔をするものを入れないのが鉄則です。

「pHを上げるもの」「硬度を上げるもの」があると、pHを下げるのが大変です。

場合によってはどんなに努力してもpHが下がらないことがありますので注意しましょう。

pH、硬度を上げるもの

  • カキ殻などの貝殻
  • 一部のろ材
  • 一部の底床
  • 一部の石
  • 一部の活性炭

これらが主なpH、硬度を上げる原因になるものです。

なるべく水槽に入らない(少なくなる)ようにしましょう。

カキ殻などの貝殻

貝殻
貝殻

貝殻は基本的に「炭酸カルシウム」でできています。

牡蠣殻は特にろ材として使用されますが、硬度を大きく上昇させますので注意しましょう。

また、水槽内で発生するスネールを取り除くようにすると、「炭酸カルシウム」を取り除くことになるので結果として硬度、pHの上昇を抑えることができますよ。


一部のろ材

ろ材の中にはpH、硬度を上昇させる機能があるものがあります。

また、「水質に影響は無い」などと記載されているものでもpH、硬度を上昇させるものがありますよ。

ろ材は見落としがちですが、ケチらず良いものを使うようにしましょう。

こちらで外部フィルター向けのおすすめろ材を紹介しています。

興味のある方はぜひご覧ください。

元気
元気

フィルターにおまけでついてくるようなろ材は特に注意が必要です!


一部の底床

サンゴ砂
サンゴ砂

底床は「底床材自身がpH、硬度を上げるもの」「貝殻などが混入してpH、硬度を上げるもの」があります。

とくに海で採取された底床(大磯砂など)には貝殻や海由来の成分が多く付着しているため注意が必要です。

そのような底床は「酸処理」をすることで硬度を上げる成分を取り除くとこができるので、水草水槽で使う場合は予め処理をしましょう。

またこちらの記事で水草水槽におすすめの底床をまとめてあります。

すべて私が試しておすすめできると感じたものばかりですので、きっとお役に立つはずです!

【2020年版】私が水草水槽にオススメする底床 ー実際に使って確認していますー

一部の石

青龍石系の石
龍王石系の石

「ADA龍王石系の石」「サンゴ岩」など一部の石は硬度を上げます。

これらが大量に水槽内にある場合、通常の方法では硬度を下げるのが難しいほどにあげますよ。

また、ソイル、pH降下剤などの酸に反応して成分が溶け、さらに硬度を上げてしまうので負のスパイラルに陥りやすいです。

硬度を強く上げる石を使う場合、硬度を下げる方法で必ずフォローするようにしましょう。

石はものによって水質に与える影響が大きく変わります。

こちらの記事で石ごとの水質変化などのデータをまとめていますので、興味のある方はぜひご覧ください。


一部の活性炭

ブラックホール
キョーリン ブラックホール

藻類、臭い、濁り予防に効果的な活性炭ですが、実はpHを上げてしまいます(そこまで上げませんが)。

特に骨を原料にしている活性炭(骨炭と呼ばれます)はpHを強くあげますので注意が必要ですね。

私がよく使うの活性炭は「キョーリン ブラックホール」ですが、こちらは規定量の3倍程度使用してもそれほどpHを上げないので使いやすいですよ。

元気
元気

活性炭は藻類予防に効果があるので上手に使いましょう!

pHを下げる方法

まずはpHをチェックする

  • テトラ テスト ペーハートロピカル試薬(5.0ー10.0)
  • マーフィード エコ・ペーハーDUO

まずはこれらを使い水槽のpHをチェックしましょう。

できることならエコ・ペーハーDUOなどのデジタルpHメーターを使うのがおすすめです。

テトラ テスト ペーハートロピカル試薬(5.0ー10.0)

テトラ テスト ペーハートロピカル試薬(5.0ー10.0)
テトラ テスト ペーハートロピカル試薬(5.0ー10.0)

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ。

アバウトに酸性~弱酸性~中性~弱アルカリ性~アルカリ性と測れます。

水質検査のエントリーモデルですね。

初心者の方は水質を測るという感覚を掴むために使ってみるのも良いでしょう。

本格的な計るなら下記で紹介するデジタルタイプをおすすめします。私はもうこれを使っていません。


マーフィード エコ・ペーハーDUO

エコ・ペーハーDUO
マーフィード エコ・ペーハーDUO

デジタル体温計のような要領で、pHを0.1刻みで測ることが出来ます。

試薬タイプより簡単に計測でき、かつ正確な数値がでるので持っていて損は無いですよ。

大陸製の格安pH計(Amazonに出てる赤いやつとか)に浮気していた時期もありましたが直ぐに壊れてイヤな思いをしたので今はこれ一択です。

pHを下げる方法

  • ソイルを使う
  • pH降下剤を使う
  • 換水を控える

ソイルを使う

ADA アクアソイルアマゾニア
ADA アクアソイル アマゾニア

ソイルはpHを下げる最も簡単な方法です。

ただ水槽に敷くだけで弱酸性の水質を作ることができます。

しかし、ソイルの水質調整能力はずっと続くわけではありません。

ソイルによってマチマチですが、1ヶ月~3ヶ月程度で切れてしまいますのでご注意ください。

注意
石を大量に使用している」「頻繁に換水をしている」等の条件でもっと短い期間で効果が無くなることもあります。


pH降下剤を使う

PHKHマイナス
テトラ PH/KHマイナス

pH降下剤「テトラ PH/KHマイナス」などを換水時に使うことでお手軽にpHを下げることができます。

規定量を水に入れるだけなので慣れると簡単に作業できるようになります。

換水時の使用手順はこんな感じです。

水道水のpHを計る
エコ・ペーハーDUO
マーフィード エコ・ペーハーDUO

「マーフィード エコ・ペーハーDUO」などのpHメーターを使って水道水のpHをチェック

pH降下剤を入れる
PHKHマイナス
テトラ PH/KHマイナス

「テトラPHKHマイナス」を水道水に投入。

pH5.5~6.5になるようにすればOKです。

※ pHメーター を使ってチェックしながら行ってください。

水槽に入れる

pHを調整した水槽に入れて完了!

ポイント!
  • 「マーフィード エコ・ペーハーDUO 」などのpHメーターでpHをチェックしながら作業しましょう
  • テトラ PH/KHマイナスの主成分は 「塩酸と硫酸」

換水を控える

水槽は何もしないでいると自然とpHが下がっていきます(場合によりますが)。

そのため、換水を控えることでゆっくりとではありますがpHを下げることができますよ。

pHとは「水素イオン濃度」のことなので、要するに水中の水素が多くなるとpHは下がります。

ろ過バクテリアの働きにより水が浄化される際には巡り巡って水素が生成されるのですが、それが蓄積することでpHが下がるのです。

換水をすると水槽中に溜まったものが排出され、水質は「水道水」に近づきます(水道水で換水した場合)。

地域の水道水の水質にもよるのですが、日本の場合「弱アルカリ性」「中硬水」の地域が多いです。

そのため、換水を頻繁に行うと水質が水道水に近づいてしまいます。

水槽内で水草などの働きで自然と硬度が下がる環境なら気にすることは無いのですが、そこまで水草にエンジンが入っていない場合はなかなか硬度が下がらず、さらに水草の育ちが悪くなるという悪循環に陥るかもしれません。

換水には藻類対策、ミネラルの追加など良い効果もたくさんあるので、控えるのは難しいかもしれませんが、「換水のやりすぎ」で調子を崩すことがあるということも覚えておくと良いでしょう。

特に水道水の水質に恵まれない方は要注意です。

元気
元気

現在、ほとんど換水をしなくても水草レイアウト水槽を維持できるところまできています。皆さんに体系化してお伝えできる日が来るよう努力しています!

硬度を下げる方法

まずは硬度をチェックする

  • テトラ テスト 総硬度試薬
  • ADA パックチェッカーTH(全硬度)
  • 共立理化学研究所 ドロップテスト(全硬度)
  • マーフィード エコ・TDSメーター

硬度をチェックするならこちらを使うのがおすすめです。

「テトラ テスト 総硬度試薬」「ADA パックチェッカーTH(全硬度)」はアクアリウムショップで手に入るので基本的にはこちらのどちらかがあれば十分ですよ。

テトラ テスト 総硬度試薬

テトラ テスト 総硬度試薬
テトラ テスト 総硬度試薬

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ。

水草水槽を管理するなら持っていたい測定キットですね。

このあと紹介する「ADA TH測定キット」の方が簡単に測定出来ますが、こちらの方がコスパは良いです。

どちらも「全硬度」を計ることに変わりはありませんのでお好みで選ぶと良いでしょう。


ADA パックチェッカーTH(全硬度)

ADA パックチェッカーTH(全硬度)
ADA パックチェッカーTH(全硬度)

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプ。

水草水槽を管理するなら持っていたい測定キットですね。

試験管と見るタイプよりも簡単に作業ができます。

その分、コスパが悪いので、「作業の手間」と「コスパ」を天秤にかけて選ぶと良いでしょう。


共立理化学研究所 ドロップテスト(全硬度)

レイアウトの石の水質変化を調べるために使ったものです。

「テトラ テスト 総硬度試薬」と同じGHを計るものですが、こちらのほうがより詳しく調べることができます。

安価ではありませんが

もっとしっかり硬度を計りたい!

継続してこれからの硬度を計る!

という方は検討してもよいでしょう。

元気
元気

完全に趣味の領域ですが(笑)


マーフィード エコ・TDSメーター

エコ・TDSメーター
マーフィード エコ・TDSメーター

TDSとは「水に溶けているものがどれだけあるか」という指標です。

デジタル体温計のような要領で、TDSを1刻みで測ることができます。

正直なところ、Amazonで他国製のかなり安いものも手に入るのですが、精度、故障の少なさからこちらを愛用していますよ。

TDSは正確に硬度を計ることはできないのですが、TDS100以下を目指せばだいたい軟水です。

MEMO
同じTDS100でも溶けている物質によって、大きく環境が違うということを覚えておきましょう。

硬度の目安

単位硬度の目安
GH6~7以下
TH100以下
TDS100以下

あくまで目安なのですが、こちらの数字以上なる硬度を下げるようにしましょう。

硬度を下げる方法

  • 硬度を下げるろ材を使う
  • 浄水器を使う
  • 植物に吸収させる

こちらの3つが硬度を下げるおすすめの方法です。

正直なところ、硬度を下げるのは簡単ではありません。

できることならなんとか「水草のエンジンを入れて」水草自体に硬度を下げてもらうのが理想ですよ。

硬度を下げるろ材を使う

ウォーターエンジニアリング リバース・グレイン
ウォーターエンジニアリング リバース・グレイン ソフト6.8

硬度を下げる優秀なろ材はほとんどありません。

現在、私が最もおすすめするのは「ウォーターエンジニアリング リバース・グレイン ソフト6.8」です。

使い方は簡単!フィルターの中に入れるだけ。

活性炭のようなイメージで水中のアルカリ成分を吸着して硬度を低下させることができます。

ピートモスみたいに水が茶色くならずに軟水化でき、一度吸着したものを離さないので安心して利用できますよ。ついでに藻類の予防にもなります。

高価なのがデメリット。

継続して使い続けるにはそれなりに予算が必要ですので、水草のエンジンが回りだすまでの間使用するなどの使い方がおすすめです。


浄水器を使う

NAウォーター
ADA NAウォーター
カチオンフィルター
ADA カチオンフィルター

水道に接続して使用することで「軟水」で換水を行うことができます。

NAウォーターのカートリッジを一つカチオンフィルターに交換することで軟水化作用を持たせることができる仕様です。

NAウォーター単体では軟水化作用はありませんので注意しましょう。

特に頻繁に換水をする場合におすすめです。水道水の硬度が高い地域にお住まいの方でも安心して換水を行えるようになりますよ。

接続方法などはこちらの記事で詳しく解説しましたので、興味のある方はぜひご覧ください。


植物に吸収させる

120cm水槽
120cmレイアウト水槽

水草を元気に育てるために硬度を下げたいのに変なお話しですが、水草自身にも硬度を下げる力があります。

硬度とはカルシウム、マグネシウムのことなのですが、これらは水草の必須栄養素でもあります。

そのため、元気な水草があればどんどん硬度は下がっていきますよ。

一度水草に適した水質になり水草のエンジンに火がつけば、水草自身が硬度を下げてくれますのであまり気にならなくなります。

また、陸上植物の方がよりカルシウム、マグネシウムを吸収するので「外掛けフィルター」などを工夫することで硬度下げるために利用することもできます。

外掛けフィルターを工夫する方法はこちらの記事でまとめてあります。

興味のある方はぜひご覧ください。

硬度を下げるのは大変なので、「硬度が高くても大丈夫な水草」でレイアウトするという方法もあります。

水草が元気に成長していれば、徐々にではありますがカルシウム、マグネシウムを消費するので軟水化していきます。

まずは今の環境で育つ水草を使うという考え方も時には重要ですよ。

pHが下がらない時は

「ソイルの使用」「pH降下剤の使用」などpHを下げる努力をしているのに下がらないという場合は「硬度」をチェックしてみましょう。

特に水道水の硬度が高い地域にお住まいの方は、pHが下がりにくいのでこちらの方法で硬度を下げましょう。

グッと水草が育てやすくなりますよ

石組みレイアウトは要注意!

青龍石系の石
青龍石系の石

石には大なり小なり硬度を上昇させますので、大量に使ってレイアウトする際は注意が必要です。

特に「青華石」「青龍石」「龍王石」などと呼ばれる石は大きく硬度を上げますので、上級者向けの石と言えます。

もし大量に石を使ったレイアウトを作るなら硬度対策もしっかり意識したほうがよいでしょう。

種類によっては硬度をあまり上げないものもありますので、初心者の方はそのような石を使ってレイアウトを作るとよいですよ。

ちなみにこちらの記事で石の水質変化のデータを公開していますので、レイアウトで石を使う際は参考にしてみてください!

水草育成にRO水は有用?

マーフィード エキスパート150
マーフィード エキスパート150

あると便利ですが必須ではありません。

ROとは「リバース オスモシスシステム」の略で、簡単にいうと純水を作るシステムのことです。

純水とは何も溶けていない水のことですから、硬度も0です。

しかし、RO水を作るシステムは「高価」「取り扱いが大変」なこともあり私は水草水槽管理に使用したことはありません。

使えるなら便利なのですが、そこまでする必要は無いと考えていますのであえて導入しなくてもよいでしょう。

すでにお持ちの方は使ったほうが簡単に管理ができますので、「RO水50%、水道水50%」で調整するのが簡単でおすすめです。

クエン酸、木酢液などはpH降下剤として使えないの?

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使えなくはないのですが、あまり有効ではありません。

クエン酸や木酢液を投入 → pHが下がる → すぐにpHが上がる

ということになりやすいです。

クエン酸や木酢液は「有機酸」と呼ばれるものです。

有機酸とは一言でいうと「炭素を含む酸=有機物」です。

有機物はろ過バクテリアのご飯になるため水槽内にクエン酸や木酢液を水槽に入れると、すぐにバクテリアに食べられて分解されてしまいます。

そのため、薬剤を使いpHを下げる場合は無機酸(塩酸、硫酸、リン酸など)を主成分としたものを使うことをおすすめします。

ちなみに「テトラ PH/KHマイナス」は塩酸、硫酸を主成分としていますよ。

MEMO
クエン酸、木酢液は「バクテリア活性剤」としても使えます。木酢液は入れすぎると水草、生体に害があるのでほどほどの量を使うようにしましょう。

リン酸は使えないの?

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水耕栽培など農業分野では「リン酸」がpH降下剤としてよく使われています。

リン酸も「無機酸」「強酸」であることからpH調整に向いているのですが、リンの濃度も同時に上がってしまうという欠点があります。

リンは水草の必須栄養素ですが過剰にあると藻類の発生原因になります。

リン酸は「pH調整」と「肥料分としてリンの追加」が同時に行えるのである意味便利なのですが、量の調整(特にリン肥料として)が難しいので取り扱いに慣れが必要ですよ。

硬度を下げることは黒髭藻類対策にもなる

黒髭藻類
黒髭藻類

黒髭藻類や斑点藻類などの硬いタイプの藻類は硬度を下げることで増殖量を抑えることができます。

硬度が高くて水草も育たないし、藻類もたくさん出ちゃうなんて最悪ですので、ぜひとも水草水槽をキープするなら「軟水化対策」には気を使いましょう!

黒髭藻類対策についてはこちらの記事で詳しく解説しましたので、お困りの方はぜひご覧ください。

まとめ

今回は水草水槽向けに「pH、硬度を下げる方法」を解説しました。

pH、硬度は「CO2の有効度」「肥料も吸収効率」に影響するとても重要な要素です。

なんとかpH6.5以下にして、水草の調子が上向けばあとは水草自身が持つ水質調整能力で調子の良い水槽をキープしやすくなりますよ。

一度、水質を調整するコツを覚えると「藻類の少ない」「水草のキレイに育つ」水槽を作りやすくなりますので、ぜひマスターすることをおすすめします。

元気
元気

水質調整をしなくてもキレイに維持できている方は、あまり気にしなくても良いかもしれません!