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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事は「スネールを駆除する方法」を徹底解説します。
水槽を管理しているといつの間にか小さな巻き貝が増えていることがありませんか?
スネールはどこからともなく紛れ込んできて、いつの間にか大量に繁殖していることが多いですよね。
夜行性なので昼間は底床の中に潜んでいます。
一見スネールがいないように見える水槽でも夜にライトを点けてみると「ガラス面にビッシリついてる、、」なんてことも。
先にスネール退治のコツをお伝えすると「殖える前」にスネールを食べるお魚を入れておくこと。
水槽をセットしてから早い段階で入れておくと悩むことが少なくなります。
スネールも藻類と同じで一度大量に殖えてしまうと対処が大変なので本記事を参考に早めに対応しましょう!
こちらはサカマキガイです。水槽でよく増えてしまうスネールの一つ。
スネールとは、いつの間にか水槽内で増えてしまう貝の総称です。
何種類かいるのですがまとめて「スネール」と呼ばれます。
藻類対策や残り餌対策として入れる貝類と区別するため
- 厄介者扱いされる方⇒ スネール
- お掃除屋さん⇒ 貝
としているメディアが多いので本ブログでも同じように呼んでいます。
巻き貝のことを英語で「Snail」と呼ぶのでそのままカタカナ表記にしただけです!
- 見た目が悪い
- 水草の食害
こちらの2つがスネールの主な害です。
生き物への害は基本的にありません。
主に「見た目の悪さ」が嫌われる原因ですね。
水草水槽で大量に繁殖するヒラマキガイの仲間。
大量にいると見た目に気持ちが悪い。
というのがスネール最大の欠点です。
基本的に大量にいるからと言って生き物に外画あるわけでは無いのですが、とにかく美観が悪いのがいただけません。
アクアリウムは見て楽しむ部分も大きい趣味ですから美観が良いに越したことはありません。
大量に増える前に対処して美観の良い状態をキープしましょう。
駆除方法などは後ほど詳しく解説します。
大量にいるスネールに強い嫌悪感を抱く方は多いです!
葉が比較的柔らかく成長の緩やかなブケファランドラはスネールに食害されやすいです。
一部の水草はスネールに食べられ葉に穴が空いてしまうことがあります。
成長の早い水草や葉が硬い水草は食害あうことは稀ですので、そこまで大きく気にする必要はありませんが
- 葉が比較的柔らかい
- 成長が緩やか
な水草は注意が必要です。
スネールが繁殖している水槽で水草の葉に穴が空くようなら食害されているかもしれませんので注意しましょう。
- 水草に卵、スネールが付いていた
- お魚のお水の中に卵、スネールが入っていた
マツモに付着しているサカマキガイの卵
白いツブツブが全部サカマキガイの稚貝になります。
スネールの卵やスネール自体が水草に付着していて持ち込んでしまうケースです。
正直なところ、水草がスネールを水槽に持ち込んでしまう一番の原因です。
組織培養水草を使えばスネールの侵入を完全に防ぐことができますので「絶対にスネールを入れたくない!」という方はぜひご利用ください。
なるべく付かないように管理しているのですが、なかなか0にできないのが現状です、、、
お魚を水槽に導入する際に水の中にスネールの卵やスネール自体が混入している恐れがあります。
スネールの侵入に注意するなら、水合わせをしたらお魚だけをアミで掬って水槽に入れましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
- 取り除く
- 組織培養水草を利用する
- 農薬除去剤を使用する
- 水合わせを点滴法で行う
こちらの4つがスネールの侵入を予防する方法です。
とはいえ、完全に予防することが難しいですので駆除する方法と併用するのが現実的です。
卵を見つけたらなるべく取り除こう。
スネールも発見次第、除去しよう。
水草を水槽に導入する際は良く観察してできる限り取り除きましょう。
地味ですがなかなか効果があります。
組織培養水草ならスネールの侵入を100%防ぐことができます。
組織培養水草は密閉した容器の中で「無菌、無農薬」で育成することからスネールが侵入する余地がありません。
そのため、組織培養水草だけを使用して水草レイアウトを作れば水草からのスネールの侵入を完全に防ぐことができます。
組織培養水草についてはメリット・デメリットなどをこちらの記事で詳しく解説をしましたので興味のある方はぜひご覧ください。
水草の残留農薬を除去する薬品はスネールの卵にダメージを与えることができます。
輸入物の水草には農薬が残っている可能性があるため「AIネット 水草その前に」などを使うことで残留農薬を除去してから水槽に導入すると安心です。
農薬除去剤にはスネールの卵にもダメージを与えられるので、農薬除去のついでにスネールの侵入対策にもなります。
こちらのイラストのように点滴のような形で水合わせをする方法を「点滴法」呼びます。
水合わせとはお魚を水槽に導入する際に行い、新しく導入するお魚を水槽の水質に慣らすための作業です。
スネール、スネールの卵が導入するお魚のいる水に混入していると、水ごと水槽に移すと侵入してしまう恐れがありますが、点滴法で水合わせを行いお魚だけをアミで掬って移動することでスネールの侵入を予防することができます。
点滴法の詳しい方法、水合わせセットの作り方などはこちらの記事で紹介していますので、お時間のある際にぜひご覧ください。
- 卵で増えるものが多い
- 雌雄同体のものが多い
- 1匹でも増えるものが多い
スネールには様々な種類がありますので一概には言えないのですが、このような増え方をするものが多いです。
ポイントは雌雄同体でかつ1匹でも増えるものが多いという点です。
そのため、爆発的に増えることがあります。
こんな感じのゼリー状の卵で増える種類が多いです。
このようなゼリー状の卵嚢に包まれていることが多いです。
ある程度、このゼリーの中で成長し赤ちゃんスネールが出てきます。
よく見ると白いツブツブが確認できると思いますが、これが全部スネールの赤ちゃんになります。
1つの卵嚢からたくさんの赤ちゃんが出てきます!
雌雄同体とは「オスの生殖器官とメスの生殖器官を持っている」ということです。
2匹のスネールがいたとすると、お互いの精子と卵子を交換して2匹とも卵を生みます。
そのため条件が合うと爆発的に増えるというわけです。
スネールの中にはなんと1匹でも増えてしまうものもいます(サカマキガイなど)。
そのため1匹でもいるといつの間にかたくさん増えてしまうなんてことも。
1匹でも増えるなんてビックリですね!
- 残り餌の多い水槽
- 藻類の多い水槽
餌の与えすぎから残り餌の多い水槽は=スネールのご飯が多い水槽と言えます。
栄養豊富な訳ですからその分、卵を生む頻度、量などが多くなりますから大量に繁殖しやすくなってしまいます。
なるべく適正量を与えるようにしましょう。
餌の与え方については、量や頻度、餌のバランスなどをこちらの記事で詳しく解説しています。
お困りの方はぜひご覧ください。
スネールは残り餌同様、藻類を好むものが多いので、藻類の多い水槽=スネールのご飯が多い水槽と言えます。
そのため、藻類対策を行いスネールの食べるものを減らすことで増殖スピードを抑えることができます。
藻類対策についてはこちらの記事で1から詳しく解説しています。
ちょっと長い記事ですがお役に立つ記事ですのでお時間のある際にぜひご覧ください。
基本的に夜行性です。
昼間は物陰に隠れているので目立ちませんが、ライトが消えている時間帯になると活発に動き出すものが多いです。
こちらは夜中にライトを点けて撮影しました。
- スネールを食べる生き物を入れる
- 罠を使う
- 手で取る
- スネール除去剤を使う
こちらの3つが主なスネール対策です。
おすすめはスネールを食べるお魚を入れることです。
スネールが大量に増える前に入れることで基本的にスネールで悩むことがなくなりますよ。
スネールを食べる生き物は実はかなりの種類がいるのですが、本記事では特に私が有効だと考えているものをご紹介します。
食べる量、スピードを勘案して「駆除」「予防」「その他」の3タイプに分けてご紹介します。
アベニーパファー
- 名前:アベニーパファー
- 学名:Carinotetraodon travancoricus
- 体長:3cm程度
- 原産:インド、スリランカ
一番おすすめのスネールを食べるお魚です。
抜群のスネール除去能力を持っていますよ!
こいつをいれておけば貝に悩まされることは無いでしょう。
欠点は「他の魚のヒレを齧ることがある」ことです。
隠れるところの多い水草水槽ならあまり問題になりませんが、小型水槽は他のお魚逃げ切れないことがあるので注意が必要です。
また、人工餌をあまり食べてくれません。
基本的に冷凍アカムシをメインフードにする必要があります。
ちょっと少なめに入れてスネールでご飯を賄うようにするのがおすすめです。
水槽サイズ | 匹数 |
---|---|
~45cm | 1匹 |
45~60cm | 1~2匹 |
60~90cm | 2~3匹 |
90~150cm | 3~5匹 |
- 可愛い
- 少ない匹数で十分
- 他のお魚のヒレを齧ることがある
- ほとんど人工飼料に餌付かない
バジス バジス
- 名前:バジス バジス
- 学名:Badis badis
- 体長:5cm程度
- 原産:インド
通称「バジバジ」、カメレオンフィッシュとも呼ばれています。
その名前の通り、オスは青、黒、赤、シマシマといろんな色に変化する面白いお魚です。
割と大人しいにで混泳水槽に入れやすいです。
生まれたばかりの稚貝を主に食べますが、大人のスネールはあまり食べません。
入れるならスネールが殖えだす前に入れましょう。
慣らすと人工飼料にも餌付きますが最初は食べないことも多いです。
食べない場合に備え、冷凍アカムシなどを用意すると安心です。
水槽サイズ | 匹数 |
---|---|
~45cm | 1匹 |
45~60cm | 1~2匹 |
60~90cm | 2~3匹 |
90~150cm | 3~5匹 |
- 色が面白い
- 比較的大人しい
- 稚貝しか食べない
- 最初は人工飼料を食べないことがある
トーマシー
- 名前:アノマロクロミス トーマシー
- 学名:Anomalochromis thomasi
- 体長:7cm程度
- 原産:ギニア
元祖スネール対策と言えばコイツです。
「大きくなる(7cm前後)」「縄張り争いをする」ことから小型水槽にはあまりおすすめできませんが、かなりのスネール退治能力の持ち主です。
複数匹で飼育しているとペアを作って産卵、子育てをするお魚なので別の楽しみ方もあります。
トーマシー自体、気が強いので気が強いお魚のいる水槽のスネール対策におすすめです。
餌は何でも良く食べるのでそこは困りません。
水槽サイズ | 匹数 |
---|---|
~45cm | おすすめしません |
45~60cm | 1匹 |
60~90cm | 2~3匹 |
90~150cm | 3~5匹 |
- スネール除去能力が高い
- 繁殖行動が楽しめるかも
- 気が強い
- 大きくなる
チェリーバルブ
- 名前:チェリーバルブ
- 学名:Puntius titteya
- 体長:4cm程度
- 原産:スリランカ
大人しく、水草も食べないコイの仲間です。
大きくなっても4cm程なので小型水槽でも十分飼育できます。
オスは成熟すると真っ赤になりとても美しいです。
状態の良い水槽なら自然に繁殖するので、いつの間にか小さなチェリーバルブが出てきたりしますよ。
口に入るサイズの小さなスネールを良く食べてくれます。
大きくなったスネールはあまり食べませんので、大量繁殖してから入れたのでは効果は薄いので注意しましょう。
水槽サイズ | 匹数 |
---|---|
~45cm | 1~3匹 |
45~60cm | 3~5匹 |
60~90cm | 5~10匹 |
90~150cm | 10~15匹 |
- オスは真っ赤になる
- 小さなスネールを良く食べる
- 大きなスネールは食べない
- 数が必要
ドワーフボーシャ
- 名前:ドワーフボーシャ
- 学名:Ambastaia sidthimunki
- 体長:6cm程度
- 原産:タイ
黒と白の魚の骨のような模様が可愛らしいドジョウの仲間です。
「ドワーフボティア」と呼ばれることもあります。
時折、繁殖個体がまとまって入荷しますが流通量は決して多くありません。
水底をチョコチョコと泳ぎ回る姿がとても可愛らしいですよ。
この仲間としては比較的大人しいので混泳水槽にも向いています。
大きなスネールはあまり食べませんが、口に入るサイズの小さなスネールをよく食べます。
スネールが大量繁殖してから入れたのでは効果は薄いので注意しましょう。
水槽サイズ | 匹数 |
---|---|
~45cm | 1匹 |
45~60cm | 1~3匹 |
60~90cm | 3~5匹 |
90~150cm | 5~10匹 |
- 可愛い
- 小さなスネールを良く食べる
- 大きなスネールは食べない
- 入荷が稀
クラウンローチ
- 名前:クラウンローチ
- 学名:Chromobotia macracanthus
- 体長:10~30cm程度
- 原産:インドネシア
黒とオレンジの縞模様がど派手なドジョウの仲間です。
自然下では30cm程度まで成長しますが、水槽では10~15cm程度で成長が止まることが多いです。
違う種類のお魚(例えばテトラなど)とは混泳させやすいのですが、同種や水底を泳ぐお魚との混泳は注意が必要なのであまりおすすめしません。
口に入るサイズのスネールを食べますので、大きく育った個体なら大きなスネールも食べますよ。
柔らかな水草の新芽をかじることがあるので水草水槽に入れる場合は、あまり餌を切らさないようにしましょう。
水槽サイズ | 匹数 |
---|---|
~45cm | 1匹 |
45~60cm | 1~3匹 |
60~90cm | 3~5匹 |
90~150cm | 5~10匹 |
- 体色が派手
- 口に入る大きさのスネールをよく食べる
- 底物と相性が悪い
- 柔らかい水草の新芽を食べることがある
スネールキラースネール
- 名前:スネールキラースネール
- 学名:Anentome helena
- 殻高:2cm程度
- 原産:東南アジア
名前の通り「貝を餌とする貝」です。
しっかりと貝を食べてはくれるのですが、いかんせん、動きが遅いので駆除できる数に限りがあります。
基本的にはスネールを対策としておすすめではないのですが、他のスネールを食べるお魚があまり食べてくれない「トランペットスネール」を確実に食べてくれるという長所があります。
水槽サイズ | 匹数 |
---|---|
~45cm | 1~3匹 |
45~60cm | 3~5匹 |
60~90cm | 5~10匹 |
90~150cm | 10~15匹 |
- お魚に害が無い
- トラペットスネール退治に効果的
- 動きが遅いので駆除能力は限定的
- こいつ自体も増える
カブトニオイガメ
- 名前:カブトニオイガメ
- 学名:Sternotherus carinatus
- 甲長:16cm程度
- 原産:北米
大きくなっても甲長16cm程の小型水棲ガメです。
カメの仲間は貝が大好きなのでたくさん食べてくれます(お掃除屋さんの貝も食べちゃいます!)。
ただし、水草やお魚を食べることがあるのでご注意ください。
水槽サイズ | 匹数 |
---|---|
~150cm | 1匹 |
- 強力なスネールイーター
- 水槽のスネール退治としては扱いづらい
スネールを見かけたら手でなるべく取り除くようにするとその分早くスネールを除去できます。
- 大きなスネール⇒ 手で取る
- 小さなスネール⇒ お魚に任せる
このように役割分担をすると良いでしょう。
なかなか人力だけでは難しいですからスネールを食べるお魚をご利用ください!
GEX 貝と~る
このような罠をしかけることで効果的にスネールを捕まえられます。
スネールを捕まえることができる罠を使うことでただ手で取るよりも効果的にスネールを除去できます。
複数回続けて使うことでかなりスネールの数を減らすことができます。
「スネールを食べるお魚」と組み合わせて使用することで、より素早くスネールの数を減らすことができます。
いわゆるスネールホイホイですね!
AZOO 貝除去液
このような薬剤を使うとスネールを駆除できます。
個人的には生き物を活用することが多いのでスネール除去剤を使用した経験があまりありません。
エビにダメージがあるなどのデメリットもありますが、スネールを食べるお魚が入れられない場面などで活躍できるかもしれません。
有効な薬品を見つけたらご紹介します!
スネールを食べるお魚を入れる!
これが私のスネール対策のポイントです。
個人的にはこちらのお魚を入れることが多いですので、状況に応じて入れてみてください。
貝の殻はカルシウムですので、ミネラル分の少ない軟水に調整することで繁殖を抑えることができます。
こちらの記事で硬度を下げて軟水にする方法を解説していますので、ぜひご覧ください。
1ヶ月程度
これくらいの期間を目安にすると良いでしょう。
例えばスネールを食べるお魚の数を増やすなどすればもっと早い時間で駆除できるのですが、たくさん入れたお魚が邪魔になるケースもあります。
少なめに入れてじっくり時間をかけて対応したほうが中長期的見ると良いことが多いですよ。
1度水槽を空にして作り直す作業のことを「リセットする」と呼びますが、スネール対策としてのリセットは有効では無い。
というのが私の考えです。
たしかにリセット作業をすることで一時的かなりスネールの少ない期間を作ることができるのですが、なんにも対策をしないとまた増えてきてしまいます。
リセットという手間のかかる大作業をした割には、1~2ヶ月後にまたスネールに悩まされることが多いですので「スネールの食べるお魚」などを活用することをおすすめします。
リセットする手間(費用)とスネールを駆除できる(効果)のバランスが悪いのでリセット作業だけに頼らないようにしましょう!
アクアリウムで問題になるのは主にこちらの5種類です。
トランペットスネール以外は対処法が同じなのでざっと見ていきましょう。
最も一般的なスネールです。
水草に卵、稚貝が混入して水槽に入ってきてしまうケースが多いですね。
殻が柔らかいからか、スネールを食べるお魚たちが好んで食べてくれるので対処は簡単です。
カエルの卵のようなゼリー状の卵を生みます。
見つけたら取り除くようにすると早く撲滅できますよ。
- なるべく手で取る
- スネールを食べるお魚を入れる
残り餌対策として人気のレッドラムズホーンの原種です。
この仲間は繁殖力が強く、気がつくと大量に殖えていることがあるのでお掃除屋さんとして入れる際はご注意ください。
原種タイプはたまに水草に混入してきますので、見つけ次第取り除くと良いですね。この貝もお魚たちが良く食べてくれるので対処は簡単です。
- なるべく手で取る
- スネールを食べるお魚を入れる
今までの経験上、ポットに入った水草を導入する際に混入することが多いです。
ポットで流通することの多い「エキノドルス」「クリプトコリネ」「アヌビアス」「ブケファランドラ」などを導入する際は特に注意しましょう。
殻が比較的硬いため、やや食べづらいようです。
スネールを食べる生き物に頼り切るよりも、目についたものを取り除くようにすると素早く除去できます。
- なるべく手で取る
- スネールを食べるお魚を入れる
淡水では珍しい笠貝の仲間です。
とても小さく数mm程度なのでスネールに見えないかもしれません。
スネール対策用の生体が好んで食べてくれるので自然といなくなります。
- なるべく手で取る
- スネールを食べるお魚を入れる
今のところ私が一番厄介だと思っているスネールです(タイワンカワニナではないかと言われています)。
殻がとても固くスネールを食べるお魚があまり食べてくれないのです。
卵を体の中で孵してから生む卵胎生なので、小さなサイズの期間が短いのも駆除しにくさを一段と加速させています。
底床に潜って隠れる性質があるのでスネール対策用の生体がいると怖がってあまり出てこなくなります。
一見、いなくなったように見えますが隠れているだけです。
根絶することが難しいスネールなので、常にスネール対策用の生体を泳がせて予防し続けることが有効ですよ。
- スネールキラースネールを入れる
- 手で取る
- スネールは水槽を洗えばいなくなるの?
- 残念ながら難しいです。
ちょっと掃除したくらいでは根絶できませんので、時間が経つとまた増え始める事が多いです。
- スネールはアルカリ性のほうが増えやすいって本当?
- 弱酸性でも大量に増えてしまいますから、別段アルカリ性のほうが増えるという印象はありません。
軟水にすることは繁殖する数を抑えるうえで有効です(軟水なら増えないというわけではないです)。
軟水にする方法はこちらの記事をご覧ください。
- スネールが水面に浮かんでいることがある
- スネールの中には水面に浮かび漂うようにして移動するものもいます。
- スネールは餌になるの?
- 例えばフグの仲間などは好んで食べるので餌としても利用できます。
- スネールはエビを食べちゃう?
- いいえ。食べません。
ただし死んでしまったエビは食べてしまいます。
- スネールはメダカを食べちゃう?
- いいえ。食べません。
ただし死んでしまったエビは食べてしまいます。
- スネールはメダカの卵を食べちゃう?
- 基本的に食べません。
ただし無精卵やカビてしまった卵は食べることがあります。
- スネールを炭酸水で駆除できるって聞きました。本当?
- ある程度ダメージを与えることができます。
例えば水草を水槽に導入する前に炭酸水にしばらく漬け込むことでスネールをある程度駆除できます。
- スネールの産卵時期はいつ?
- 1年中です。
水温が18℃程度以上あればいつでも卵を生みますよ。
- スネールが水槽から出てきた。部屋の中に脱走しちゃうの?
- スネールが水槽の外に出ることもあります。
水槽からそこまで遠くまではいきませんから、水槽の周りに落ちていることもあるかもしれません。
- スネールは水質浄化の役に立つ?
- 残り餌を好んで食べることからある意味では水質浄化の役に立つと言えるかもしれません。
基本的には残り餌が出ないように餌を与えたほうが良いですので、残り餌がある場合は餌の与え方を工夫しましょう。餌の与え方についてはこちらの記事をご覧ください。
- スネールの成長速度はどれくらい?
- 食べているものや種類にもよりますが1~2ヶ月程度で卵を生むようになります。
- 洗剤で水槽を洗ったらスネールは駆除できる?
- いいえ。できません。
サカマキガイなどはドブ川などでも繁殖していることから洗剤程度では大きなダメージは与えられません。
- 取り除いたスネールは外に捨てても良い?
- ダメです。
生態系に影響があるので屋外への流出は絶対に避けましょう。
可愛そうですが潰して魚に食べさせるなどで対応しましょう。
- スネールとタニシの違いは?
- 同じ貝の仲間です。
スネールとは水槽内でいつのまにか増えてしまう貝類の総称です。
タニシは購入するなどして入れない限りは水槽に入ることはほとんどありません。
- スネールの卵は潰せば駆除できる?
- 微妙なところです。
ゼリー状の卵嚢に包まれていますので潰すだけでは根絶できないことが多いです。
潰さすに取り除くようにしましょう。
今回は「スネールを駆除する方法」を解説しました。
アクアリウムを楽しむうえでスネール対策は欠かせないものかと思います。
根絶することは難しいですが「スネールを食べるお魚」などを活用することで、ほとんど見ることは無くなりますよ!
ある程度スネールを見逃す心持ちも大切かもしれません(笑)
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