【30秒診断】水草が育たない原因をチェック!

【保存版】アクアリウムの水質一覧 :測り方、調整方法、除去方法まとめ

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本記事は「アクアリウムの水質」を解説します。

アクアリウムのことを調べていくと「PH」「硬度」「TDS」など見慣れない単位に出会いますよね。

必ずしも水質を測っているから、キレイなアクアリウムができる訳でも無いのですが、本格的にアクアリウムに取り組むには必要になる知識です。

そこで今回は、アクアリウムの世界に出てくる主要な水質とそれぞれの測り方、調整方法、除去方法を分かりやすく解説します。

「主要な水質一覧」「水槽スタイルによる水質の重要度の違い」「水の属性を表すもの」「汚れの目安を表すもの」「初めて水質を測るなら」「藻類が出ている時にチェックする水質」など1つずつ丁寧に解説していきます。

一度にすべてを把握する必要はありません。アクアリウムを楽しみながら気になるところからご覧になれば良いでしょう。

長い記事ですので、目次を使って必要なところからご覧ください。

注意
化学的に厳密な情報でないですが、「アクアリウムの世界で実用的な情報」となるよう努めました。

水質チェック表

水質をチェックする際はこちらの表と照らし合わせると便利です。

数値は実用的になるように僕が調整しています。ぜひ目安としてご活用ください。

まず初めに知って欲しいこと

一番大切なのは生き物達の健康です。

そのため、まずは生き物を観察することを優先しましょう。

今回ご紹介する内容に全然詳しく無くてもキレイなアクアリウムを作ることができます。

一番重要なことは「 生き物達の調子 」です。

 

ムブ
ムブ

じゃあ、なんで記事にしたのよ?

というと、水質を計ることで

  • どうしても上手くいかない時
  • さらに上手に管理したい時
  • 実験などデータが欲しい時

などのヒントになるからなんです。

要するに、アクアリウム沼に足を突っ込んだら測ってみてください。

一度に全てを把握するには無理がありますし、そんなことする必要もありませんので少しづつ詳しくなりましょう。

元気
元気

これからご紹介する水質を良い数値に収めた水槽であっても「=キレイなアクアリウム」とは限りません。

水質の数値に振り回されず、あくまで も「 生き物達の調子 」を見てあげてくださいね。

主要な水質一覧

ざっと一覧にすると全部で18種類あります。

水質の指標は大きく分けると「水の属性」を表すものと「汚れの目安」を表すものに分けられます。

キレイなアクアリウムを作るために、「全てを把握する必要があるのか?」というとそんなことはありません。

元気
元気

それぞれのスタイルで測るものが違いますが、こだわる方で3~5種類くらいをチェックしている感じです。

水槽スタイルによって水質の重要度が変わる

「お魚を中心」「水草」「海水魚」「サンゴ」などアクアリウムの種類によって気にする水質は変わります。

まずはご自分のアクアリウムスタイルに必要な部分からチェックしていけばOKです。

評価基準
  • △ こだわるなら
  • ◯ 定期的に計かると詳しくなれる
  • ◎ 重要

お魚中心の水槽

水質評価
PH(水素イオン濃度)
TDS( 総電解物質 )
水温(℃)
NH4 (アンモニウム)
NO2(亜硝酸塩)
NO3 (硝酸塩)

一般的な熱帯魚、メダカ、金魚の飼育であればこちらをチェックしておけば、とりあえずOKでしょう。

お魚を中心とした水槽で一番気になるのが亜硝酸です。生物ろ過ができ上がりを知ることができます。

お魚やエビなどのブリーディングにこだわるならTDSをチェックするのも良いでしょう。

生物ろ過の仕組み【ろ過バクテリア】生物ろ過を詳しく解説
元気
元気

アンモニア、亜硝酸をチェックすると生物ろ過の立ち上がりを数値で見ることができます。実験しているみたいで面白いですよ。

水草中心の水槽

水質評価
PH(水素イオン濃度)
GH or TH(全硬度)
KH (炭酸塩硬度)
Fe(鉄)
CO2(二酸化炭素)
TDS( 総電解物質 )
水温(℃)
NH4 (アンモニウム)
NO2(亜硝酸塩)
NO3 (硝酸塩)

水草の場合、特に注意したいのがpH、硬度です。

水草はPH6.5以下でキープできると調子良くキープしやすいです。

硬度が高い環境では、PHが低くなりずらいので軟水にする必要があります。

そのため、硬度が高くなりがちな石をたくさん使っている水槽は注意が必要ですよ。

水草水槽に最適な水質水草水槽に最適な水質 ーpH6.5以下を目指して調整しよう!ー水道水水道水の硬度を簡単チェック!

お魚中心の海水水槽

水質評価
PH(水素イオン濃度)
KH (炭酸塩硬度)
塩分濃度(比重)
水温(℃)
NH4 (アンモニウム)
NO2(亜硝酸塩)
NO3 (硝酸塩)

海水の場合は一番マメに計測するのは比重でしょうか。

換水毎に人工海水を使って水を作るので、その度に計りますよね。

海水は仕様上、pHが高くなります。そのためアンモニアの毒性が増すので弊害が強くでるので注意しましょう。

サンゴ中心の海水水槽

水質評価
PH(水素イオン濃度)
KH (炭酸塩硬度)
Ca(カルシウム)
Mg(マグネシウム)
TDS( 総電解物質 )
塩分濃度(比重)
水温(℃)
NH4 (アンモニウム)
NO2(亜硝酸塩)
NO3 (硝酸塩)
SiO3(ケイ酸塩)

サンゴの場合は、海水魚のよりも高水温に弱いものが多いので、よりシビアに水温を管理する必要があります。

難易度の高いサンゴの中には、NO3 (硝酸塩)の濃度をかなり低いレベルにしなければならないものもありますよ。

水槽の水温を下げる3つの方法【夏場の高水温対策】水槽の水温を下げる3つの方法

水の属性を表すもの

一言でいうと「今、水槽の水がどんな感じなのか?」という指標です。

これだけで水の良し悪しは判断できませんので、あくまで「今現在の水槽の状態」を把握するためのものと思ってください。

水の属性が大きく影響するのは主に「水草とサンゴ」です。

お魚を中心とした水槽であればそれほど重要視しなくても大丈夫ですよ。

MEMO
「繁殖を狙う」「極端な水質を好む魚」の場合は重要になることもあります。

PH(水素イオン濃度)とは

PHとは、「potential of hydrogen」の略で、「ピーエイチ」と読みます。

酸性、アルカリ性の程度を表す指標です。

ほとんど淡水魚、水草は弱酸性を好みます(pH5.0~6.5程度)。

液体に含まれる水素イオン H+ と水酸化物イオン OH の量でPHは決まります。

水素イオンが水酸化物イオンよりも多いと酸性に、逆に少ないとアルカリ性になります。

図鑑などに、「弱アルカリ性の水質を好む」と合っても、実際には酸性でも飼育できたり、逆にアルカリ性で飼育できたりと、お魚の環境適応能力は幅広いです。

そのため、一概にこのPHだから良くないとは言えませんので、あくまでも今の水槽の現状を知るための指標と捉えると良いです。

「ここからが弱酸性」のように明確な区切は無いのですが、私は便宜上、下記の表のような感じで区切って活用しています。

酸性弱酸性中性弱アルカリ性アルカリ性
5.0以下6.0前後7.0前後8.0前後9.0以上
PH(水素イオン濃度)の目安
一般的な熱帯魚

ほとんどの魚種がPH5.0~6.5の範囲で調子良く飼育することができます。図鑑などに「弱アルカリ」と記載のあるお魚でも弱酸性下で飼育したほうが調子良く飼えることがほとんどです。

水槽を管理していくとろ過バクテリアの影響で徐々にpHは低下していきます。時間のかけて管理している水槽の方がお魚が調子が良いのはこのあたりの影響もあります。

弱アルカリを好む熱帯魚

ワイルド物の「アフリカンシクリッド」などは弱アルカリ性に調整しないと調子良く飼育できません。養殖物のアフリカンシクリッドは中性~弱酸性でも問題無く飼育できますよ。

水草

PH5.5~6.5を目安に調整すると良いです。

水草はPHが高いとCO2、肥料の吸収効率が悪くなるので、お魚よりも気を配りましょう!

海水

PH8.0~8.5程度を目安に高い状態をキープしましょう。

海水の場合、レイアウトにサンゴ砂、ライブロック、換水時に人工海水を使うことが多いと思いますが、これらはPH8.0~8.5程度にキープする作用があります。

そのため、換水を長期間行わないなどの管理をしない限りはそこまでPHは下がりませんよ(生体の数や環境にもよりますが)。

PHを測る

テトラ テスト ペーハートロピカル試薬(5.0ー10.0)
テトラ テスト ペーハートロピカル試薬(5.0ー10.0)

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ。

アバウトに酸性~弱酸性~中性~弱アルカリ性~アルカリ性と測れます。

水質検査のエントリーモデルですね。

初心者の方は水質を測るという感覚を掴むために使ってみるのも良いでしょう。

実用に使えるレベルで測るならデジタル式のPH計をおすすめします。

マーフィード エコ・ペーハーDUO
マーフィード エコ・ペーハーDUO

デジタル体温計のような要領で、pHを0.1刻みで測ることができます。

試薬タイプより簡単に計測でき、かつ正確な数値がでるので持っていて損は無いですよ。

基本的にPHをチェックして水質を管理するにはこちらのタイプが必要です。

PHを調整する

テトラ PHKHマイナス
テトラ PHKHマイナス

水草水槽を管理しているなら持っていたいアイテムの1つ。

換水時等に入れることでPHとKHを低下させることができます。

慣れてくると水槽に直で入れたりもしますが、バケツに水道水を汲んで、そこで水質を調整してから水槽に入れるのがセオリー。

概ね、10ℓ/1mlくらいが規定量です(pH7.0以上の場合)。

酸性度の強い薬品なので、デジタルpH計を使って変化を見ながら使うと安心です。

テトラ テトラ PH/KHプラス

換水時等に入れることでPHとKHを上昇させることができます。

正直なところ、水槽に何かを追加することでPHを上げる施策はあまりおすすめできません。

PHが下がってお困りの方は、換水、ろ材の交換などで対応しましょう。

サンゴ砂

パラッと水槽に入れることでpHとGH(TH)を上昇させることができます。

少量でもかなりの効果がありますが、

正直なところ、水槽に何かを追加することでPHを上げる施策はあまりおすすめできません。

PHが下がってお困りの方は、換水、ろ材の交換などで対応しましょう。


GH or TH(全硬度)とは

GH(総硬度)、TH(全硬度)とは、水中の「カルシウム塩」「マグネシウム塩」の総量のことです。

それぞれ、「ジーエイチ」、「ティーエイチ」と呼びます。

どちらの単位も同じものを測っているので、どちらかのテスターがあれば十分です。

少ないと「軟水」、多いと「硬水」と呼ばれます。

日本の水道水の硬度は「平均GH3、TH50程度」です。

そのため、一般的な熱帯魚を飼育するのであれば、硬度はそこまで気にする必要はありません。

硬度が高い水は「PHが下がりにくい」、硬度の低い水は「PHが下がりやすい」という特徴があります。

全体としてはTHを使うことが多くなっているのですが、アクアリウム業界の場合、GHの方がまだ知名度が高いでしょうか。

とても良い良い普通あまり良くない
GH1以下GH1程度GH2~3程度GH5~
TH10以下TH20程度TH30~70程度TH100~
●水草向け GH、THの目安
GH1以下約1約2.5約4約5
TH10205080100
GH、TH換算表(概算)
一般的な熱帯魚

ほとんどの魚種がGH1~10程度、TH10~150程度の範囲で調子良く飼育することができます。

そのため、そこまで強く心配する必要はありません。

軟水を好む熱帯魚、水草

一部の地域に生息しているお魚(主にブラックウォーターに生息している種)は極端な軟水を好みます。

水草は弱酸性を好むことから硬度が高いとPHが下がらず、キレイに育たなくなってしまいます。

海水

もともと海水の場合、仕様上とても全硬度が高くなるので気にしなくても大丈夫です。

GH、THを測る

テトラ テスト 総硬度試薬
テトラ テスト 総硬度試薬

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ。

このあと紹介する「ADA TH測定キット」の方が簡単に測定できるので、そちらをおすすめしますが、こちらの方がコスパは良いです。

どちらも硬度を計ることに変わりはありませんのでお好みで選ぶと良いでしょう。

ADA パックチェッカーTH(全硬度)
ADA パックチェッカーTH(全硬度)

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプ。

水草水槽を管理するなら持っていたい測定キットですね。

簡単に作業ができますが、その分、コスパが悪いので、「テトラ テスト 総硬度試薬」と天秤にかけて選ぶと良いでしょう。

アズワン 共立理化学研究所 ドロップテスト WAD-TH

アクアリウム用品ではありませんが、現在私はこちらを使っています。

アクアリウム用品よりもきっちり測れるので気に入っています


GH、THを調整する

ウォーターエンジニアリング リバース・グレイン
ウォーターエンジニアリング リバースグレインシリーズ

活性炭のようなイメージで水中のアルカリ成分を吸着して硬度を低下させることができます。

ピートモスみたいに水が茶色くならずに軟水化できて、一度吸着したものを離さないので安心して利用できます。

サンゴ砂

パラッと水槽に入れることでPHとGH(TH)を上昇させることができます。

少量でもかなりの効果がありますが、正直なところ、水槽に何かを追加することで硬度を上げる施策はあまりおすすめできません。

KH (炭酸塩硬度)とは

KHとは炭酸塩硬度

KHとは炭酸塩硬度のことで、「ケーエイチ」と呼びます。

ざっくりと言うと、水中にあるカルシウム分、マグネシウム分が酸性よりかアルカリ性よりかを表した指標です。

KHが低いとPHが下がりやすく、逆に高いと下がりづらくなります。

実はアクアリウムで測っているKHは炭酸塩硬度では無く「アルカリ度」のことです。

しかし、計測することが難しいのでKH試薬は炭酸水素イオン(HCO-)+αを計測して炭酸カルシウム(CaCO3)の量として置き換えたものをKHとして表しています。

アルカリ度が高いとpHが下がりづらくなるため、特に水草の育成時に気をつけた方が良いです。

ただ、日本の水道水は概ねKH3程度なので、そこまで気にする必要はありません。

MEMO
KHとはドイツ語の「Karbonathärte」の略です。英語では「Carbonate hardness」の略で、CKと呼ばれます。
低め普通高め
~3°5°~
●淡水 KH (炭酸塩硬度)の目安
改善が必要普通適正高い
~6°6~7°7~8°8°~
●海水 KH (炭酸塩硬度)の目安
一般的な熱帯魚、水草

ほとんどの魚種がKH1~5°程度の範囲で調子良く飼育することができます。そのため強く気にする必要はありません。

低pHを好む熱帯魚、水草

一部の地域に生息しているもの(主にブラックウォーターに生息している種)は低めのPHを好みます。

もしPH調整を行いPHが下がりづらいようであればKHを計測してみても良いでしょう。

サンゴ

とくにサンゴ飼育場合高くキープする必要があります。

KH7~8°以上をキープできるように添加剤やカルシウムリアクターなどを使用すると良いです。

KHを測る

テトラ テスト 炭酸塩硬度試薬
テトラ テスト 炭酸塩硬度試薬

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ 。

薬液の変化が何滴目で起きたかを数えて、その滴数をdHとして計測します。

これ1箱あれば数年使える量なので、私はこれしか使ったことがありません。

sera KHテスト
sera KHテスト

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ 。

薬液の変化が何滴目で起きたかを数えて、その滴数をdHとして計測します。

日本ではあまりメジャーなメーカーでは無いのであまり見かけない商品です。

KHを調整する

テトラ PHKHマイナス
テトラ PHKHマイナス

水草水槽を管理しているなら持っていたいアイテムの1つ。

換水時等に入れることでPHとKHを低下させることができます。

10ℓ/1mlくらいが規定量です(pH7.0以上の場合)。

ほとんどの場合で、規定量を入れれば十分でしょう。

テトラ テトラ PH/KHプラス

換水時等に入れることでPHとKHを上昇させることができます。

正直なところ、淡水水槽の場合、何かを追加することでKHを上げる施策はあまりおすすめできません。

カミハタ カリブシー アラガミルク
カミハタ カリブシー アラガミルク

海水用のKH補給剤です。

こちらは添加し続けているとナトリウムイオンが蓄積するため、定期に換水をしてイオンバランスを調整しましょう。

サンゴ水槽などではKHは低下しやすい傾向があるので、マメに添加するのがポイントです。

Ca(カルシウム)とは

caとはカルシウム

Caとはカルシウムのことです。

アクアリウムにおけるカルシウムは海藻やサンゴなどの育成に大切な成分です。

基本的に海水水槽で測ります。

基本的に淡水水槽は測る必要はありません。

海水水槽にて、サンゴの飼育を本格的にやる場合は測りながら添加剤を使うと良いでしょう。

MEMO
カルシウムは水草の必須栄養素でもあります。淡水でCa濃度を知りたい場合は、GH(TH)を測ることである程度知ることができます。
添加が必要適正多い
~400ppm400~420ppm420ppm~

Caを測る

sera Caテスト
sera Caテスト

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ 。

薬液の変化が何滴目で起きたかを数えて、mg/lとして計測します。

カルシウム濃度が高い環境で無いと測れないので、基本的に海水専用です。

Caを調整する

カミハタ カルシウムサプリメント
カミハタ カルシウムサプリメント

添加することで簡単にカルシウム濃度を上げることができます。

プロテインスキマーを使用している場合、特に減少するのでマメに添加しましょう。

ウォーターエンジニアリング リバース・グレイン
ウォーターエンジニアリング リバースグレインソフトなど

活性炭のようなイメージで水中のCaを吸着して除去できます。

ピートモスみたいに水が茶色くならずに軟水化できて、一度吸着したものを離さないので安心して利用できます。

Mg(マグネシウム)とは

mgとはマグネシウムのこと

Mgとはマグネシウムのことです。

アクアリウムにおけるマグネシウムは水草、海藻やサンゴなどの育成に大切な成分です。

特に石灰藻の育成に大切な要素です。

基本的に海水水槽で測ります。

基本的に淡水水槽は測る必要はありません。

海水水槽にて、サンゴの飼育を本格的にやる場合は測りながら添加剤を使うと良いでしょう。

MEMO
マグネシウムは水草の必須栄養素でもあります。淡水でMg濃度を知りたい場合は、GH(TH)を測ることである程度知ることができます。
添加が必要適正多い
~1300mg/L1300mg/L1300mg/L~

Mgを測る

sera Mgテスト

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ 。

薬液の変化が何滴目で起きたかを数えて、mg/lとして計測します。

※ちょっと計測が面倒です。

Mgを調整する

カミハタ カリブシー コーラルアップ
カミハタ カリブシー コーラルアップ

水槽に添加することでカルシウム、ヨウ素、ストロンチウム、マグネシウム、微量元素をまとめて補給できます。

※基本的に海水用です。

ADA グリーンブライティ・ミネラル
ADA グリーンブライティ・ミネラル

マグネシウムと微量元素が含まれている水草用肥料です。

おすすめの水草肥料の一つです。

ウォーターエンジニアリング リバース・グレイン
ウォーターエンジニアリング リバースグレインソフトなど

活性炭のようなイメージで水中のMgを吸着して除去できます。

ピートモスみたいに水が茶色くならずに軟水化できて、一度吸着したものを離さないので安心して利用できます。

Fe(鉄)とは

feとは鉄のこと

Feとは鉄分のことです。

アクアリウムにおける鉄分は主に水草、サンゴ、石灰藻などの光合成に利用されます。

該当する生き物を育てる場合は定期的に添加が必要な場合があります。

鉄分は水草、サンゴ、石灰藻の育成に必須となる成分なのですが、過剰にあると害のあるものでもあります。

とはいえ、日本の水道水の基準は相当に厳しいこと、水中のリン酸と化合しリン酸鉄となり沈殿してしまうことから、水中の鉄分濃度が過剰になるケースはかなり稀です。

そのため、強く気にする必要は無いでしょう。

少ない標準過剰
~0.05mg/L0.05~0.1mg/L0.1mg/L~
●淡水 Fe(鉄)濃度の目安
少ない標準過剰
~0.05mg/L0.05mg/L0.05mg/L~
●海水 Fe(鉄)濃度の目安

Feを測る

sera Feテスト
sera Feテスト

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ 。

薬液の色の変化を付属のカラーチャートと照らし合わせて鉄濃度を測ります。

Feを調整する

ADA グリーンブライティ・アイアン
ADA グリーンブライティ・アイアン

鉄分が含まれている水草用肥料です。

手軽に鉄分を補給できます。

カミハタ アイロンサプリメント

鉄分の他、マグネシウムと亜鉛を補給できる海水用の添加剤です。

サンゴ(ハードコーラル)、石灰藻の多い水槽向けです。

マーフィード スタンダード・ネオ
マーフィード スタンダード・ネオ

付属のナチュラルコットンフィルターは鉄サビ、微粒子、ゴミ、細菌等、5ミクロン以上の不純物を物理的に除去できます。

水道につなぐだけで使えますので、換水作業を大幅に楽にできます。

CO2(二酸化炭素)とは

Co2とは二酸化炭素のこと

CO2とは二酸化炭素のことです。

アクアリウムでは主に水草の光合成を促進するために高圧ボンベなどを使って添加します。

基本的に水草水槽以外では計測する必要はありません。

測ることで、「適切な添加量」をある程度知ることができますので、管理に慣れないうちは測ると良いでしょう。

注意
CO2の過剰添加はお魚やエビなどが「CO2中毒」になりますのでご注意ください。
試薬の色が黄色試薬の色が試薬の色が青色
CO2過剰適正CO2不足
CO2(二酸化炭素)量の目安

CO2を測る

ADA ドロップチェッカー
ADA ドロップチェッカー

水槽内に設置するだけでCO2の適正量簡単に把握できる便利アイテムです。

適正量なのに水草の調子が悪いのなら水質を疑いましょう。

CO2を調整する

ADA CO2アドバンスシステム-フォレスト
ADA CO2アドバンスシステム-フォレスト

初心者の方にもおすすめのCO2添加キットです。

安全に安定してCO2を添加できます。

使い方はこちらの記事ををご覧ください。

換水
換水

過剰に添加してしまったCO2は換水で取り除くのがベストです。

すでにCO2中毒が発生している場合、エアレーションなどでは対応しきれませんのでご注意ください。

TDS( 総溶解固形物 )とは

TDSとは、総溶解固形物のことです。

「ティーディーエス」と呼びます。

ざっくりというと、「水に溶けているものはどれだけあるか」ということです。

TDSは主に水に溶けているミネラル(カルシウムマグネシウムなど)と有機物(良いものも悪いものも)の濃度の総計です。

基本的にはppm、µS(マイクロジーメンス)という数値で表記します。

水に溶けているものは良いものも悪いものも一様に検出してしまうので、一概にTDSが高い=悪い水というわけでもありません。

そのため、使いこなすには他の指標と組み合わせて使う必要があるので、上級者向けです。

しかし、使いこなすと水作りが飛躍的に簡単になるので、主にエビなどのブリーディングで利用されています。

TDSを管理に活かすなら、RO水を使いTDSが0の水を作ってから諸々調整していくのが1番簡単でしょうか。

MEMO
仕様上、海水は計る意味がありません。
少なめ普通多め
~50ppm100ppm300ppm~
TDS( 総電解物質 )の目安 ※良い悪いを示すものではありません
TDSの活用例:ある飼育スタイルを1から10まで守る

とある飼育スタイルを1から10まで真似して行う場合はTDSを有効に活用できます。

以下、1例です(分かりやすくするために作った架空のお話)。

  • まずRO水を用意する(RO水のTDSは0です)
  • RO水に「エビが増えるヤベー液」をTDSが100になるまで添加する
  • 作った水で週に1回、50%換水をする

このように、不純物がほとんど無い純水に近いRO水と、添加剤を使えばどこの場所であろうと同じ水質が作れます。

そのため、体系的まとまっている繁殖理論などを正確に真似ることができます。

TDSの活用例:硬度の確認

一般的にTDSの低い水は硬度が低いと言えます。

厳密にはそうも言い切れないのですが、TDSが低くかつ硬度の高い水は非常に稀なので無視して良いでしょう。

そのため、水草水槽など軟水が求められる環境ではTDSを測ることである程度硬度の指標にすることができます。

※TDS150以内であれば、概ねどの水草も問題ありません。

TDSの活用例:RO水のチェック

RO水を作る浄水器のフィルターには寿命があるので、処理水量を超えるとTDSが高い水ができます。

定期的に浄水器で作った水を測ることで、フィルターの交換時期を知ることができます。

TDSを測る

マーフィード エコ・TDSメーター
マーフィード エコ・TDSメーター

デジタル体温計のような要領で、TDSを1刻みで測ることができます。

正直なところ、Amazonで他国製のかなり安いものも手に入るのですが、精度、故障の少なさからこちらを愛用しています。

TDSを調整する

テトラ PHKHマイナス
例えば、テトラ PHKHマイナス

餌、水質調整剤、添加剤、肥料などなど基本的に水槽内に何かいれたらTDSは上昇します。

マーフィード エキスパート150
マーフィード エキスパート150

RO水が生成できる浄水器を使うことでTDSがほぼ0の水を作ることができます。

基本的にTDSを有効活用する場合は、これらの浄水器を使う必要があります。

塩分濃度(比重)とは

塩分濃度とは、その名の通り、水にどれだけ塩が溶けているかという指標です。

比重計という特殊なメーターを使い測ります。

主に海水魚、汽水魚を飼育する際に「比重計」を使い計ります。

海水の場合、比重「 1.023~1.026 」程度を目安に人工海水を溶かして調整しましょう。

汽水魚の場合は、海水と同様~3分の1程度の比重で良いでしょう。

淡水魚を塩水浴する場合は、5%程度の濃度にすれば良いので比重を使わなくても良いでしょう。

塩水浴の場合は1Lあたり、5g程度入れればOKです。

汽水魚が好む比重(例)海の生き物が好む比重
1.005~1.015程度1.023~1.026程度
比重の目安 ※汽水魚は比重に幅広く適応できます

塩分濃度を測る

カミハタ ディープシックス
カミハタ ディープシックス

水温20℃~30℃の間で比重が計れるようになっています。

簡易的な比重計ながら、十分実用に堪えます。

ポイントは「 使った後 、しっかり水道水で塩水を洗い流さすこと」

塩が中に残ったまま乾燥させると、正常に動かないことがありますよ。

レッドシー シーウォーターリフレクトメーター
レッドシー シーウォーターリフレクトメーター

水温25℃の比重がかなり正確に測れるリフレクトメーターです。

難易度の高いサンゴ水槽などではこちらの使用をおすすめします。

塩分濃度を調整する

レッドシー コーラルプロソルト

高品質の人工海水です。

比重計でチェックしながら水に溶かすことで海水が作れます。

サンゴの育成に必要な成分が含まれているので、サンゴ水槽におすすめです。

換水
換水

1度入れた塩分は換水するしか取り除く方法がありません。

水温(℃)とは

そのまんまです。

日本の場合「℃」で表記することがほとんどです。

熱帯魚の場合「20~28℃程度」、温帯魚の場合「15~28℃程度」を目安にしておけば大抵大丈夫です(例外もあります)。

水槽のヒーター、冷却ファン、クーラー、エアコンなどを使い調整しましょう。

多くの場合、夏場の高水温の方が問題になります。

多くの冷水魚が好む水温多くの温帯魚が好む水温多くの熱帯魚が好む水温高水温対策が必要
10~18℃15~28℃20~28℃30℃~
水温の目安 ※適正水温内でも水温の急変はNGです

水温を測る

エヴァリス きっちり計れる水温計
エヴァリス きっちり計れる水温計 L

とても精度の高い水温計。

欠点はどうしても目立つこと。

計るときだけ水槽に入れる方法もアリです。

GEX コードレスデジタル 水温計

パッと見ただけで水温が把握できるデジタル式の水温計です。

こちらは室温も確認することができます。

水温を調整する

エヴァリス R100AF
エヴァリス ダイヤルブリッジR100AF

水温22~31℃までの間で温めることができるヒーターです。

エヴァリス社のヒーターは故障が少ないのでおすすめです。

GEX アクアクールファンシリーズ
GEX アクアクールファンシリーズ

おすすめの冷却ファンです。

水面に風を当てることによって2~4℃程度水温を下げることができます。

現状の日本の夏場は最低でも冷却ファンの使用が必要です。

ゼンスイ ZCシリーズ
ゼンスイ ZCシリーズ

水槽用クーラーの中で1番おすすめのタイプです。

冷水魚など特殊な生き物を飼育するなら必須です。

エアコン
エアコン

水槽本数、サイズ、お部屋の環境しだいではエアコンを24時間つけて管理した方が電気代が安くなります。

状況に応じてエアコンの使用も視野に入れましょう。

汚れの目安を表すもの

一言でいうと「水槽がキレイか?」ということを知る指標です。

  • 硝化バクテリアがちゃんと増えているのか?
  • 余分な養分は無いか?

などのことが確認できます。

全体的に共通している特徴としては「少ない方が良い」「換水で取り除くことができる」ということです。

NH4 (アンモニウム)とは

NH4とはアンモニアのこと

水の汚れの指標です。

「残り餌」「生き物の排泄物」「死骸」などから発生します。

硝化バクテリアが分解するものの一つです。

おもに水槽セット後1週間目ごろに問題になります。

海水などpHの高い環境の場合、毒性が高くなるので 特に注意が必要です

試薬で計って検出されないことが理想です。

ただしろ過バクテリアの発生の都合上、必ず一度は水槽内に溜まります。これが「水槽セット直後は環境が不安定」と言われる理由の一つです。

毒性はpHに大きく左右され、7.0よりも高いと加速度的に毒性が強まります。

そのため、pHをアルカリ性よりにしている水槽ほど危険です。

逆に酸性下ではほとんど毒性が無いので、見過ごされがちですよ。

アンモニアは植物の栄養になります。水草も吸収するのですが、「藻類」の栄養にもなるのでアンモニアが検出されていると藻類が増えやすいです。

良い普通やや多い危険
~0.25mg/L0.5~2mg/L2~5mg/L5mg/L~
NH4 (アンモニウム)濃度の目安
酸性よりの水槽

ソイル(水草用の土)を使用している水槽など水質が酸性よりの場合、検出されていたとしてもあまり問題になりません。

油断しているとアンモニアが分解されて出来る「亜硝酸」が増えるタイミングで一気に環境が悪くなるので注意しましょう。

アルカリよりの水槽

海水などアルカリ性の水槽ではアンモニアの毒性がかなり強くなるため危険です。

検出されるうちは生体はいれないようにしましょう。

NH4を測る

ADA パックチェッカーNH4(アンモニウム)
ADA パックチェッカーNH4(アンモニウム)

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプです。

簡単に作業ができるので初心者の方でも扱いやすいです。

バイコム スターターテストキット
バイコム スターターテストキット

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプです。

簡単に作業ができるので初心者の方でも扱いやすいです。

硝化バクテリアの立ち上がりを調べる「アンモニウム」「亜硝酸塩」「硝酸塩」を調べられるキット。

こちらの3つを一度に計測できるのはとても便利ですね。

それぞれ3本入った使い切りなので無駄がありません。

NH4を除去する

換水
換水

なんだかんだ、換水をしてしまうのが1番手っ取り早く簡単にアンモニウムを取り除く方法です。

状況に応じて50~80%程度換水をして取り除きましょう。

NO2(亜硝酸塩)とは

no2とは亜硝酸のこと

水の汚れの指標です。

アンモニアをバクテリアが分解して発生します。

硝化バクテリアが分解するものの一つです。

おもに水槽セット後1週間~2週間目ごろに問題になります。

亜硝酸は緑藻、藍藻などが好んで吸収するので藻類の発生原因にもなります。

試薬で計って検出されないことが理想です。

ただしろ過バクテリアの発生の都合上、必ず一度は水槽内に溜まります。これが「水槽セット直後は環境が不安定」と言われる理由の一つです。

アンモニアはpHに毒性が左右されますが、亜硝酸はされません。

弱酸性の水質の場合、セット後2週目あたりから急に状態が悪くなるのはこのため。

亜硝酸は植物の栄養になります。水草も多少吸収するのですが、「藻類」の栄養にもなるので亜硝酸が検出されていると藻類が増えやすいですよ。

良い普通多い危険
~0.5mg/L0.5~2mg/L2~5mg/L10mg/L~
NO2(亜硝酸塩)濃度の目安
すべての水槽

できるだけ0になるようにしましょう。

セットから1ヶ月などある程度時間が経過しているのに亜硝酸が検出されるなら「ろ過バクテリアが十分に繁殖していない」「魚の数が多い」「餌がの量が多すぎ」「ろ過が不十分」などの原因が考えられます(原因が複数の場合もあります)。

NO2を測る

ADA パックチェッカーNO2(亜硝酸)
ADA パックチェッカーNO2(亜硝酸)

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプです。

簡単に作業ができるので初心者の方でも扱いやすいです。

バイコム スターターテストキット
バイコム スターターテストキット

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプです。

簡単に作業ができるので初心者の方でも扱いやすいです。

硝化バクテリアの立ち上がりを調べる「アンモニウム」「亜硝酸塩」「硝酸塩」を調べられるキット。

こちらの3つを一度に計測できるのはとても便利ですね。

それぞれ3本入った使い切りなので無駄がありません。

テトラ テスト 亜硝酸試薬
テトラ テスト 亜硝酸試薬

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ 。

検査するためにいくつか工程を行わなければいけないので、作業はちょっと大変です。

その代わり、これ1箱あれば数年使える量なので、パックチューブタイプよりもコスパは良いですよ。

NO2を除去する

換水
換水

なんだかんだ、換水をしてしまうのが1番手っ取り早く簡単に亜硝酸塩を取り除く方法です。

状況に応じて50~80%程度換水をして取り除きましょう。

NO3 (硝酸塩)とは

NO3とは硝酸塩のこと

水の汚れの指標です。

亜硝酸をバクテリアが分解して発生します。

硝化バクテリアが分解してできる最後のものです。

おもに水槽セット後2週間~3週間目ごろに検出されるようになります。

多少検出されるからといって、水質が悪い訳ではありませんよ。

生物ろ過が機能している環境なら常に生成されています。

そのため、「硝酸が検出 = 生物ろ過が機能している」と言えます。

硝酸は多くの水草が好んで吸収しますが藻類も好んで吸収するので、多量にあると藻類の発生原因になります。

とても良い良いやや多い過多
~2mg/L2~10mg/L10~45mg/L45~mg/L
NO3 (硝酸塩)濃度の目安
一般的な水槽

生物ろ過が機能している水槽なら必ず検出されます。

多少検出されても問題ありません。

水草水槽

水草は硝酸を好んで吸収します。

そのため、水草が元気に茂っている水槽は硝酸塩をほぼ0に保つことができます。

海水水槽

硝酸塩は酸性のため溜まるとpHを下げます。定期的に換水をして硝酸を取り除きましょう。

育成の難しいサンゴは硝酸塩濃度をほとんど0にする必要があります。

NO3 を測る

ADA パックチェッカーNO3(硝酸)
ADA パックチェッカーNO3(硝酸)

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプ。

簡単に作業ができるので初心者の方でも扱いやすいです。

バイコム スターターテストキット
バイコム スターターテストキット

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプです。

簡単に作業ができるので初心者の方でも扱いやすいです。

硝化バクテリアの立ち上がりを調べる「アンモニウム」「亜硝酸塩」「硝酸塩」を調べられるキット。

こちらの3つを一度に計測できるのはとても便利ですね。

それぞれ3本入った使い切りなので無駄がありません。

NO3 を除去する

12日目
水草水槽

水草や海藻は硝酸を好んで吸収するので、たくさん茂られることで硝酸塩濃度を0に近づけることができます。

水草、海藻が元気に成長する環境を整える必要はありますが、効果の高い硝酸塩対策です。

換水
換水

なんだかんだ、換水をしてしまうのが1番手っ取り早く簡単に硝酸塩を取り除く方法です。

状況に応じて30~80%程度換水をして取り除きましょう。

CI (塩素)とは

clとは塩素のこと

塩素が残っているかという指標です。

おもに換水時に計るものなのですが、現状、水道水の塩素濃度が低いこともありあまり重要ではありません。

正直に言うと、僕は残留塩素を計ったことがありません。

塩素が気になるなら中和剤を使いますし、規定量を投入すれば塩素はしっかり中和されますので。

浄水器のフィルターの交換時期を知るためには有用かもしれませんね。

有害
0.02mg/L以上
CI (塩素)濃度の目安

CIを測る

ADA パックチェッカーClO(残留塩素)
ADA パックチェッカーClO(残留塩素)

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプ。

簡単に作業ができるので初心者の方でも扱いやすいです。

CIを除去する

エーハイム フォーインワン
エーハイムフォーインワン

カルキ抜きを使えば簡単に塩素を中和することができます。

水道水をバケツなどに溜めて、規定量を入れるだけなので初心者の方でも簡単に作業することができます。

マーフィード スタンダード・ネオ
マーフィード スタンダード・ネオ

付属のファイバーカーボンフィルターにより塩素を除去できます。

水道につなぐだけで使えますので、換水作業を大幅に楽にできますよ。

COD (化学的酸素要求量)とは

codとは化学的酸素要求量のこと

「有機物」がどれだけあるかという指標です。

有機物は良いものも悪いものもあるのですが、どちらもたくさんあると水槽は不安定になります。

特にセット初期はこの数値が高くなりやすいですよ。

酸素消費量とも呼ばれます。

難しく言うと「水中に酸化するものがどれだけあるか?」ということです。

水中の酸化物というとほとんどは有機物(炭素の化合物)なのですが、そのほか亜硝酸塩、硫化物などの無機物も含まれます。

また、ソイル(水草用の土)や水草用肥料、添加物の中にはCODを上昇させるものもありますよ。

そのため、一概にCODが高いからと言って「水質が悪い」とは言い切れない部分があります。

とはいえ、CODが低い水槽は、水の透明度が高く藻類も少ない傾向があるので低いに越したことはありません。

少ないやや多い多い
~44~88~
COD (化学的酸素要求量)の目安
CODの有効活用例

TDSGH(TH)と組み合わせて測ることで、水槽内のミネラル分と有機物の量をある程度把握することができます。

CODを測る

ADA パックチェッカーCOD(化学的酸素消費量)
ADA パックチェッカーCOD(化学的酸素消費量)

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプです。

簡単に作業ができるので初心者の方でも扱いやすいです。

CODを減らす

キョーリン ブラックホール
キョーリン ブラックホール

活性炭は水中の有機物を吸着するので、CODを低下させることができます。

活性炭の吸着能力には限界があるので、定期的に交換しましょう。

換水
換水

なんだかんだ、換水をしてしまうのが1番手っ取り早く簡単にCODを減らせます。

状況に応じて30~80%程度換水をして取り除きましょう。

PO4 (リン酸)とは

po4とはリン酸のこと

水中にリン酸がどれくらいあるかという指標です。

リン酸は過剰にあると藻類の発生原因になります。

「残り餌」「排泄物」から主に発生しますよ。

ですが、リン酸は簡単に除去できるので、そこまで心配する必要はありません。

魚の数が多い場合、餌を与えすぎている場合、特に高い数値になりやすいので注意が必要です。

現在、藻類に悩まされているなら計測してみると良いでしょう。

ン酸は何かと悪者扱いされますが、水草水槽においてはとても大切な養分です。リン不足から水草が調子を崩すこともありますよ。

淡水水槽海水水槽
1mg/L以下0.1mg/L以下
PO4 (リン酸濃度の目安
お魚メインの水槽、海水水槽

藻類の発生原因になりますので、なるべく低い数値を目指しましょう。

特に残り餌には注意が必要です。

と言っても餌を0にすることはできませんので、リン酸を除去するものを効果的に使うと良いでしょう。

水草水槽

リン酸を除去するよりもまずは、pH調整、CO2量調整、微量元素の添加などを行い水草がリン酸を吸収できる環境を整えることを優先すべきです。

水草を元気に育てた先に綺麗な水槽があるということを意識しましょう。

PO4を測る

ADA パックチェッカーPO4(リン酸)
ADA パックチェッカーPO4(リン酸)

パックチューブの中に水槽水を入れて色の変化を見るタイプです。

簡単に作業ができるので初心者の方でも扱いやすいです。

sera PO4テスト

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ 。

検査するためにいくつか工程を行わなければいけないので、作業はちょっと大変です。

その代わり、これ1箱あれば数年使える量なので、パックチューブタイプよりもコスパは良いですよ。

PO4を除去する

ADA クリアウォーター
ADA クリアウォーター

ADAクリアウォーターなどの凝集剤はPO4を除去できるものがあります。

水槽に添加するだけでリン酸をほぼ0にできるのでお手軽ですよ。

エーハイム リン酸除去剤
エーハイム リン酸除去剤

フィルターにろ材として入れることで継続してPO4を取り除くことができます。

除去効果には限界があるので、定期的に交換する必要があります。

換水
換水

なんだかんだ、換水をしてしまうのが1番手っ取り早く簡単にPO4を減らせます。

状況に応じて30~80%程度換水をして取り除きましょう。

SiO3(ケイ酸塩)とは

sio3とは珪酸塩のこと

水中にケイ酸塩がどれくらいあるかという指標です。

ケイ酸塩は過剰にあると藻類(特に珪藻)の発生原因になります。

水道水に含まれているので換水することで水槽内に入ります。

主に海水水槽の藻類増殖の原因になります。

換水時に水道水から入ることから、除去するには一工夫必要です。

海水水槽で藻類でお悩みの方は除去方法をお試しください。

淡水水槽海水水槽海水水槽(藻類予防)
5~10mg/L程度10mg/L程度1mg/L以下
SiO3(ケイ酸塩)濃度の目安

SiO3を測る

sera SiO3テスト
sera SiO3テスト

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ 。

検査するためにいくつか工程を行わなければいけないので、作業はちょっと大変です。

その代わり、これ1箱あれば数年使える量なので、コスパは良いですよ(あまり使いませんが)。

SiO3を除去する

カミハタ シリケイトリムーバー

フィルターにろ材として入れることで継続してSiO3を取り除くことができます。

除去効果には限界があるので、定期的に交換する必要があります。

マーフィード エキスパート150
マーフィード エキスパート150

RO水が生成できる浄水器を使うことでSiO3がほぼ0の水を作ることができます。

導入コストは高いですが、藻類予防に大きな効果があります。

Cu(銅)とは

cuとは銅のこと

銅はとても有害です。

魚病薬や藻類除去剤の中には銅が含まれるものがありますので、そのような薬を使った水槽に生体を入れる際は測ると良いでしょう(ほとんどありませんが)。

銅は非常に毒性が強いのですが(それを活かして魚病薬や藻類除去剤に使われています)、重金属を無害化する薬品(多くのカルキ抜きなど)を使えば簡単に無害化できます。

そのため、そこまで強く気にする必要は無いでしょう。

飼育水槽薬として使う場合(一例)
0を目指す
※生体の必須栄養素でもあるので
完全に0にする必要はありません
0.2mg/L
Cu(銅)濃度の目安

Cuを測る

sera Cuテスト
sera Cuテスト

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプ 。

検査するためにいくつか工程を行わなければいけないので、作業はちょっと大変です。

その代わり、これ1箱あれば数年使える量なので、パックチューブタイプよりもコスパは良いですよ。

Cuを除去する

エーハイム フォーインワン
エーハイムフォーインワン

カルキ抜きを使えば簡単に塩素を中和することができます。

水道水をバケツなどに溜めて、規定量を入れるだけなので初心者の方でも簡単に作業することができます。

初めて水質を測るなら

お洒落な試験管

初めて水質を測るなら、PHNH4NO2NO3からチェックするのがおすすめです。

どれも測りやすく、比較的変化する指標なので眼には見えない水質変化を掴みやすいと思います。

PHをチェックする

テトラ テスト ペーハートロピカル試薬(5.0ー10.0)
テトラ テスト ペーハートロピカル試薬(5.0ー10.0)

最初はこんな感じのタイプがとっつきやすいです。

付属の試験管に試薬を入れて色の変化でみるタイプです。

アバウトに酸性~弱酸性~中性~弱アルカリ性~アルカリ性と測れます。

一般的な熱帯魚、金魚、メダカ、エビを飼育しているのなら、酸性~弱酸性~中性~弱アルカリ性~アルカリ性のどれであろうと飼育できますので、そこまで強く気にする必要はありません。

ムブ
ムブ

じゃあ、なんで測るのよ。。?

というと、「水質を測る」という感覚を掴むためです。

水槽の水、水道水、川の水、雨水など色々測ってみて、水質を測る感覚を養いましょう。

MEMO
実用に使えるレベルで測るならデジタル式のPH計をおすすめします。

NH4 、NO2、NO3を測る

バイコム スターターテストキット
バイコム スターターテストキット

この検査キットなら「アンモニウム」「亜硝酸塩」「硝酸塩」を全部調べられます。

NH4NO2NO3をチェックすることで、「生物ろ過」がどのように成熟していくかを、数値で追うことができます。

水槽立ち上げ当初から定期的にチェックすることで、「アンモニウムの増加と減少」「亜硝酸塩の出現と減少」「硝酸塩の蓄積」などの変化をしることができますよ。

測ってみると、大胆に数値が変化するので割と面白いです。

眼には見えない変化なので、水槽の生き物の調子と合わせて確認することでより理解が深まりますよ。

詳しいチェック手順は別記事でご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

生物ろ過の仕組み【ろ過バクテリア】生物ろ過を詳しく解説

藻類が出ている時にチェックする水質

とろろ昆布状の藻類
藻類増殖の原因になりえる指標

こちらの数値が高い場合、藻類がしや増殖すくなります。

一概に言えないのですが、藻類で悩んでいるなら低い数値でキープするようにしましょう。

GH or TH

藻類の直接の原因にはなりませんが、硬度が高いとそれだけ「硬い藻類」が成長します。

軟水下では藻類も柔らかい傾向があるので、エビやオトシンが食べやすいです。

そのため、軟水の方がキレイにキープしやすいと言えます。

硬度を下げる方法はこちらの記事で詳しく解説しましたので、お困りの方はぜひご覧ください。

pHと硬度を下げる方法【水草水槽向け】pHと硬度を下げる方法

NO2

緑藻や藍藻など藻類の仲間は効率よく亜硝酸塩を吸収できます。

これは、セット初期、2週間目あたりから急に藻類が出てくることと関係していると思われます。

亜硝酸塩を少なくするのは生物ろ過のうち、硝化バクテリアを成熟させるのが一番です。

しかし、安定するまで時間がかかるので、それまでは換水で乗り切りましょう。

亜硝酸塩濃度を下げるには
  • 生物ろ過を成熟させる(待つ)
  • 換水

NO3

硝酸は生物ろ過のうち、硝化バクテリアによって行われる硝化作用により最終的に生成されます。

そのため、検出されるということは生物ろ過が上手く機能しているといえます。

だからこそ、「0」にすることが難しいものです。

多少、検出されるくらいは問題ありませんが、多量にあると藻類の原因になりますよ。

硝酸は水草や海藻が好んで吸収するので、それらが元気に伸びる環境を整えるのが1番の対策になります。

硝酸塩濃度を下げるには
  • 餌の投入量を少なくする
  • 水草や海藻に吸収させる

COD

パッと見て水槽がある程度透明ならCODは低いので、それほど計る優先度は高くないかと思います。

CODが高くとも、それだけで藻類が増える訳では無いのですが、「COD高い=有機物多い=藻類の養分が多い」ということですので一応、藻類増殖の原因になります。

気になる方は計ってみても良いでしょう。

CODを下げるには
  • 換水
  • 活性炭を使う

PO4

魚の餌、排泄物から発生するので、特にお魚メインの水槽で問題になります。

特に給餌量の多くなりがちな「大型魚」「肉食魚」水槽では注意が必要ですね。

リン酸を除去する薬品、ろ材は数多く発売されているので対処は簡単です。

リン酸濃度を下げるには
  • 餌の投入量を少なくする
  • 凝集剤を使う
  • リン酸除去剤を使う

SiO3

基本的に海水水槽で問題になります。

水道水に含まれているので、ろ材に吸着させるか浄水器を使い除去するのが効果的です。

除去すると目に見えて珪藻類などの増殖量が減りますよ。

ケイ酸濃度を下げるには
  • ケイ酸除去剤を使う
  • 浄水器を使う(RO水)

全部チェックしたけど藻類が減らないよ?

残念ですが、これらの水質に問題が無くても藻類は生える時は生えます。

そして、一度生えた藻類は駆除しない限り増え続けてしまいます。

藻類対策は必ず「藻類取り生体」と共同作業で挑みましょう。

苔対策水槽で生える藻類(苔)対策まとめ ー藻類の増殖原因、藻類一覧、お掃除屋さんの量など丁寧に解説ー
元気
元気

藻類を食べてくれる生き物が十分にいないのでは藻類は減りませんよ!

水質チェック表(再掲載)

各水質のチェック表をもう一度載せます。

ぜひチェックの際にご利用ください。

まとめ

今回は「水質の基礎知識」について解説しました。

何か問題が発生した時、上手く育たない時など水質を計ることでヒントになることが多いですよ。

ただし「水質は目安」だと考えるようにしてください。

アクアリウムで一番大切なことは「生き物達の調子」です!

数値ばかり追ってもキレイなアクアリウムを作ることはできませんので、あくまで「参考にする」程度に向き合うと良いでしょう。

元気
元気

今回ご紹介した水質を全て良い数値にしたとしても、その水槽がキレイかどうかまた別の問題です。数値に振り回され過ぎないようにしましょう!