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【夏の暑さ対策】水槽の水温を下げる3つの方法 ーおすすめの冷却アイテムをご紹介ー

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本記事では水槽の水温を下げる3つの方法をご紹介します。

アクアリウムは夏場の方が管理が難しいです。

それは水を温めるよりも「冷やす」方が大変だから。

アクアリウムは冬よりも夏に問題が起きることが多く、その原因のほとんどは「高水温」です。

5月頃より気温が30℃超える日が増えてきますので、余裕を持って高水温対策の準備しましょう。

「水温を下げる方法」「高水温の悪影響」「おすすめの冷却ファン」「おすすめの水槽用クーラー」「水温を下げるコツ」など詳しく解説していきます。

初心者の方にも分かりやすい丁寧に進めていきますのでぜひご覧ください。

この記事の著者
轟元気

プロアクアリスト

轟元気

とどろきげんき

プロフィール

業界歴15年の中堅。現在は埼玉県坂戸市にあるアクアリウムショップ「e-scape」の店長をしています。本ブログ、Ordinary-Aquariumでは「水草水槽の知識」を中心に今までの経験を基にした実践的な知識、技術を初心者の方にも分かりやすく解説していきます。プロフィール詳細リンク、転載、引用について

アクアリウムの最適な水温

20~30℃程度

これくらいの水温帯が多くの動植物にとって適温です。

日本の夏は気温が35℃以上になることもあり、どうしても水温が上がってしまう日があります。

そのため、夏場は「水温を下げる」必要があるのです。

5月頃より水温が高くなってしまう日が増えますからGWを過ぎたあたりから高水温対策を始めると良いです。

元気
元気

ざっくりとした感覚ですが30℃を上限にするとよいでしょう!

種類によって好みの水温は異なる

  • 金魚⇒ 15~30℃程度
  • メダカ⇒ 15~30℃程度
  • エビ⇒15~28℃程度
  • 熱帯魚⇒25~30℃程度
  • サンゴ⇒ 20~25℃
  • 水草⇒ 20~30℃

ざっくり分けるとこんな感じです。

25℃前後を目安に安定させることでどの生物も育てやすいのですが、日本の夏を考えるとなかなか難しいのが実情です。

そのため、なるべく30℃を超えないようにするのが現実的でしょう。

MEMO

エビの繁殖を狙う、サンゴの育成などはしっかりと水温を下げる必要があります。

水温の変化はなるべく少なく

  • 昼間⇒ 30℃
  • 夜間⇒ 20℃

などなど、昼夜の水温差が大きいと生き物の調子が悪くなってしまうことがあります。

特に夏場は昼間に暑くなって夜に冷えてしまうことが多いですから調子を崩しやすい時期と言えます。

これからご紹介する水温を下げる方法を使いつつ、ヒーターをセットすることで急に冷えてしまうことを防ぐことができますので、夏場でもヒーターをセットしておくと良いでしょう。

元気
元気

人間が季節の変わり目に調子を崩しやすくなるのと同じですね!

高水温の悪影響

こちらの4点が主な悪影響です。

水温が上がると複合的に問題が発生するので、夏場は何かと問題の多い季節です。

どのような問題が起きるということを知っておくだけでも対策になりますよ!

藻類の発生量が増える

藻類

水温が上がると藻類の活性が上がるため、増殖量が増えます。

一度、藻類が増えてしまうと水温が下がっても減らないので「お掃除屋さんを増量」するなどの対策が有効です。

藻類対策についてはこちらの記事でまとめましたので、お困りの方はぜひご覧ください。

悪玉菌の活性が上がる

  • 濁り
  • 臭い
  • お魚の病気

などの原因になる悪玉菌の活性があがります。

一言でいうと、汚れやすくなってしまうので普段以上に「水を汚さない」ように管理しましょう。

特に「餌の与えすぎ」はお魚が太ってしまうばかりか、残り餌がとても水を汚すので注意してください。

溶存酸素量が減る

水温が上がると、その分だけ水の中に溶けている「空気量」が減ります。

結果として水中の酸素量が少なくなりますよ。

フィルターがしっかり稼働している水槽ならほとんど問題は無いですが、このような場合は注意しましょう。

  • 酸欠に弱い魚、生き物
  • 大型魚
  • 薬浴中

急流域など、酸素が豊富なところに生息しているものは酸欠に弱いです。

大型魚は単純に体が大きいのでその分、多くの酸素を必要とします。

また、薬浴中は酸欠になりやすいので注意しましょう。

ブクブク(エアレーション)をすることで酸欠を簡単に予防できますので、予めセットすることをおすすめします。

エアレーションのセット方法

高水温が苦手な生き物、水草がいる

  • 冷水域の生き物
  • エビの仲間
  • 多くの水草
  • 多くのサンゴ、イソギンチャク

これらの生き物、水草は基本的に高水温が苦手です。

できるかぎり30℃を超えないように管理した方が良いです。

注意

種によって上限水温は異なります。

水槽の水温を下げる3つの方法

こちらの3つが水温を下げる主な方法です。

それぞれ、メリット、デメリットがありますので詳しく解説していきます。

冷却ファン

アクアレイクール レギュラー

最近は各メーカーより様々なものが発売されているので選びやすくなりました。

価格も数千円なので手に入りやすくもっとも手軽です。

高水温をあまり苦手としない丈夫な生き物の飼育なら十分な効果があります。

仕組みは、水に風を当てて蒸発させる際の気化熱で水温を下げます。

蒸発量が多いほど冷えるのでフタは外しましょう。

仕様上、蒸発させることで冷やすので水がどんどん減ります。

旅行等で数日空ける場合は蒸発によるフィルター、ヒーターの誤作動に注意が必要です。

大体、現在の水温から2℃~4℃程度冷やすことができます。

急に冷え込んだ日などに冷えすぎてしまうことがありますが、冷却ファン用のサーモスタットを使うことで冷え過ぎを防ぐことができます。

水が蒸発する際に周りの熱を奪うことを「気化熱」といいます。

冷却ファンはこの性質を利用して水槽水を蒸発させることで水温を下げていますよ。

メリット
  • 手軽
  • 安価
  • 省エネ
デメリット
  • 水が蒸発する(1日/1cm程度)
  • 湿度の高い部屋では効果が薄い

おすすめの冷却ファン

水槽用クーラー

水槽用クーラー

高価なので導入には勇気が入りますが、もっとも確実に水温を下げることができます。

25℃以下の水温でなければ育成できないような生き物を飼育する場合は必須です。

エアコンでもかなり低水温まで下げることができるのですが、室温を下げる必要があるので人間の体調と電気代に大きな負担となります。

そのため冷水を好む生物を飼育する場合は水槽用クーラーの使用がおすすめですよ。

簡単に言うとエアコンの室外機みたいなものなので、水槽の熱を部屋に逃がすような仕様です。

そのため部屋は熱くなります。

また、強力な分、電力を消費します。

省エネとは言い難いですね。

外気の影響を受けないようにすることで効率が増します。

そのため、しっかりとフタを閉めましょう。

水槽水量に合わせて機種を選ぶことになりますが、フィルターからの排熱、ライトの熱量等の周辺機材とのバランスも考えなければいけないので、詳しい方に相談しながら選んだ方が良いかと思います。

水を循環させる必要があるので、別でポンプを用意するか、外部式フィルターに接続して使用しましょう。

外部式フィルターを使用する場合は負荷による流量低下に注意が必要ですよ。

メリット
  • 目的の水温まで下げることができる
  • 低水温を好む生き物を飼育できる
デメリット
  • 高価
  • 排熱で室温が上がる
  • 電気代がかさむ

おすすめのクーラー

エアコン

室温をコントロールすることで目的の水温をキープします。

一般的な水温で管理できる生き物、植物なら最適な温度管理方法です。

店舗は基本的にエアコン+ヒーターで水温を管理しているところが多いですね。

  • 冬場 = 18~20℃程度(+ヒーターを使う)
  • 夏場 = 25~28℃程度

これくらいに温度設定すると程よくキープできると思います。

水槽の設置してある高さで水温にムラができるので注意が必要です。

天井に近いほど水温が高く、床に近いほど水温が低くなります。

また、室温を使って間接的に水温をコントロールするため、水温を変化させるのに時間がかかります。

室温を20℃以下、30℃以上にしたりと極端な水温にしようとすると暮らしづらくなりますので、その場合はヒーターや水槽用クーラーと組み合わせて水温をコントロールしましょう。

空気が乾燥するので、アクアテラリウムやパルダリウム等の湿度が大切な水槽は注意が必要です。

メリット
  • 水槽に温度管理グッズを入れなくて良い(美観アップ)
  • 複数の水槽をまとめて管理できる
  • 温冷両方に対応可能
デメリット
  • 水温にムラがある
  • 極端な水温は管理しづらい

おすすめの冷却ファン、クーラー

それぞれのおすすめ機種をご紹介します。

商品ごとのポイントを解説していきますのでお買い物の参考にどうぞ!

冷却ファン

GEX アクアレイクールシリーズ

アクアレイクール レギュラー
  • スッキリとしたデザイン
  • 冷却ファンの中でも効果が高い方

水槽上部に設置して広い面に風を当てること良く冷える冷却ファンです。

省スペースかつしっかりとした効果があります。

水槽の大きさ(水量)に応じてこちらの3サイズから選べるのが嬉しいですね。

名称水槽サイズ適合ガラス厚
コンパクト25L程度まで対応2~17mm
レギュラー60L程度まで対応2~23mm
ビッグ200L程度まで対応2~41mm
※大きな水槽は複数台設置することで対応できます。
元気
元気

別途USBアダプターが必要なのでお持ちで無い方は一緒に揃えましょう!

コトブキ スポットファンシリーズ

  • 外掛け式タイプの冷却ファン
  • 水槽上面のスペースを節約できる

水槽に引っ掛けるように設置するタイプの冷却ファンです。

水槽の上にはあまりスペースを準備できないなんてときに便利です。

水槽横に設置するので水槽のガラス厚に左右されずにすみます。

フレームのある水槽などに使いやすいです。

名称水槽サイズ適合ガラス厚
スポットファン10425L程度まで対応特に無し
スポットファン20460L程度まで対応特に無し
※大きな水槽は複数台設置することで対応できます。

エヴァリス 自動冷却ファン サーモ&フローTX60

  • サーモスタット搭載で冷えすぎ防止
  • 冷却ファンの中でも効果が高い方

水温が26℃以上になるとファンが作動し冷やし、逆に水温が下がると自動で止まるサーモスタット付きのファンです。

エアコンを使用しているところなどで冷却ファンを使うと水温を下がり過ぎてしまうことがあります。

急激な水温の低下は病気の原因にもなるのですが、こちらのファンなら冷えすぎないので安心です。

やや本体が大きいですが冷却力も十分にあり使いやすい冷却ファンです。

名称水槽サイズ適合ガラス厚
TX6060L程度まで対応2~12mm程度

水槽用クーラー

ゼンスイ ZCシリーズ

ゼンスイ ZCシリーズ
  • 水槽用クーラーで一番のおすすめ!
  • 大きいので設置場所に注意が必要です。

プロの中にも愛用者の多い水槽クーラーの決定版です。

高価ですがこのクラスのクーラーとしては静かなので使いやすいです。

  • レッドビーシュリンプの繁殖
  • サンゴ水槽
  • 渓流魚の飼育

など、低水温が求めらえる環境に特におすすめです。

導入コスト、運用コスト(電気代)からエアコンと天秤にかけて選ぶと良いでしょう。

名称水槽サイズ目安ポンプ流量目安(L/min)
ZC-100α70L程度まで対応5~15
ZC-200α140L程度まで対応7~15
ZC-500α300L程度まで対応10~40
ZC-700α450L程度まで対応10~40
ZC-1000α650L程度まで対応15~50
ZC-1300α900L程度まで対応15~60
注意

クーラーは設置場所の気温や同時に使用する機材、何度まで冷やすのかなど使用条件により適合機種が大きく変わります。クーラーを選ぶ際は詳しい方に相談しながら選ぶと安心です。

ゼンスイ TEGARUⅡ / テガルⅡ

ゼンスイ TEGARUⅡ / テガルⅡ
  • 小型水槽向きクーラー
  • ヒーターの機能もある

30L程度までの小型水槽に使いやすいクーラーです。

最大の特徴はヒーターとしての機能もあること。

こちらをつければ夏、冬関係無く1年を通じて温度管理ができます。

ヒーターを水槽の中に入れない美観上のメリットは大きく、見た目を気にする水槽ならこれだけで採用価値があるほどです。

設定温度は現在の周辺気温に大きく左右されるのでお部屋の空気循環を良くするなどの工夫が必要です。

名称水槽サイズポンプ流量目安(L/min)
テガルⅡ30L程度まで対応1.5~8.5

テトラ クールタワーシリーズ

  • 小型水槽向きのクーラー
  • 60L程度までならコスパの良いクーラーとして使える

コスパの良いクーラーながらあまり大きな水槽で無いなら十分に使えます。

25℃以下など低水温まで下げるほどのパワーは無いので夏場を乗り切るくらいの感覚で使いましょう。

個人的には60cm以下の水槽でコスパの良いクーラーを探している方におすすめです。

名称水槽サイズポンプ流量目安(L/min)
CR-1 NEW20L程度まで対応0.8~6
CR-2 NEW40L程度まで対応0.8~12.5
CR-3 NEW50L程度まで対応0.8~12.5

冷却ファン用サーモスタット

冷却ファン用サーモスタットとは、設定温度より水温が高くなると冷却ファンを作動させ、設定温度よりも水温が下がると冷却ファンを止める便利アイテムです。

  • 5月~梅雨明けまで
  • 人がいる時間はエアコンを使う
  • 夜間、急に冷え込んでしまった

などなど、急に室温が下がるタイミングで冷却ファンが稼働していると水温が下がり過ぎてしまうことがあります。

水温が急激に下がると白点病やコショウ病などお魚の病気の原因になることがあるので、水温差が大きくなりそうな場所に水槽があるなら冷却ファン用サーモスタットの使用がおすすめです。

おすすめの品

エヴァリス EVサーモスタット70-C

エヴァリス EVサーモスタット70-C

26℃固定式のサーモスタットです。

26℃よりも暑くなると冷却ファンを作動させ、逆に26℃よりも低くなると冷却ファンを止めます。

一般的な熱帯魚、メダカ、エビなどの飼育ならこちらがあれば十分です。

こちらがあれば冷却ファンの冷やしすぎを予防できます。

エヴァリス EVサーモスタット100-RC

エヴァリス EVサーモスタット100-RC

18~32℃まで設定温度を変えられるタイプのサーモスタットです。

水温を工夫している場合など、26℃固定式で対応できない場合こちらを使いましょう。

水温を高めにキープしたい、26℃よりも下げたい場合はこちらを使うと便利です。

「30℃は超えてほしくないけど、28℃以下にはしたくない」なんてときに重宝します。

ヒーターと併用する方法もある

水槽用ヒーター

ヒーターと同時に使用すれば水温の下がり過ぎを予防できます。

ちょっと電気代がもったいないですが、お魚が調子を崩すよりはマシだと思います。

【エヴァリス】おすすめの水槽用ヒーター =選び方、種類、設置場所、寿命などを徹底解説!=

水温を下げる際のコツ

  • 冷却ファン ⇒「フタを外す」
  • クーラー ⇒ 「フタをする」
  • サーキュレーター等を使用して室内の空気循環を良くする

こちらの3つが水温を下げる際のポイントです。

水を蒸発させることで冷やすファンはフタを外す。

室温とあまり触れ合わないほうが良いクーラーはフタをしましょう。

また、どのような場合でも部屋の空気循環が良いのほうが効率良く水温を下げることができますよ。

おすすめのサーキュレーター

こちらの無印のものがおすすめです。

仕事で活用していますがこれだけのハイパワーながら割りと静かなのが良いです。

下に溜まった空気を天井に向けて送るようにセットすると効率が良いです。

ビオトープの暑さ対策

睡蓮鉢で作ったビオトープ

こちらは睡蓮を茂らせたビオトープ。

メダカなどの生き物を飼育するなら暑さ対策が必要です。

屋外の鉢などで飼育しているメダカなども夏場は高水温対策が必要です。

メダカやタニシは暑さに強いのですが、それでも水温が35℃以上続くと調子を崩してしまいますのでしっかりと暑さ対策をしましょう。

MEMO

ミナミヌマエビなどのエビの仲間もビオトープで飼育しているならできるだけ30℃を超えないようにしましょう。

おすすめの対策方法

  • すだれ
  • 植物を茂らせる
  • 鉢を移動する

こちらの3点がビオトープの暑さ対策におすすめです。

どれか1つを行うというよりは2つ以上を組み合わせて対応したほうが無難です。

すだれ

睡蓮鉢などと見た目の相性が良い暑さ対策アイテムです。

鉢を覆うように配置するか、鉢の上にフタをするように置くと良いでしょう。

太陽の光を遮るように配置するのがポイントです。

植物を茂らせる

睡蓮鉢で作ったビオトープ

睡蓮の葉が水面を覆っている様子。

アサザのビオトープ

鉢の周りにミントを植えて光を遮っている様子。

植物を茂らせることで光を遮り水温の上昇を防ぐことができます。

また、植物には蒸散作用があるので周囲の気温を多少下げる働きがあるため、植物の数が多いほど水温上昇を防ぐことができます。

あまり茂りすぎるとメダカなどが泳ぐスペースが無くなってしまうので、葉数が多くなったら間引きましょう。

などがビオトープの植物として適しています。

鉢を移動する

  • 午前中だけ光が当たる場所
  • 西日が当たらない場所

こちらがビオトープの設置場所として適しています。

一日中太陽の光が当たる場所はどうしても水温が上がってしまいますから、設置場所の周囲を観察して光が当たりすぎない場所を探しましょう。

木の下など光を遮るものの下に設置するのも有効です。

元気
元気

設置場所にもよりますが東側を意識して設置すると良いと思います!

暑さ対策の電気代

冷却ファンは正直なところ消費電力が少ないので電気代はあまりかかりません。

水槽用クーラー、エアコンはそれなりに電気代がかかりますので状況に応じてコスパの良い方を選びましょう。

  • 大型水槽ユーザーの方
  • 複数台の水槽を管理している方

など、場合によってはエアコンを使って管理した方が電気代が安くなる場合があります。

こちらの記事で目安となる電気代を詳しく解説しましたので、興味のある方はぜひご覧ください。

よくある質問

水温が暑くなりすぎると生き物はすぐに死んでしまいますか?
水温にもよりますがすぐには死なないことが多いです。
30℃以上の日が続くと負担が大きくなり徐々に弱るイメージです。
35℃以上になると多くの生き物が短期間で弱ります。
※サンゴなど25℃以下でないと弱ってしまう生き物もいます。
水槽用のクーラーは必須ですか?
水温を常時25℃以下に保たなければならない生き物の飼育には必須です。
一部のサンゴ、渓流魚などを飼育する場合は用意しましょう。
一般的な熱帯魚、金魚、メダカなどの飼育には必ずしも使う必要はありません。
冷却ファンの代わりに扇風機を使うことはできますか?
可能です。
水面に風を当てて蒸発させることができれば水温を下げることができます。
保冷剤を使って水温を下げることはできますか?
できますがおすすめしません。
一時的に水温が下がるだけですぐにまた暑くなってしまうでしょう。
水温が下がる、上がるという変化が大きくなってしまい生き物に負担がかかることからおすすめできません。
ペットボトルに水を入れて凍らせました。これで水温を下げることはできますか?
できますがおすすめしません。
一時的に水温が下がるだけですぐにまた暑くなってしまうでしょう。
水温が下がる、上がるという変化が大きくなってしまい生き物に負担がかかることからおすすめできません。
氷を使って水温を下げることはできますか?
できますがおすすめしません。
一時的に水温が下がるだけですぐにまた暑くなってしまうでしょう。
水温が下がる、上がるという変化が大きくなってしまい生き物に負担がかかることからおすすめできません。
水草水槽を管理しています。何℃以内で維持すればよいですか?
できるだけ30℃以下を目指しましょう。
多くの水草が30℃以内であれば維持可能です。
中には低水温を好むものもありますのでご注意ください。
エビ水槽を管理しています。何℃以内で維持すればよいですか?
ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビなどの丈夫なエビ⇒30℃以内
レッドビーシュリンプなどの高水温が苦手なエビ⇒28℃以内
こちらを目安にすると良いでしょう。
出窓に水槽を設置しています。どのように対策をしたらよいですか?
まずは窓を遮光しましょう。
西日の当たる出窓であれば水槽を違う場所に移すことも検討してください。
水草水槽をミスト式で立ち上げています。どのように暑さ対策をしたらよい?
エアコンを使い室温を下げましょう。
エアコンの使用が難しい場合は水を張り、冷却ファンなどを利用すると良いでしょう。

まとめ

今回は「水槽の水温を下げる3つの方法」をご紹介しました。

最近の気温を考えると、最低でも「冷却ファン」は用意した方が良いでしょう。

エアコンで管理してしまうのが簡単で見栄えも良いのですが電気代が気になりますよね。

今の状況ならどの方法がコスパが良いか勘案して対策法を選んでくださいね!

元気
元気

冷却ファンをつけるだけでも大きく変わりますよ!