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【お魚の調子を整える】塩水浴の方法

今回は「塩水浴」の方法について解説します。

古くから「金魚」の調子を整える方法として使われてきました。金魚に限らず「メダカやベタ、熱帯魚など淡水魚全般」に有効な方法なので、皆さんにぜひ覚えて頂きたいです。

方法は簡単です。
水槽へ「食塩」を入れるだけです!

塩水浴の効果や塩の濃度など初心者の方にも分かりやすく解説していきます。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

塩水浴は飼育水槽で行わず、隔離水槽で行いましょう。
隔離水槽についてはこちらで詳しく解説しましたので、先に目を通しておくと良いでしょう。

元気

「塩水浴」「魚病薬を使いこなす事」はアクアリウムショップの生体担当として必須スキルですよ!

塩水浴の効果

  • お魚の浸透圧調整を助ける
  • コショウ病の治療
  • 極初期症状なら白点病にも効く

・お魚の浸透圧調整を助ける

これが塩水浴をする一番の目的です。
理由を説明するとややっこしいので「塩水浴をするとお魚が楽になる」と思っていただければ大丈夫です。

浸透圧調整に使っているエネルギーを節約して、その分を体の治癒に集中出来るようになります。

詳しく知りたい方は↓のボックスの中を御覧ください。

お水はより塩分濃度の濃い方へ移動していきます。そのため、水の中にいるお魚は絶えず「周りの水と体内の水分」の調整をしています。

淡水魚の場合、周りの水がどんどん体の中に入ってくるのでこれを常に体の外へ排出しています (海水魚の場合は逆に体から水分がどんどん抜けていきます)

淡水の場合
水槽の水 ⇒ お魚の体の中へ

海水の場合
お魚の水分 ⇒ 水槽

※お魚の体内はだいたい0.5%程度の塩分濃度です。これより塩分濃度が低い場合は、水槽の水が体の中へ入ってきます。高い場合は体の水分が水槽へ出ちゃいます。

このような事情から、淡水魚は薄いおしっこをたくさんします。海水魚は濃いおしっこをたまにしかしません。

参考 浸透圧Wikipedia

・コショウ病の治療

塩水浴はコショウ病の治療に効果バツグンです。

初期、中期症状なら魚病薬を使わなくても治せてしまうこともありますよ。

注意
重症化している場合、高確率で細菌性の病気を併発します。その場合は魚病薬と併用しましょう。

・極初期症状なら白点病にも効く

極初期症状なら白点病にも効果があります。

ある程度症状が進むと塩水浴だけで治療をするのは難しいので魚病薬と併用しましょう。


塩水浴のデメリット

  • 水草が枯れてしまう
  • 塩抜きが大変

・水草が枯れてしまう

塩は水草の天敵です。
0.5%濃度でも多くの水草が枯れてしまいます。

MEMO
クリプトコリネ・キリアータなど一部の水草は塩分に多少耐性があります。

・塩抜きが大変

塩は一度入れてしまうと抜くのがとても大変です。飼育水槽へ入れてしまうと後が面倒なので「隔離水槽」を用意してそちらで塩水浴を行いましょう。


塩水浴をする方法

お塩を水槽へ溶かすだけで出来ます。

塩の濃度は0.5%程度の濃度になるように調整しましょう。
(後ほど、詳しく解説します)

塩水浴に使う「塩」

食塩

「食塩」が良いです。

アジシオ、岩塩など旨味成分やにがりが入っているものはオススメしません。

スーパーで一番安い塩を選べば大丈夫ですよ。

参考 食塩塩事業センター

元気

人工海水もダメです!

「塩」の量を計算する

「1L当たり5g程度」

入れれば大丈夫ですよ。

5Lなら25g、10Lなら50gですね。

こちらのサイトで詳しく計算出来ますので、興味のある方は見てみてください。

塩水浴濃度計算

参考 塩水の濃度計算自動計算

元気

1Lの0.5%は正確には「5.025g」なのですが、そこまで厳密に量を量らなくても大丈夫です。

塩を量る方法

小さじ1杯が約5gです

100均やスーパー、ホームセンターに行けば小さじは簡単に手に入るので、家に無い方は準備しておくと良いでしょう。

元気

ちなみに、大さじ1杯は約15gです。

塩水浴で病気は治るの?

コショウ病には良く効きます。
白点病は極初期症状なら効果があります。

カラムナリス病やエロモナス病などの細菌感染症にはほとんど効果がありません。

しかし、塩水浴には「お魚の調子を整える効果」がありますので、薬浴と組合せて行うことで治癒効果を高めることが出来ます。

魚病薬を使う際は合わせて「塩水浴」も行うようにすると良いでしょう。

元気

多くの魚病薬に「塩」が含まれていますよ!
コショウ病や白点に対して以前より効きづらくなっているように感じます。データを取っていないので私の感覚的なお話なのですが、塩に耐性を持つようになってきている気がします。

塩を抜く方法

換水しかありません。

塩は入れるのは簡単なのですが、抜くのが大変です。
そのため、飼育水槽で塩水浴をさせてしまうと、塩抜きがとっても大変なので必ず隔離水槽で塩水浴を行いましょう。

「4回」換水しても投入量の12.5%が残ってしまいます。半端な換水で抜いていくのは大変なのでリセットが必要になってしまいますよ。

100% ⇒ 50% ⇒ 25% ⇒ 12.5%

塩水浴の期間

ずっと続けてもお魚に悪影響はありません。

飼育水槽に水草を入れないのなら、ずっと塩水浴状態で飼育を続ける方法もあります。

基本的には「調子が良くなった」「病気が治った」などのタイミングで止めてしまっても大丈夫ですよ。

MEMO
急に塩抜きをすると調子を崩すことがあるので、徐々に塩抜きをしてくことをオススメします。上記で書いたように「50%」程度の換水を続けて段階的に抜いていくと良いでしょう。

塩水浴でバクテリアは死んでしまうの?

ほとんどのろ過バクテリアに影響はありません。

魚病薬はろ過バクテリアにダメージを与えるものもありますので、塩水浴と薬浴を同時に行う場合は注意が必要です。

まとめ

「食塩」ならどのご家庭にもあるかと思いますので、急にお魚が病気になった際にすぐに塩水浴を始めることが出来ます。

魚病薬は専門店で無いと取扱がなかったりするので準備するまでに時間がかかります。

それまでの「つなぎ」として塩水浴はとても効果的だと思いますよ。

もし、調子の悪いお魚がいるようでしたら、まずは塩水浴で様子を見てみてはいかがでしょうか?

元気

隔離水槽はご用意ください!

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