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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事は「私が実際に使用している魚病薬」をご紹介します。
お魚の病気には様々な種類がありますが、治療するためには症状に合ったお薬を正しく使う必要があります。
しかし、お魚の薬にはたくさんありますのでどれを使って良いか迷ってしまいますよね。
そこで、私が普段から使い込んでいる魚病薬をご紹介したいと思います。
実際に「使って効果の有ったもの」しか書きません。
また、初心者の方にも分かりやすいよう、丁寧に解説しますので安心してご覧ください。
薬品名 | 白点病 | コショウ病 | カラムナリス症 | エロモナス症 | 水カビ病 | 白雲病 | ツリガネムシ病 | ギロダクチルス症 | ダクチロギルス症 | イカリムシ | ウオジラミ(チョウ) |
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ヒコサンZ アグテン | |||||||||||
グリーンFゴールド 顆粒 | |||||||||||
観パラD | |||||||||||
エルバージュエース | |||||||||||
グリーンF クリアー | |||||||||||
グリーンFリキッド | |||||||||||
観賞魚用 ムシクリア液 | |||||||||||
パラクリア(餌) |
- ◎ 重症でも対応可能
- ◯ 初期~中期症状まで対応可能
- △ 極初期症状ならなんとかなるかも
こちらが私が普段から使っている薬の一覧です。
病気の症状から薬を逆引きできるようにしましたので、薬をお探しの方はぜひご利用ください。
カラムナリス症とエロモナス症については病気の発生箇所や症状の見た目から下記のような名前で呼ばれることもありますのでご確認ください。
- 尾腐れ病
- 鰭腐れ病
- 口腐れ病
- 赤斑病
- 穴あき病
- 穴あき病
- 赤斑病
- 松かさ病
- ポップアイ
赤斑病や穴あき病はカラムナリス菌、エロモナス菌のどちらが原因でも似たような症状が出ます!
各薬品をそれぞれ詳しく解説していきます。
「実際に使ってみた使用感」なども書きますので薬の選びの参考にどうぞ。
- キンコウ物産 ヒコサンZ
- 日本動物薬品 アグテン
こちらの2つの薬は「成分」「濃度」が同じなので同様に使うことができます。
初期、中期症状の白点病に治療によく使います。
コショウ病、水カビの初期症状にも対応できます。
コショウ病、水カビに関しては効果は限定的ですのでおまけ程度に考えましょう。
パッケージに「尾腐れ病にも効く」ような記述がりますが、極初期症状にしか効きませんのでご注意ください。
主成分のマラカイトグリーンはかなり毒性が強い物質ですが、不安定なので水中に入れるとすぐに分解されてしまいます。
そのため、効果時間が短く結果として「生き物」「水槽環境」へのダメージは比較的少ないお薬です。
効果時間が短いため、基本的に毎日入れて使いますよ。
- 白点病(初期、中期)
- コショウ病( 極初期症状なら )
- 水カビ病 ( 極初期症状なら )
- ツリガネムシ病(初期、中期)
細菌性の病気を治療する殺菌薬です。
カラムナリス菌が原因で起こる幅広い症状に対応できるので常備薬としておすすめです。
お魚を中心に楽しまれている方はひとつ持っておくと何かと便利ですよ。
説明書に記載はありませんが「重症化した白点病」「コショウ病」「水カビ病」にも効果があります。
水槽を綺麗にしている「濾過バクテリア」の一部にもダメージを与えるので、隔離水槽を作って薬浴させたほうが無難です。
- 白点病(重症にも対応)
- コショウ病 (重症にも対応)
- カラムナリス症 ( 初期、中期 )
- エロモナス症 ( 極初期症状なら )
- 水カビ病 (重症にも対応)
- 白雲病 (重症にも対応)
- ツリガネムシ病(初期、中期)
- ギロダクチルス症(初期、中期)
実は「藍藻」の特効薬でもあります。
藍藻対策用に使用する際はこちらの記事をご覧ください。
細菌性の病気を治療する「殺菌薬」で、エロモナス菌が原因で起こる症状などの治療薬です。
エロモナス症は治療が難しいのでなるべく早く対応することが重要です。
重症化してしまうとこのお薬を使ってもあまり治りません。
重症の場合は後ほどご紹介する「エルバージュエース」での薬浴をおすすめします。
殺菌薬ですがろ過バクテリアへのダメージは限定的です。
そのため、エロモナス症に急ぎ対応するために飼育水槽へ投入しても割と大丈夫ですよ(水草はダメになりますが)。
透明なお薬なので、水の「色」から濃度を判断できません。
「投入日時」「量」をメモっておきましょう。
- 白点病
- コショウ病 ( 初期、中期 )
- カラムナリス症 ( 極初期症状なら )
- エロモナス症 ( 初期、中期 )
- 白雲病 ( 極初期症状なら )
- ツリガネムシ病 ( 極初期症状なら )
エビに発生する感染症にも一定の効果を発揮します。
「毎日少しづつエビが死ぬ」なんてときは細菌感染が原因かもしれません。
こちらで対処法をまとめましたので、興味のある方はぜひご覧ください。
グリーンFゴールド顆粒、観パラDの上位互換です。これらを合体させたようなお薬ですよ。
カラムナリス症にグリーンFゴールド顆粒で対応できなかった時、エロモナス症に観パラDで対応できなかった時に使用するようにしています。
また、重症化している細菌感染症には最初からこちらを使うことが多いです。
説明書に記載はありませんが「重症化した白点病」「コショウ病」「水カビ病」にも効果があります。
水槽を綺麗にしている「ろ過バクテリア」の一部も殺してしまうので、使うなら隔離水槽を作って薬浴させたほうが無難です。
- 白点病(重症にも対応)
- コショウ病 (重症にも対応)
- カラムナリス症 (重症にも対応)
- エロモナス症 ( 初期、中期 )
- 水カビ病 (重症にも対応)
- 白雲病 (重症にも対応)
- ツリガネムシ病(初期、中期)
- ギロダクチルス症(初期、中期)
白点病、コショウ病に効果のあるお薬です。
重症化している白点病、コショウ病にも対応できますが、細菌感染症を併発している場合はグリーンFゴールドやエルバージュエースを使うほうが良い場合もあります。
塩素を使ったお薬でそれほど水草やろ過バクテリアにダメージを与えることなく薬浴させることができます。
ただし、PH6.5以下になると毒性が強まってしまうので注意が必要です。
そのため飼育水槽で薬浴をする場合は50%程度換水をしてから薬浴を始めるか、新しく隔離水槽を立ち上げてそちらで薬浴させましょう(水道水のPHはほとんどの地域でPH7以上なので)。
安全を期すなら「エコ・ペーハーDUO」などのPHメーターを使って水質をチェックした方がより安心です。
- 白点病( 初期、中期 )
- コショウ病 ( 初期、中期 )
- 水カビ病( 極初期症状なら )
- ツリガネムシ病(初期、中期)
メチレンブルーという成分がメインのお薬です。
主に水カビの治療に使います。
青い色をしており、とても染色力が強いので皮膚や服などにつくと落ちないので注意してください。
熱帯魚屋の謎の青いシミは大体マラカイトグリーンかメチレンブルーが原因ですよ。
水槽のシリコンも青く染めてしまうため、隔離水槽で薬浴させたほうが良いでしょう。
他のメチレンブルーを主体とした薬(メチレンブルー水溶液など)との違いは「アクリノール」が含まれること。
アクリノールには静菌作用が期待できるので、水カビ病の傷が化膿してしまうのをある程度予防することができます。
魚の卵がカビるのを予防するのにも効果的です。
- 白点病( 初期、中期 )
- 水カビ病( 初期、中期 )
- ツリガネムシ病(初期、中期)
主にイカリムシやウオジラミなどの寄生虫を倒す駆虫薬です。
ギロダクチルスやダクチロギルスにも効果があるので寄生虫対策におすすめ。
液体タイプなので計量がしやすく扱いやすいです。
- カラムナリス症( 極初期症状なら )
- 白雲病( 極初期症状なら )
- ギロダクチルス症(重症にも対応)
- ダクチロギルス症(重症にも対応)
- イカリムシ(重症にも対応)
- ウオジラミ(重症にも対応)
薬では無く餌ですが継続して与えることでギロダクチルス症、ダクチロギルス症の対策ができます。
駆除を目的とした場合、最低でも2週間程度は継続して与える必要があるため即効性は低いです。
普段から餌に混ぜて与えて予防していく使い方がおすすめです。
基本的に薬害が無いので安心して利用できる点も素晴らしいです。
- ギロダクチルス症(初期、中期)
- ダクチロギルス症(初期、中期)
当ブログでは病気の治し方を詳しく解説した記事をご用意しています。
薬の入れ方や換水頻度などを解説していますので、お困りの方はぜひご覧ください。
常備薬として持っておくなら白点病に対応できるヒコサンZかアグテン、尾腐れ病などの細菌感染症に対応できる「グリーンFゴールド 顆粒」「エルバージュエース」がおすすめです。
パラクリアを餌に混ぜて与えることでギロダクチルス症、ダクチロギルス症を強力に予防できます。
こちらがあればかなり広範囲に対応できますよ!
薬浴は隔離水槽で行うと飼育水槽へ負担がかかりません。
なるべくなら隔離水槽を用意して、魚病薬は飼育水槽へ入れないようにしましょう。
隔離水槽のセット方法はこちらの記事で詳しく解説しましたので、実際に薬浴をする際は記事をご覧になりながら隔離水槽を準備してください!
こちらの薬は比較的弊害が少ないことから飼育水槽に直接入れて使うこともできます。
完全に無害というわけではありませんが、治療を優先したほうが良いケースが多いですので、私は飼育水槽に直接入れて使うことも多いです。
こちらの「粉タイプ」の薬は計量するのが大変です。
特に小型水槽での薬浴は単位が「0.1g」みたいな感じになるので、かなり精密な秤を持っていないと計れません。
こちらの記事ではそんな粉タイプの薬を簡単に計量する方法を解説していますので、薬を少量だけ使用する際はぜひご覧ください。
今回ご紹介した魚病薬はすべて塩水浴と同時に使えます。
塩水浴には病気を治す力はあまりありませんが「お魚の調子を整える力」があります。
薬浴と同時に塩水浴を行うことで治療効果を上げることができますので、薬浴をする際はぜひ塩水浴も同時に行ってください。
塩水浴の効果、塩を濃度などこちらの記事で詳しく解説していますので、本記事で合わせてご覧になることでより効果的な薬浴ができるようになります!
中途半端にお薬を使うと菌や寄生虫が薬に耐性をもってしまいます。
お薬を使うなら中途半端に使わず「菌や虫を倒しきる」ことを考えましょう。
魚病薬は「菌や寄生虫を殺す毒」のようなものなので、お魚やエビなど水槽にいるすべての生き物にダメージがあります(薬によってダメージのある生き物が変わりますが)
「少ない時間、少ない量」を使用することでダメージを少なくすることは可能なのですが、その分、菌や寄生虫へのダメージも少なくなってしまいます。
私は「とりあえず病気になりそうだからお薬をちょっとだけ入れよう」みたいな使い方をおすすめしません。
薬浴をするのならしっかり規定量を入れましょう。
冷たい言い方になってしまいますが「ちょっとだけお薬を入れよう」というのは、飼育者の気持ちの問題であることが多いと思います。
お魚により良いことをしてあげようというお気持ちは汲みますが、はたしてそれが本当に良いことなのか、お薬を入れる前にもう一度考えてみてください。
お魚が調子を崩してしまう原因は別記事で詳しく解説しました。
正直なところ、100%予防できる方法はありませんが、気をつけることである程度防ぐことはできます。
興味のある方はぜひご覧ください。
魚病薬を使う際は「水量を正確に計算」する必要があります。
薄いと効きませんし、濃いとお魚へのダメージが大きくなってしまいます。
水槽の水量を計算する方法はこちらの記事で詳しく解説しましたのでご覧ください。
今回は「私が使っているおすすめの魚病薬」をご紹介しました。
お魚の病気への対応をとても難しいことだと思います。
薬は使い方を間違えると効かないばかりかお魚への負担になってしまうので、初心者の方はまず詳しい方にアドバイスを求めたほうがよいです。
店舗で質問する際は「実際に治療したことがあるか?」とスタッフに聞くと良いです。
意地悪な質問ですが、経験がものを言う事柄なので実践されている方に聞くことをおすすめしますよ!
各病気の詳しい治し方はいずれ記事にします!
この記事が参考になったら感想を教えてもらえると嬉しいです。
記事作成の励みになります!
白点病治療の効果が表れてきました。
いろいろアドバイスありがとうございました。
また、分からない事があったら質問させて頂きますので、よろしくお願いします。
いつも参考にさせてもらっています。
白点病についての質問です。
ペットショップで買ってきたクラウンローチ(3〜4センチ)とプレコ(2〜3センチ)が白点病でした。
60センチ上部濾過フィルターにアカヒレ3.テトラ7、グッピー2匹飼育しているところにいれ、白点病に気づき2匹を隔離して29〜30°、鷹の爪で治療していったんよくなったのですが、本水槽でも白点病が確認されたため本水槽に戻してニューグリーンFで治療しました。
しかし白点が増えてきてしまい、昨日から20センチキューブにみんな移してグリーンFクリアーと2%前後の塩浴で治療を開始しました。
本日見てみるとクラウンローチ以外の魚は白点も減っており、回復に向かっていると思ったのですが、クラウンローチだけ白点の数がとてもふえていました。
みんな餌食いはいいのですがクラウンローチはコリタブは食べるもののブラインシュリンプをいれても食べずに塩ビ管の中で寝ています。
明日にも60センチ水槽に戻してまた治療を続けていきたいのですがグリーンFクリアーのままでいいのでしょうか?
現在自宅にはグリーンFクリアー、ニューグリーンFが3g程度とエルバージュエースがあります。
近所の店で薬病薬がずっと品切れ状態なので、ほかの薬を用意するのには通販購入のため1〜2日かかりそうです。
なにか良い治療がありましたら教えていただきたいです。
よろしくお願いします
ひろさん、コメントありがとうございます。
お薬はグリーンFクリアーのままでも良いと思います。
白点のライフサイクルから、現状の時間間隔ですと、白点原虫を倒すのは難しいかと思います。
少なくとも、1週間は隔離をして薬浴を続けることをおすすめします。
白点の数が増えていたのは、単に体についていた白点虫が大きく育ったためと考えられるので、一概に悪化しているわけでは無いと思います。
ブラインシュリンプを食べないのは、好みの問題ですので、コリタブを食べるのであれば気にしなくて大丈夫です。
塩水浴の濃度は0.5%程度の濃度が良いです。
2%ではお魚に負担がかかりますので、薄めることをおすすめいたします。
以上です。
よろしくお願いします。
轟
返信ありがとうございます。
塩分濃度間違えました。。。
0.2%前後です。
カラシンとローチが塩分耐性がないとの事でしたので、とりあえず薄めにと思い0.2%前後にしてみました。
薬がそのままでいいとの事ですので少し安心しました。
このままの治療で様子をみたいと思います。
ありがとうございます。
白点病治療について教えて下さい。
ヒーターは使用していず大体15~20℃ぐらいの水温で、グリーンF投与+塩浴をして丁度1週間になるのですが一向に良くなる気配がありません。
白点はかなり多いのですが体は元気で、少しですが1日1回エサを与えています。
水温が低いせいのでまだ効果現れにくいのか、それとも重症で治療薬が効かないので薬をかえたほうがいいのか迷っています。
ここに書かれているように初めから重症用の治療をすればよかったんですけど。
初歩的な質問で申し訳ありません。
ひろきさん、コメントありがとうございます。
白点病がでているのですね。
使用中の薬はグリーンFゴールド顆粒でしょうか?
15~20℃の水温帯は白点病の最適水温帯であることから、1週間では治らない可能性が高いです。
このまま薬浴を続けた場合、もう1週間~10日程度はかかるのではないでしょうか。
ヒーターを導入することで、もう少し早く治療することが可能かと思います。
今回のケースですと、いきなり30℃付近まで上げてしまうと金魚に負担がかかりますので、25℃程度で安定させると良いと思います。
以上です。
よろしくお願いいたします。
轟
ゴールド顆粒ではなく、単なるグリーンFです。
近くのホームセンター、アクアショップでさがしたのですが、他は欠品中との事で、これしか置いてありませんでした。
長引くと金魚もかわいそうなので、すぐにヒーターを購入して 水温を上げたいと思います。
アドバイスありがとうございました。
すいません。
普通のグリーンFなのですね。
これなら薬を変えた方が良いので、下記の薬に切り替えることをおすすめします。
優先順位の高い順に並べますので、探してみてください。
①グリーンFゴールド顆粒
②マラカイトグリーン系の薬
③メチレンブルー系の薬
④エルバージュエース
この中ではエルバージュが一番効果が高いのですが、お魚への負担も大きいため4番としました。
もし、他の3つが手に入らないようでしたらご検討ください。
よろしくお願いいたします。
轟
昨日 ホームセンターへ行ったところ突然①~④まで揃っていました。
薬をメモし、家に帰ってもう1度ここを読み返してどれがいいか判断しようかと思っていたところ、ちょうどアドバイス頂いており大変感謝しております。
①のゴールド顆粒に変えて投薬します。
ありがとうございました。
ご自分の経験で教えておられるので、大変参考になりました。
いろいろ調べても情報ありすぎて困っていたので、ありがとうございました。
ありがとうございます!
初めまして。
質問させて頂きます。
よろしくお願いします。
3ヶ月飼っている金魚(出目金。7cm)なんですが、
1回水カビ病になって以来、
薬浴(グリーンFリキッドで5〜7日)して治して
カルキ抜き水の水槽に戻しても、
3〜5日するとまた水カビ病を再発しています。
(水換えは2〜3日に1回。
餌は1日1回朝7粒。
水温はヒーターで18℃設定ですが、
日中や夜は22〜24℃になってしまいます…。)
それを3回〜4回繰り返しています。
白いモヤ(水カビ病)が発生するのは、いつも背びれの同じ場所です。
見た所、傷もなくキレイなのですが、
見た目ではわからない傷でもあるんでしょうか…?
そう思って薬浴の際、背びれにグリーンFリキッドを筆で塗っているのですが、
それでも水カビ病になり、白いモヤがついてしまいます…。
ちなみに、最初に水カビ病になってから、
水槽に問題があるのかと思って
水槽のレイアウトはヒーターとフィルターを残して撤去しました。
水槽内に水カビの元があるのかと思い、
水槽(ヒーター・フィルター含めた)を薬浴に浸しました。(5日。)
雑菌を少しでも減らそうと、
飼育水をカルキ抜き水ではなく塩水浴
(10Lに塩7.5 gを入れて、毎日全水換え)にもしてみましたが、
5日でやはり水カビ病を再発します…。
水カビ病を再発させない為には、どうしたらいいでしょうか…。
塩水浴で飼育してもダメだったので、
塩水に薬(グリーンFリキッド)を規定量の10分の1入れて(カビの繁殖を抑える為。)
飼育してみようと思うのですが、
どうでしょうか…?
それでも水カビは再発してしまうでしょうか…?
よい方法がありましたら、ぜひ教えてくださいませ。
よろしくお願いします。
ケーコさん、コメントありがとうございます。
また、詳細なご説明ありがとうございます。
今回のケースですと、水カビ病が再発しているというよりも「完治」していないことが原因と思われます。
水カビ病はカビの菌糸が体に根を張るようなイメージですので、体に付着した白いモヤモヤが無くなったとしても、体の中に菌糸が残っている場合があります。
菌糸が残っている場合、短い期間で再度、白いモヤモヤが出てきますよ。
初期症状ですと、そこまで菌糸の根が張っていないので簡単な薬浴だけでも治るのですが、今回はある程度症状が進行しているものと思われます。
そのため、隔離水槽をご用意の上、2週間程度薬浴をすることをおすすめします。
菌糸が張っている部分は、皮膚ごと剥がれ落ちるようになるので、傷が大きくなりやすいです。
傷から他の感染症に感染してしまうことが多い注意してください。
進行した水カビ病と傷からの感染に両方対処するなら、「グリーンFゴールド顆粒」での薬浴をおすすめします。
また、同時に塩水浴を行うことをおすすめします。
飼育環境については、温度変化が激しいようですので、ヒーターの温度設定を24℃にしましょう。
水温の上下動はお魚への負担が大きいです。
水カビ病の元になるカビは水槽中に常にいるものですので、いくら水槽をキレイに管理したとしても「0」にすることは難しいです。
そのため、そこまで神経質になる必要はありませんよ。
換水などは週1回程度で十分かと思います。
水カビ病は、なんらかの影響でお魚の抵抗力が弱った時に発生しやすいです(人間でいうと風邪のようなイメージです)。
病気になってしまう時はなりますので、都度対応しましょう。
隔離水槽と塩水浴の記事へのリンクを貼りますのでご覧ください。
https://ordinary-aquarium.design/trouble/sick/isolation-tank
https://ordinary-aquarium.design/trouble/sick/salt-bath
轟
お早いお返事ありがとうございます。
水カビの菌糸がまだ残ってたんですか⁉
白いモヤが消えたら完治したと思ってました…。
教えて頂き、ありがとうございます。
ヒーターは水温差があまりないようにしてみます。
それから更に質問なんですが、
根を張っている菌糸は皮膚ごと剥がれ落ちて傷になるという事ですが、
薬浴を二週間経過しても、
その傷を治す為に、続けてまた薬浴の期間を延ばした方がいいんでしょうか?
それとも、その傷を治す期間も含めて二週間なんでしょうか?
そして、薬浴には塩も入れていますが、
薬浴の薬はグリーンFゴールド顆粒を推奨しているようですが、
グリーンFリキッドでも大丈夫でしょうか?
効能で、外傷の治療も表示されていますが…。
(結構残りがあるので。)
教えて頂けたら、大変助かります。
よろしくお願いします。
傷の治癒も含めて2週間程度の薬浴ですね。
薬はグリーンFリキッドでも水カビ病の治療は十分に可能です。
ですが、傷口から発生する病気への備えとしては不安が残ります。
グリーンFリキッドで薬浴をするなら、他の病気の兆候が出たらすぐに薬を切り替えるようにしたほうがよいでしょう。
轟
お返事ありがとうございます。
傷の治療も含めた二週間なのですね。
グリーンFリキッドは水カビには強いが傷の治療にはあまり強くないという事でしょうか…?
了解しました。
お店でグリーンFゴールド顆粒を探してみます。
水カビ病は治せるけど、二次感染対策としては不十分ということです。
お大事にどうぞ!
ありがとうございます。
二週間薬浴やってみます。
コメント失礼致します。
雌ベタ(家に来て1年弱)なのですが、2か月前に腹水病(お腹がほぼ均等に膨れていたための判断です)と軽い松かさになり、塩とグリーンFゴールドで対応してお腹の張りは気持ち減っただけですが、以前の様に元気になり腹水と向き合いながら育ててました。
すると5日ほど前からお腹の左下が膨らみ赤赤としてきております。
腎腫大症かなと思ってます(最初の腹水の時ももしかしたら腎腫大症か迷いました)。
ベタ自身は元気なのですがとても痛たしく、また塩とグリーンFゴールドで治療を開始したのですが特に症状は変わらず·····
今日エルバージュエースを買ってみました。
どなたの記事を見ても効く薬がないとのことですし、初めて使うお薬で、かなり強いとのことなので使うのを躊躇っています。
もし、何か少しでもこの子にとって良い方法があればお知恵を下さい。
8リットルの水槽にヒーターとエアレーションありで、病気になってからは1日2粒を昼夜に分けて餌を与えてます。
けいさん、コメントありがとうございます。
雌ベタのお腹が膨れているのですね。
「片側のお腹」「赤々としている」ことから、お察しのとおり、腎腫大症などの内蔵疾患系が疑わしいです。
残念ながら、現在発売されている魚病薬は殺菌剤か駆虫薬のため、内蔵疾患には効果がありません。。。
また、腎腫大症などの内部寄生虫が原因の症状にも効果はほとんど期待できません。。
腎腫大症を起こす寄生虫の場合、抗生物質の一部に効くものがあるようなのですが、私は使ったことがありません(獣医さんなどの処方箋が必要です)
聞いた話では薬が強すぎてお魚が死んでしまうようなので、実用性は低いかもしれませんが。
現状としては、エルバージュを使っても治療効果が低いと思われますので、薬のダメージを考えると使わないほうが良いかもしれません。
見た目にインパクトがあるので可哀想ですが、このまま塩水浴を続けながら飼育を続けるしかないのかなと思います。
ここからは、私の推測です。
腎腫大症などを引き起こす内部寄生虫の場合、お魚へ大きなダメージを与えるものは少なく感じます。
多くの場合、体の形が変異したことで、餌が食べられない、出っ張ったところがスレて感染症になるなどの二次被害的な要因で死んしまうことのほうが多いかと思います。
内部寄生虫の生活環は1年くらいのものが多いので(加温している場合、もっと短いかもしれません)しばらく飼育していると、寄生虫自体はいなくなることが多いと考えます。
感染力自体はあまり強くなく、排泄物を介して感染しているように感じますので、水槽内をなるべく清潔に保つようにしていれば再感染の可能性が下がるはずです。
ですが、体の中から寄生虫がいなくなっても肥大した内蔵は元に戻らないことが多いので、やはりそのまま飼育してあげるしかないのかなと考えています。
あまりお力になれず申し訳ございません。。
なるべく長生きすることを願っております。
轟
おはようございます。
とてもわかりやすくご回答頂きありがとうございます。
やはり思い止まって良かったです‥1年でいなくなると聞いて少し安心しましたが、リスクと向き合いながら観察していきます。
子供の頃に金魚や熱帯魚などいろいろ飼ってましたが、去年から大人になって初めてアクアリウム挑戦してます。
聞きたい方はたーくさんありますが、また困った時はよろしくお願い致します(><)
すみませんお尋ねさせてください。
グッピーですが、お腹が膨れています。
2匹隔離しています。
塩水浴させ、餌は与えていません。
毎日水替をしています。
もう4日経ちますが変化ありません。
何か効く薬ありますでしょうか。
元気に泳いではいますが…
斉藤道男さん、コメントありがとうございます。
グッピーのお腹が膨れているのですね。
お魚の画像を見てみないとなんとも言えないので、お手数ですがこちらまで画像をお送りください。
もしかしたら、詳しくご案内出来るかもしれません。
ordinaryaquarium@gmail.com
お薬の上位互換や種類など、ちょうど知りたい情報が立つ的にまとまっていて、とても助かりました。
ありがとうございます!
励みになります!!
2020年2月25日に投稿させて頂いた、
ケーコです。
再度投稿を失礼させて頂きます。
先日は、教えて頂きありがとうございます。
その後、グリーンFゴールド顆粒と塩水浴で治療しまして、
明日で2週間目になるのですが、
今だに金魚の体に白い糸状のものだったり、
薄くて白い膜みたいなものがついてたりするのですが
(でも、泳いでるといつの間にかとれています。)、
まだ白い糸状のものがついてたりするのに、
薬浴を明日で完了してしまって、大丈夫でしょうか?
それとも、まだ1週間くらい薬浴を続けた方が良いのでしょうか?
そして金魚の方なんですが、
フンが出なくなったので、絶食させているのですが
(絶食1日目です。)
今日見たら、底の方でじっとしていて、ほぼ動きません。
もしかして、薬浴の負担がきてるのでしょうか…?
教えて頂けると、大変助かります。
再度投稿、申し訳ないです。
よろしくお願いします。
ケーコさん、コメントありがとうございます。
お魚の体についているものは、恐らく粘膜が剥がれたものではないかと思います。
薬浴をすると、薬の影響で「粘膜がたくさん出る」「粘膜が剥がれる」ことから、そのように見えることがあります。
一応、確認のためこちらのアドレスまで、画像をお送りくだされば、もうちょっと詳しく解説できるかもしれません。
ordinaryaquarium@gmail.com
よろしくお願いします。
轟