本記事は「グリーンFゴールド顆粒の使い方」を解説します。
とても守備範囲の広い薬なので、持っていると何かと便利な薬です。
こいつを使いこなせるようになると、治療の幅がグッと広がりますよ。
初心者の方が躓く病気全般に効果がありますので、ぜひ使い方をマスターしてくださいね。
分かりやすく丁寧に解説していきますので、ぜひご覧ください。

常備薬にしたい魚病薬ナンバーワンです!

主に「カラムナリス症」の治療薬です。
その他、こちらの病気にも効果があります。
- 白点病(重症にも効く)
- エロモナス症(初期症状なら)
- コショウ病(重症にも効く)
- 水カビ病(重症にも効く)
- 白雲病(重症にも効く)
細菌の仲間「フレキシバクター・カラムナリス」の感染によって起きる病気の総称です。
感染する箇所によって呼び名が変わりますが、すべて対処法は同じで大丈夫ですよ。
- 尾腐れ病
- 口腐れ病
- 鰓腐れ病
- ヒレ腐れ病
こちらの症状はカラムナリス菌が原因であることが多いです。
規定量 = 40Lに対して1g程度
粉の薬のため量が計りづらいです。
特に小型水槽の場合は計量するのがとても難しいですよ。
隔離水槽を使用し薬浴をする場合、ほとんどの方が小型水槽を使用するかと思います。
そこで、小型水槽向けに「簡単に計量する方法」をまとめましたので、お困りの方はこちらを御覧ください。

顆粒とあるように「粉状」のお薬です。
規定量を水槽に溶かすように入れましょう。
水は黄色く染まり、色が付いている間は薬効が継続しますよ。
ある程度、ろ過バクテリアにダメージがありますので薬浴は「隔離水槽」で行うことをオススメします。
また、同時に「塩水浴」を行うとより効果的です。


隔離水槽をセッティングし、薬を入れましょう。
準備が整ったら病魚を移して治療スタートです。
お魚の様子を確認してください。
もし、何か異変がある場合は、換水をして薬を抜き様子をみましょう。
50%程度換水を行い、薬を抜きましょう。
治癒しているようなら薬浴は終了です。
症状がまだ残っている場合、再度薬を投入し薬浴を続けましょう。
※投薬量は換水した水量分です
お魚の様子を確認してください。
もし、再発があるようなら薬を追加して、再度薬浴を行ってください。
薬浴を続けている場合、お魚に何か異変があれば、換水して薬を抜きましょう。
治療の終わったお魚を飼育水槽へ戻して治療を終えてください。
STEP3で再度、薬を投入している場合は、50%程度換水を行い薬を抜きましょう。
もう3日~7日程度様子を見て再発が無いようなら、お魚を飼育水槽へ戻し治療を終えてください。
ここまでで治らないようなら、薬を「エルバージュエース」へ変え再度STEP1より薬浴をスタートしてください。


- ニトロフラゾン 5g
- スルファメラジンナトリウム 5g
- マクロゴール6000 適量
10.5g中にこちらが入っています。
薬浴する場合、「塩水浴」と合わせて行うとより効果的ですよ。
塩水浴についてはこちらで詳しく解説しましたのでぜひ覧ください。

- 紫外線で分解される
- 活性炭、ゼオライトで無効化されてしまう
- 薬浴は隔離水槽で
- 生き物によっては使えない
紫外線で成分が分解され薬効を失います。
太陽光が当たる水槽では効果が下がるのでご注意ください。
「吸着系ろ材」は薬を吸着して無効化してしまいます。
薬浴時は予め取り除いておきましょう。

- ろ過バクテリアに多少ダメージがある
- 水草を枯らす
以上の点から、薬浴は隔離水槽で行うことをおすすめします。

古代魚、ナマズの仲間は薬にあまり強くありません。
耐性は魚種によって異なり、まったく駄目というわけではないので薬浴する際は詳しい方に聞いてみましょう。
「藍藻」をあっさりと倒せる薬です。
お困りの方はぜひお試しください。
グリーンFゴールド顆粒を使った藍藻対策については、こちらで詳しく解説しましたので御覧くださいませ。


こちらで私が普段から使っている薬を紹介しています。
病状別におすすめの薬を一覧表にまとめましたのでぜひご覧ください。

また、こちらの記事では流通量の多いポピュラーな薬を網羅した一覧表を作りました。
魚病薬に興味のある方は、お時間のあるときにでも読んでみてくださいね。
