どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「低光量に耐える水草」を5種ご紹介します。
基本的に水草の成長には光が必須なので、ライトの無い環境では綺麗に育ちません。
ですが、お魚メインの水槽など、あまり照明に予算をかけられない(かけたくない)場合もあると思います。
そんなときは今回ご紹介する水草を使うと良いでしょう。
初心者の方にも分かりやすいよう、水草の写真をたっぷりご用意して解説していきます。
興味のある方はぜひご覧ください。
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照明を使用していない水槽でも、ある程度キープできる水草のことです。
育てられるというよりは「保つ」というニュアンスですが、今回ご紹介する水草は低光量にかなり強いので、長期に渡り緑の葉を維持してくれます。
[leaf title=”MEMO”]あくまでも「保つ」程度なので、しっかり育てないなら照明など水草を育てるための機材を揃えましょう![/leaf]
- 大きく濃いグリーンの葉
- 活着性がある
古くから丈夫な水草として親しまれている水草です。
水槽導入時に溶けるように枯れてしまうことがありますが、そこさえ乗り切ればとても丈夫です。
一度調子が落ち着けば、照明の無い環境下でも長期に渡り葉を維持してくれます。
石や流木に巻き付けておくと「活着」する性質があるので、底床に植えなくても良いという利点もありますよ。

- 水草の中で1番丈夫かもしれない
- 活着性がある
私が1番丈夫だと考えているのはこちらの水草です。
低光量にも強い耐性があるので、照明の無い水槽でもある程度の期間葉を保つことができます。
アヌビアス・ナナと同様、石や流木に巻き付けておくと「活着」する性質があるので、底床に植えなくても良いという利点があります。

- メダカ、金魚水槽におすすめ
- 有茎草の中でも屈指の低光量耐性
古くから金魚藻として親しまれている水草です。
- メダカの隠れ家、産卵床
- 金魚のおやつ
として良く使用されています。
有茎草(茎のある水草のこと)の中でも、群を抜いて低光量に耐性があるので「照明の無い水槽だけれどもフサフサとした水草を入れたい」なんて時に重宝しますよ。


- メダカ、金魚水槽におすすめ
- 根を持たない浮草
古くは江戸時代の文献にも登場する歴史ある水草です。アナカリス同様、金魚藻として親しまれていますよ。
- メダカの隠れ家、産卵床
- 金魚のおやつ
このように、水槽での用途もアナカリスと同じような感じです。
大きな違いはマツモは水中を漂うように生活している「浮草」の仲間であることです。
そのため、植える必要が無く、水槽にポンと浮かべておくだけでOKなので手軽です。

- 様々な用途のあるコケの仲間
- 活着性がある
- 生き物の隠れ家
- 生き物の産卵床
- レイアウト表現として
などなど、様々な用途のある便利な水草です。
低光量にもかなり強いので、照明の無い水槽でもある程度茂ってくれます。
アヌビアス・ナナ、ミクロソルム・プテロプスと同様、石や流木に巻き付けておくと「活着」する性質があるので、底床に植えなくても良いという利点もありますよ。
比較的暗めの環境でも育つ水草のことを「陰性水草」と呼びます。
陰性水草には丈夫な水草が多いので、初心者の方はこれらの中から水草を選んでレイアウトするのがおすすめですよ。
形や雰囲気など様々なものがありますので、お気に入りを探せしください.
こちらで丈夫な水草の一覧をご用意したので、興味のある方はぜひご覧ください。
[leaf title=”MEMO”]丈夫とはいえ、ある程度育てるならライトは必要です。[/leaf]

Ordinary-Aquariumでは、レイアウトに合わせて「直感」で水草を探すことのできる水草図鑑をご用意しています。
陰性、陽性というくくりでは分けていませんが、「前景」「後景」などレイアウトで使う場所、「茂みになる」「赤色」などの見た目、「活着」「丈夫な水草」などの属性から選べるように工夫しています。
水草ごとに必要な光量も分かりやすくまとめています。
すべて無料で使えますので、水草をお探しの方はぜひご利用ください。
今回は「低光量に耐えてくれる水草」を5種ご紹介しました。
どれもタフな種類なので、初心者の方におすすめのものばかりです。
「とりあえず水草を入れてみたい」という場合にもおすすめですので、まずは水槽に入れてみましょう。

水草を綺麗に育てたくなったら照明を始め、水草用の機材を揃えましょう!