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浮草で藻類を予防する方法 ーおすすめの浮草5選ー

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本記事では浮草で藻類を予防する方法をご紹介します。

藻類が生えてしまうと見苦しくて水槽を見たくなくなりますよね?

水槽セット初期など、余分な養分が多い時期は藻類が発生しやすくなります。

浮草は増えるスピードが早く水中の養分をたくさん吸収することから藻類予防効果の高い水草です。

そこで今回は浮草を使って藻類を予防する方法とおすすめの浮草をご紹介します。

浮草を楽しみつつ藻類を予防したい方はぜひご覧ください。

注意

すでに藻類でお悩みの方は浮草を使用した予防だけでは不十分です。藻類を除去する方法と併用すると良いでしょう。

この記事の著者
轟元気

プロアクアリスト

轟元気

とどろきげんき

プロフィール

業界歴19年の中堅。現在は有限会社エイチ・ツーに所属し埼玉県坂戸市にあるアクアリウムショップ「e-scape」の店長をしています。本ブログ、Ordinary-Aquariumでは「水草水槽の知識」を中心に今までの経験を基にした実践的な知識、技術を初心者の方にも分かりやすく解説しています。プロフィール詳細リンク、転載、引用について

浮草で藻類を予防する方法

浮草で藻類を予防する様子

浮草は水面に浮かばせるだけで藻類を予防することができます。

画像のように水面を覆う浮草の数が多いほど予防効果が高いです。

増えた藻類を直接減らすほどの効果はありませんが、藻類の増殖スピードを遅くすることで除去しやすくなります。

よく増える浮草ほど藻類予防効果が高いので、藻類にお悩みならまずはよく増える浮草からお試しください。

おすすめの浮草は後ほどご紹介します。

浮草のメリット・デメリット

メリット

  • 手軽
  • 簡単
  • 浮草を楽しめる

デメリット

  • 水槽の中が暗くなる
  • 増えた浮草を間引くのが面倒

こちらが浮草のメリット・デメリット。

導入が簡単、手軽なのが最大のメリットです。

浮草の風情も楽しめるので水面を上から見下ろすのが楽しくなります。

デメリットは水面を覆ってしまうので水槽の中が暗くなってしまうこと。

水槽の中に水草がない場合は大きな問題にはなりませんが、水草がある場合は暗い時間が長くなってしまうと調子を崩してしまうことも。

増え過ぎたら間引くように浮草を取り除いて調整しましょう。

藻類予防におすすめの浮草5選

  • アマゾンフロッグピット
  • サルビニア ククラータ
  • ミニホテイアオイ
  • マツモ
  • ペルー赤マツモ

こちらの5つの浮草は比較的手に入りやすく増やしやすいので水槽の藻類予防に使いやすいです。

それぞれ簡単にご紹介しますのでお気に入りを探してください!

アマゾンフロッグピット

水槽の浮草と言えば本種というくらいメジャーな水草。

増えるスピードが早く養分をたくさん吸収することから古くから藻類予防として活躍しています。

横に連なるように子株を出して増えていきます。

根を長く伸ばしているほうが調子が良いのですが、横から見ると見苦しい場合もありますので適時間引くように株を減らすと良いでしょう。

元気
元気

より葉が小さくなるドワーフアマゾンフロッグピットという品種もあります!

サルビニア ククラータ

水槽で育てると直径1cmくらの葉になる小さな浮草です。

小型水槽なら本種がおすすめ。

根も短くあまり邪魔にならないのもポイントです。

増えるスピードは早いですから適時間引いていきましょう。

ミニホテイアオイ

育成には高光量が必要ですが藻類予防効果はかなり高いです。

通常のホテイアオイは屋外で太陽光を使用して育てるほうが簡単ですが、本種は水草用の明るいライトを使用すると綺麗に育てることができます。

ミニといってもそれなりに大きな種類ですので60cm以上の水槽におすすめです。

増えるスピードはそれほど早くはありませんが根が立派なので水槽の中は暗くなりがちです。

ミクロソルムやアヌビアスなど陰性水草を主体としたレイアウトに使うと良いでしょう。

マツモ

金魚藻として古くから親しまれている水草の1つ。

流れを嫌う傾向があるのであまり水流が強くない水槽向きです。

低光量でも良く増えるので生体メインの水槽でも育成できます。

たくさん増えても水槽の中がそこまで暗くならないので藻類予防効果はそこまで高くはありません。

養分を吸収する力は強いので

  • 生体の数が多い
  • 餌の与えている量が多い
  • 繁殖用の水槽

などなど、水が汚れやすい水槽に向いています。

ペルー赤マツモ

藻類予防効果としては通常のマツモと同程度ですが、本種はなんといっても水面を真っ赤にできるのがポイントです。

赤みを引き出すには高光量とCO2添加が必要ですが本種をたくさん茂らせた水面は必見です。

数ある水草の中でも特に赤みの強い品種ですのでせっかくですから赤い色を引き出せる水槽に入れるのがおすすめ。

浮草を入れるタイミング

  • 本格的な水草水槽⇒ 水槽セット初期
  • 生体主体の水槽⇒ 藻類が増えてきたら

こんな感じで使い分けると良いでしょう。

本格的な水草水槽のセッティングの場合、水槽を新しくセットした直後が一番養分が多いのでセット直後から浮草を入れることで水槽セット直後の藻類増殖をある程度予防できます。

生体メインの水槽の場合は藻類が目立ってきたタイミングで入れると良いでしょう。

水草水槽ほど水槽の中が暗くなってしまうデメリットを気にする必要がないので、しばらく水槽内を暗くしておくと藻類予防効果が高くなります。

浮草は適度に間引く

浮草で藻類を予防する様子

順調に浮草が成長をすると水面を覆い尽くすように増殖していくので水槽内に光が入らなくなってしまいます。

水草が入っている場合、暗くなると傷んでしまうかもしれませんので適度に間引きましょう。

お魚だけの水槽ならある程度暗くても問題はありません。

見た目に気になるようなら間引く程度の感覚でOKですよ。

元気
元気

浮草は増殖スピードが早いのですぐに水面がいっぱいになります!

藻類予防効果の高い水草の条件

  • 成長の早い水草

浮草に限らず水草は水中の養分を吸収するので藻類予防になると言えます。

成長が早く、どんどん葉を展開していく水草は水中の養分をたくさん必要とするため藻類予防効果が高いです。

おすすめの水草

などなど、成長の早い水草は藻類予防効果が高いです。

元気よく育ってないと予防効果は得られませんのでご注意ください。

すでに藻類が増えているなら

ガラス面の緑藻

すでに藻類が発生しているなら水草で予防するだけでは不十分です。

「お掃除屋さんを入れる」「環境を改善する」など具体的な藻類対策が必要ですよ。

こちらの記事で私が普段より行っている藻類対策をまとめてありますのでお困りの方はぜひご覧ください。

まとめ

今回は「浮草で藻類を予防する方法」をご紹介しました。

自然な見た目も楽しめて藻類予防にもある浮草は一石二鳥ですね。

すぐに増えて水面を覆い尽くしてしまうのが弱点ですが、浮かんでいるから簡単に取り除けるのでそれほど苦になりません。

水草を使って藻類予防をしたい方はぜひ取り入れてください!

元気
元気

サルビニア ククラータが使いやすいですよ!