
アヌビアス・ナナ
Anubias barteri var. nana
- 低光量
- 不要
- 軟水~中硬水
- 3cm~8cm
- 中景草、丸葉、活着、丈夫な水草
- カメルーン
- ナナ
レイアウトのコツ
濃いグリーンの丸い葉が特徴のアヌビアスです。
活着する性質があるので、石や流木に着けてレイアウトすると格好良いですよ。
「コケの仲間」「シダの仲間」と組み合わせて活着させることで、より自然感の強い水景を作ることが出来ます。
本種の葉はやや印象が強いので「細葉」の水草を周りに配置すると、より自然な雰囲気になりますね。
葉が大きいので90cm以上の水槽でレイアウトすると収まりが良いです。
それ以下の水槽でレイアウトするなら「アヌビアス・ナナ”ミニ”」などの小型種がオススメですよ。
同じような葉をしているけれど、大きさが違う種類(アヌビアス・ナナ”ミニ”など)と組み合わせてレイアウトすると、葉の大きさで遠近感を表現することができますよ。

育成のコツ
低光量、CO2無添加でも育つタフな水草です。
古くから「丈夫な水草」の代表種として扱われており、一度水槽環境に馴染むと滅多なことでは枯れませんよ。
生長がとても緩やかなので、葉に藻類が付きやすいです。
藻類対策を入念に行うことが、アヌビアスをキレイに育てるコツですよ。
ほとんど肥料を添加しなくても育成出来ます。
藻類が付きやすいという点も踏まえ、貧栄養を保つようにすると良いでしょう。


溶けるように枯れる?
導入直後に溶けるように枯れることがあります。
- 輸送時の温度変化
- 細菌性の病気
・輸送時の温度変化
特に冬期に起こります。
アヌビアスは寒さにあまり強くないので、輸送時(東南アジア⇒日本への輸入時)などに急激に冷えるとしばらく後に溶けるように葉が落ちます。
・細菌性の病気
何らかの植物に発生する病気で溶けている可能性があります。
放おっておくと溶けることが伝染していくので、溶けてきたら適時取り除くようにしましょう。
以上のような要因が怪しいのですが、まだ原因はハッキリと分かっていません。
また、根本的な解決策が無く「溶けた部分を取り除く」という対処療法的な方法しか無いのが現状です。
元気
分類
サトイモ科 アヌビアス属 アヌビアス・ナナ