私が行っている苔対策まとめ

「砂利」とは何か?砂利系底床を水草水槽向けに徹底解説

砂利とは?

SHARE

この記事のURLとタイトルをコピー

本記事は水草水槽向けに「砂利、砂系底床」を解説します。

水草には「ソイルを使え!」と言われていますが、砂利でもキレイな水草水槽を作ることができます。

ソイルで上手く水草水槽が出来なかった方は、もしかしたらソイルと相性が悪かったのかもしれませんよ。

砂利、砂系底床の「特徴」「メリットデメリット」などを詳しく説明していきます。

ソイルで失敗した方、ソイル以外で水草水槽を作りたい方に特に有益な情報です。

初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説していきますので、ぜひご覧ください。

砂利とは

この記事の砂利の定義
  • 直径5mm以下
  • 水質を過度にアルカリ、硬水に傾けない

砂利とは小さな石や砂が集まったものです。

多くの方が初めて水槽に入れた底床は砂利だったのではないでしょうか?

ソイルが発売されるようになって久しいですが、いつしか「ソイルを使わないと水草は育たないよ~」と言われるようになりました。

でも昔の水草水槽を見てみてください。

大磯砂でも「有茎草がたくさん茂っている水槽」や「グロッソスティグマが絨毯になっている水槽」がありました。

たしかに今よりもキレイに水草が茂っている水槽は少なかったと思いますが、作ろうと思えばできるんですよ!

ソイルとの違い

私はソイルとの一番の差は

「CEC(陽イオン交換容量)」

にあると考えています。

CECしーいーしーとは陽イオンを蓄えられる量のことです。

要するに肥料をどれだけ保っていられるかの度合いです。

一般的にソイルは高く、砂利は少ない(ほとんど無い)ですよ。

私達が考えている以上に水草は養分を必要としいます。

事実、毎日液肥を添加すると見違えるようにキレイになりますよ。

その都度バクテリアの力を借りて、または自身の根の作用でゆっくりと養分を吸収出来るようになるソイルは水草の成長にとって理にかなっているのだと思います。

弱酸性化、軟水化等の水質調整に関しては添加材やろ材等ほかにソイルの代りになるものはたくさんありますがCECとなるとあまりありません。

ソイルについてはこちらの記事で詳しく解説しましたので、興味のある方はぜひご覧ください。

ソイルとは?「ソイル」とは何か? 水草用ソイルを徹底解説

それならソイルの方がいいんじゃないの?

それじゃあソイルでいいじゃんか

と思いますが、「含まれている養分が多い」ということがソイルの弱点でもあるんですね。

養分を上手く処理出来ないと、このようなトラブルが起きます。

  • 苔が出る
  • 白濁する

苔が出る

養分が余っている状態が続くと、苔が大量に増えてしまう可能性があります。

白濁する

養分をご飯にしてバクテリアが大量に増えます。

良いヤツ、悪いヤツ関係無く増えるので、落ち着くまで水が「白濁」します。

様々な追加効果で水草が良く育つ環境が簡単に手に入るけど、それが悪い方に働くと「苔」や「濁り」に悩まされる水槽になってしまう。

それが「ソイル」です。

ソイルを使用した水草水槽の場合、セット初期はマメに換水しましょう!

と言われています。

これは水草の活性をあげることの他に余っている養分を換水によって取り除く狙いがあります。

2日/1回50%換水みたいな頻度なので、結構大変だと思いますよ。

砂利、砂のメリット、デメリット

メリット
  • メンテナンスが楽
  • 様々なサイズ、色、形のものがある
  • 半永久的に使える

デメリット
  • 肥料が含まれていない
  • 肥料切れが早い
  • 水草によっては水質を調整しないと育たない

メリット解説

メンテナンスが楽

特に養分が含まれている訳では無いので「セット初期に換水に追われる」なんてことはありません。

また、寿命がないのでずっと使えます。

定期的なリセットが必要なソイルと比べ、長期維持しやすいですよ。

様々なサイズ、色、形のものがある

砂利系の方が圧倒的に表現が豊富なのでこの点はソイルに圧勝していますね。

ソイルは基本的に黒か茶色しかありません。

砂利には「自然な川底のようなもの」「明るいクリーム色」「真っ白」「青や赤のカラーサンド」など様々なバリエーションがあります。

水草が茂らずソイルが見切れてしまうと見苦しいことがありますが、砂利の場合は気になりません。

あえて前景草を植えず砂を見せる「化粧砂」なんて手法もありますしね。

全部砂利にしてしまえば、後ろに敷いたソイルが崩れて化粧砂を汚してしまうなんてストレスから解放されますよ!

半永久的に使える

砂利には寿命はありません。半永久的に使用出来ます。

一度購入すれば長~く楽しめますので経済的ですよ。

デメリット解説

肥料が含まれていない

基本的に砂利には肥料が含まれていないので、水草水槽を作る場合は予め肥料を入れる必要があります。

セット時に固形タイプの肥料を混ぜるように入れると良いですよ。

MEMO
初心者の方はカリウム肥料からチャレンジすると失敗が少ないですよ。
カリウム・微量元素肥料【失敗しない肥料の始め方】カリウム・微量元素肥料の使い方

肥料切れが早い

ソイルと違い養分を保持する力がほとんど無いので、適時追加する必要があります。

日頃、追加していく肥料は「液肥タイプ」がおすすめですよ。

水草によっては水質を調整しないと育たない

一部の水草は「pHを下げる」「軟水にする」水質調整をしないと調子を崩してしまいます。

pH降下剤や軟水化作用のあるろ材の使用がおすすめですよ。

水草水槽の水質調整はこちらの記事にまとめましたので、興味のある方はぜひご覧ください。

pHと硬度を下げる方法【水草水槽向け】pHと硬度を下げる方法

砂利系底床が向いている水槽

  • 成長の緩やかな水草をメインにしている水槽
  • 低光量、CO2添加無しの水槽
  • 成長の早い水草を多用した水槽
  • 水草の成長が早いと「トリミングが手間だ」という方
  • 肥料について学びたい方

成長の緩やかな水草をメインにしている水槽

コケの仲間、シダの仲間などの陰性水草は代謝が遅く、養分消費量が少ないので養分が余りやすいです。

このような水草がメインの水槽ではソイルを使用するよりも砂利系を使用した方が管理が楽ですよ。

ソイルに含まれる養分が処理出来ないと「苔」と「白濁」に悩まされるかもしれません。

低光量、CO2添加無しの水槽

上記と同様です。

低スペックの環境では水草の代謝が遅いので、あまり養分を必要としません。

成長の早い水草を多用した水槽

例えば「ダッチアクアリウム」のように、たくさんの水草を使ったレイアウトスタイルは水草の管理に時間がかかります。

砂利、砂系底床なら、ソイルと比べ水草の成長が緩やかなので多少、メンテナンス間隔を長くすることができますよ。

ダッチアクアリウムについてはこちらの記事で詳しく解説しました。

興味のある方はぜひご覧ください。

ダッチアクアリウム【水草の配置と成長】ダッチアクアリウムとは?

水草の成長が早いと「トリミングが手間だ」という方

ソイルと比べると成長スピードが緩やかになるので、トリミング頻度が少なくなります。

水草レイアウターの方は最初の頃、水草がグイグイ育つのが楽しいのですが、そのうちトリミングに疲れてくる時期がきますよ。

https://ordinary-aquarium.design/wp-content/uploads/2019/10/myface.png
元気

この時期が来ているあなた!砂利系底床で水草にチャレンジする時期かもしれません。

肥料について学びたい方

砂利系底床ならご自身で添加しない限り養分がないので、添加加減で水草の成長をコントロールすることができます。

そのため、「肥料の効果」をはっきりと感じられますよ。

肥料について勉強するのにとっても都合が良いんです!

結局、ソイルと砂利はどちらが良いの?

ソイルと砂利など、適した底床は水槽によって変わります。

こちらの記事で「水槽環境別」におすすめの底床タイプを解説しました。

興味のある方はぜひご覧ください。

ソイル or 砂利【ソイルor砂利?】水草水槽の底床選び ー水槽環境別におすすめの底床を解説ー

オススメの砂利、砂系底床

こちらの記事で「水草水槽におすすめの底床」をまとめて紹介しました。

底床材でお悩みの方はぜひご覧ください。

【2020年版】私が水草水槽にオススメする底床 ー実際に使って確認していますー

まとめ

今回は「砂利、砂系底床」を解説しました。

砂利、砂系底床の場合、基本的にソイルと比べ水草に成長が緩やかになります。

水景が出来上がるまでの時間は長くかかりますが、その分、ゆったりとしたペースで楽しめると思いますよ。

https://ordinary-aquarium.design/wp-content/uploads/2019/10/myface.png
元気

ソイルの管理に疲れてしまった方には、ぜひ砂利系底床をオススメします!