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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
今回の水草レイアウトステップアップガイドは「水草レイアウトに必要なもの」を解説します。
水草水槽を作るには大きく分けるとこちらの2種類のアイテムが必要です。
- 環境を作るのに必要なもの
- 管理・メンテナンスに必要なもの
水草レイアウトは「揃える用品の能力」によってできることが大きく変わってきます。
まずはざっくりとどんなものが必要なのか知ることから始めましょう。
- 水槽
- ライト
- フィルター
- ヒーター + 水温計
- CO2添加キット
- 底床
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まずは水槽ですね。これが無いと始まりません。
水槽には「ガラス」「アクリル」などの材質がありますが、ガラス製のものがおすすめです。
- 30~60cm程度
初心者の方はこれくらいのサイズ感のものが使いやすいですよ。
水槽が小さいほど、設置、メンテナンス作業などが簡単です。
その分、水量が少ないので水質が不安定になりやすいです。
大きくなるほど、作業は大変になりますが、水質は安定しやすくなります。
この当たりを勘案して初めての方におすすめしているサイズ感が「30~60cm程度」という訳です。
- 比較的安価
- 水質が不安定になりやすい
- 取り回しやすい
- 比較的高価
- 水質が安定しやすい
- 取り回しづらい
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設置できる範囲で「なるべく大きな水槽」を選ぶのがポイントです!
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こちらも必須アイテム。
水草は光合成をして生活しているのでライトが無いと枯れてしまいます。
水草育成には強い光が必要なので水槽サイズに合った強力なライトを選ぶ必要があります。
必要な光量などは「必要な光量、点灯時間など徹底解説」にて解説をしていますが、現時点でそこまで深く理解する必要はありません。
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水を循環しろ過をするものです。
水槽サイズに見合ったものを用意すれば良いでしょう。
フィルターにはいくつかタイプがあるのですが、水草レイアウトにおすすめなのはこちらの3タイプです。
- 外掛け式フィルター
- 底面式フィルター
- 外部式フィルター
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いきなりすべてを理解する必要はありません!まずは「この3タイプが向いてるんだな」くらいの感覚でOKです。
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水草は寒いと生長を止めてしまいます。そこでヒーターを使い加温するというわけです。
気温にもよるのですが、9月~梅雨明けくらいまでのシーズンで必要になります。
水槽の中にセットするので見た目の邪魔になりがちです。
見た目が大事な水草レイアウトにおいては「いかに隠すか」ということが大事になります。
水温計は確認のために使用しますよ。
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水草は光とCO2を利用し光合成をしてエネルギーを得ています。
水槽は閉鎖環境のためCO2を添加して補充しないと足りなくなってしまいます。
そこで必要になるのが「CO2添加キット」です。
CO2無添加でも育つ水草はありますが、添加しないと本来の美しさを発揮しません。
そのため、 本講座では「CO2添加を必須」としました。
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添加量や添加量の調整方法などは本講座で詳しく解説していきます。
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聞き慣れない言葉だと思いますが「底床」と読みます。
要するに水槽に敷く砂利や土のことです。
水草水槽では「ソイル」と呼ばれる土を焼き固めた専用の底床を使うことが多いですよ。
ソイルには「水草の好む水質を作る」などの効果があるので水草が育ちやすくなります。
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今のところは「水草は砂利でも育てられるけど本格的な水草レイアウトを作るならソイルの方が有利なんだ」くらいの認識でOKです。
- ピンセット
- ハサミ
- 底床をならすもの
- 土入れ
- バケツ
- スポンジ
- ホース
- 中和剤
- アミ
こちらが水槽セッティング時に用意しておいたほうが良いものリストです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
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水草の植えるために使います。
他の用途のピンセットでも頑張れば植えられますが、作業効率が段違いに悪いです。
できるだけ専用のものを使いましょう。
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水草用のハサミを買うなら画像のようにカーブしているタイプがおすすめ。
とはいえ高価なので、まずは文房具用のハサミで代用しても良いでしょう。
作業をしてみて「使いづらいな」と感じたら専用のハサミを手に入れましょう。
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底床を真っ直ぐにならすために使います。こちらも必ず必要なものではありません。
カード類や三角定規などでも代用できるますので、まずはそれらを使ってならしましょう。
必ず必要なものではありませんが底床を水槽に入れる際にあると便利です。
そうそう壊れるものではありませんので1度手に入れればずっと使えますよ。
- 接着剤
- ビニタイ
- 糸
- 結束バンド
作るレイアウトによってはこれらの道具があるとさらに便利です。
いきなりすべてを揃える必要はありません。
少しづつレイアウト制作を楽しみながら集めていきましょう!
水槽の水を交換する際に使用します。
水が入ると重たくなるので、できるだけしっかりしたものを使うのがポイントです。
10~15L程度の大きさがおすすめです。
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水が入ると重たくなるので、女性の方は10L程度のものが使いやすいかもしれません。
水槽のガラス面についた藻類を掃除する際に使います。
とりあえずは「メラミンスポンジ」があれば十分です。
こちらの激落ちくんシリーズはスポンジがしっかりしているのでおすすめですよ。
カッターなどで小さくカットして使いましょう。
![おそうじラクラク クリーナーポンプ[小型水槽~60cm水槽向け]](https://eykg32r7f3f.exactdn.com/wp-content/uploads/2019/03/rakuraku.jpg?strip=all&lossy=1&sharp=1&ssl=1)
水槽から水を出す際に使用します。
ただ水だけを吸い出すものから、底床のお掃除ができるものまであります。
灯油交換用のシュコシュコポンプでも代用できますが、作業効率が悪いのでできれば専用のものを用意しましょう。
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水道水の塩素を中和するために使用します。
実は水草は塩素を中和しなくても比較的問題は少ないのですが、お魚など生き物には害があります。
生き物を入れる前に用意しておきましょう。
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- 水面に浮かんだゴミを取る
- お魚を捕まえる
アミの仕事を主にこちらの2つです。
「ゴミ取り用に小さめのアミ」「お魚用に大きめのアミ」というように2種類用意しておくと便利ですよ。
Ordinary-Aquariumでは水草水槽におすすめの機材をご紹介した記事もご用意しています。
どれも実際に私が使ってみておすすめできると感じたものばかりです。お買い物の際はぜひご活用ください。
アクアリウムお買い物チェックリストを作りました。
買い揃えたものをタップしながらご確認いただけます。
タップするとお魚が現れる可愛い仕様にしたのでぜひご活用ください。
- 水草水槽には「環境を作るもの」「管理・メンテナンスに必要なもの」が必要
- 環境を作るものは6つ
- 管理・メンテナンスに必要なものは色々あるけど、つど必要なものを揃えていく
次回から具体的に水槽をセッティングしていきます。
まずは機材のセットから丁寧に解説していきますので、ゆっくりご覧ください!
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