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【水槽の材質】ガラス、アクリル、プラスチックの違い

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本記事では水槽の材質の違いを解説します。

水槽の材質には主に「ガラス、アクリル、プラスチック」の3つがあります。

ほとんどの水槽はガラス製なのですが、それぞれの特徴を知っていれば水槽選びに役立つはずです。

それぞれの特徴を簡単に解説していきますので、興味のある方はぜひご覧ください。

この記事の著者
轟元気

プロアクアリスト

轟元気

とどろきげんき

プロフィール

業界歴19年の中堅。現在は有限会社エイチ・ツーに所属し埼玉県坂戸市にあるアクアリウムショップ「e-scape」の店長をしています。本ブログ、Ordinary-Aquariumでは「水草水槽の知識」を中心に今までの経験を基にした実践的な知識、技術を初心者の方にも分かりやすく解説しています。プロフィール詳細リンク、転載、引用について

水槽の材質の違い

項目ガラスアクリルプラスチック
衝撃への強さ弱い強い弱い
傷の付きやすさ付きづらい付きやすいとても付きやすい
透明度高い高い
重さ重い軽いとても軽い
※ガラスの品質によって大きく異なります。

ガラス水槽

ガラス水槽

水槽の中でもっとも数が多いのはガラス製のもの。

傷が付きづらいことから長期に渡りある程度の美観を維持できます。

透明度はガラスの質に大きく左右されます。

強い衝撃が加わると割れてしまうのが欠点。

アクリル水槽

アクリル水槽

加工しやすいことからオーバーフロー水槽や特殊な形状の水槽に多く利用されます。

基本的にガラスよりも透明度高いのですが傷が付きやすいので徐々に曇ってしまいます。

質はピンきりで、最高級品はつなぎ目がパッと見ただけでは分からないほどですが、低価格のものは接着が荒い、たわみがひどいなんてことも。

信頼できるメーカーで制作されたものを購入するべきですが、なかなか初心者の方には選びづらいですので専門店で相談されることをおすすめします。

大型水槽ならガラス水槽よりも割安です。

プラスチック水槽

プラケース

基本的には小型水槽に限定されます。

いわゆる「プラケース」という名前で流通しているものですね。

割れやすく、傷が付きやすいことから長期の使用には不向きですが、安価なので「爬虫類」「両生類」「昆虫」などのコレクションケースによく利用されます。

お魚の場合は一時的な隔離ケースとして利用されます。

透明度の差

ガラス水槽よりも基本的にアクリル水槽の方が透明です。

厚みが大きくなる大型水槽ではよりその差が顕著にでるので、120cmよりも大きなものではアクリル水槽の方が明らかに綺麗ですよ。

ただし、アクリル水槽は「傷が付きやすいこと」に注意が必要です。

価格差

水槽サイズガラスアクリル
~90cm安い高い
90cm~高い安い

一般的に90cmクラスの水槽を境にして変わります。

小さな水槽ほどガラスの方が割安ですが、大型水槽ではアクリルの方が割安です。

MEMO

アクリル水槽はグレードにより大きく価格が変わりますのでご注意ください。

プラスチック水槽は?

最も安価ですが、小型水槽に限定されるので表からは除外しました。

接着方式

ガラス水槽
  • シリコン接着
アクリル水槽
  • 溶剤接着
  • 重合接着

ガラス水槽

基本的にガラスをシリコンで張り合わせたものが多いです。

シリコンの色は「クリア」「ブラック」の2色があります。

よりシリコンを少なく使用しているものが見栄えが良いですよ。

アクリル水槽

溶剤接着

接合面に溶剤を注入して接着する方法。

安価なので、価格を低く抑えたい場合はこちらの方法が良いでしょう。

接着面に気泡が入りやすいことから、見栄えはイマイチです。

重合接着

接合面にアクリルを注入して接着する方法。

より美しく強度も高い方法です。

その分高価ですが、技術の高い職人さんが作ると接合面が見えないほどになりますよ。

水槽の寿命

ガラスアクリルプラスチック
3~10年3~10年1~3年

材質の寿命というよりは、接着しているものの寿命です。

寿命は各水槽の品質、使い方に大きく左右されますので参考程度にお考えください。

プラスチック水槽に関しては、大切に使えばもっと使えるのですが傷が少しづつ付き、曇って見えなくなってしまいます。

これくらいを目安に買い換えると良いでしょう。

MEMO

「設置場所が水平でない」「太陽光が当たる」などの場合は寿命がかなり短くなります。

元気
元気

寿命は水槽のクオリティーに大きく左右されます!

結局どの水槽が良いの?

  • 120cmまではガラス水槽がおすすめ
  • 大型水槽は状況によりアクリル水槽も選択肢
  • 水を入れない、小型水槽でも飼育できる生き物ならプラスチック水槽も可

ガラス水槽の方は流通量が多く、安価ということもあり120cm水槽まではガラス水槽の方がおすすめです。

大型水槽の場合はアクリル水槽も視野に入れて考えると良いでしょう。

アクリル水槽の場合、接着方法や厚みによって大きく価格が変わりますので、詳しい方に相談しながら選んでくださね。

ちょっとした飼育ならプラスチック水槽が便利です。

一時的な飼育、水を張らずに飼育できるなら検討してみても良いと思います。

まとめ

今回は「水槽の材質の違い」を解説しました。

基本的にはガラス水槽を使い、大型水槽など特殊な場合にアクリル水槽を検討すると良いでしょう。

プラスチック水槽の方が管理しやすい生き物をいますので、上手に取り入れるとアクアライフがもっと楽しくなりますよ!

元気
元気

とりあえずならガラス水槽がおすすめです!