ピノキオシュリンプ
Caridina gracilirostris
- 種類ヌマエビの仲間
- 体色透明
- 性格温和
- 水質弱酸性~弱アルカリ性
- 水温15~30℃
- 寿命2~3年程度
- 分布太平洋沿岸に広く分布
- サイズ3.5cm程度
- 泳ぐ所下層
- 通称名アローシュリンプ、レッドノーズシュリンプ
特徴
赤く長く伸びる額角が特徴のエビの仲間。
よく見ると体中に宝石を散りばめたような柄がありとても美しい種類です。
幼生が海へ下り海流により拡散されることから太平洋沿岸に広く分布しています。
ヤマトヌマエビに近縁な種類で強力な藻類除去能力があります。
硬い藻類の代表種である黒髭苔をもよく食べてくれるので藻類対策として入れるのも良いでしょう。
ジャンプしやすいので網で掬う際は注意が必要です。
食べる藻類
こちらの藻類を好んで食べてくれます。
手で摘んで藻類を食べることから立体的な藻類を好みます。
藻類対策はこちらの記事でまとめてご紹介していますのでぜひご覧ください。
水草水槽への適正
水草水槽向きですが数が多いと水草を食害することがあります。
多少のダメージなら藻類対策要員というメリットのほうが勝る場合が多いです。
水槽サイズ
30cm以上の水槽がおすすめ。
エビの仲間はお魚よりもたくさん飼育できます。
おすすめの餌
- 顆粒タイプ
- タブレットタイプ
こちらのタイプの餌がおすすめです。
選り好みをせずに食べますが、基本的に底にいるので沈むものを与えましょう。
お掃除屋さんとして入れるなら、あえて餌を与えない選択肢もあります。
繁殖方法
卵生です。
両側回遊型のため卵から孵った幼生が海へ下り、大きくなると遡上してきます。
便により水槽内でも繁殖した例があり、タイプにより違いがあるのかもしれません。
注意する病気
- 細菌感染症
基本的に丈夫な種類なので、状態の安定した子を入手すれば大きく心配する必要はありませんが、時折、ポツポツと死んでしまうことがあります。
毎日、数匹づつ死んでいくような場合は多くのケースで細菌感染症と思われます。
鑑パラDなどで薬浴をするとある程度効果があるので、死に続けている場合は試してみると良いでしょう。
主な分布域
分類
ヌマエビ科 ヒメヌマエビ属 ピノキオシュリンプ