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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事は「ミストフローを外掛け式フィルターにセットする方法」を解説します。
水槽の上にモヤモヤと霧のようなものが出ているのを見たことはありませんか?
これは超音波霧発生装置を使用した演出です。
霧には水上に配置した植物に水を与える効果もあるので、ジャングルのような雰囲気の水槽を作るならぜひとも使いこなしたいアイテムの1つです。
設置方法にちょっと癖がある機材なのでいまいちメジャーではありませんが、少しの工夫で簡単に水槽に付けられるようになります。
今回は今のところ最も手に入りやすく機能が安定している霧発生装置「DOOA ミストフロー」を使用したDIY方法をご紹介しますので、興味のある方はぜひご覧ください。
こんな感じのものができます。
超音波霧発生装置であるミストフローを外掛け式フィルターの中に設置してあります。
- オープンアクアリウムやテラリウム水槽の陸上部分に霧を演出したい
- 植物に潤いを与えたい
なんて時に便利です。
DIYと言ってもそこまで難しい加工ではありません。
どちらかと言うと「工夫」といった感じです。
外掛け式フィルターが取り付けられる水槽なら基本的に使えます!
- 水はね防止
- 水位の変動による霧の発生量の変化
こちらの超音波霧発生装置が持つ大きな欠点を2つとも解決することができます。
霧を発生する過程で構造上かなりの水跳ねが発生します。
また、水位の微妙な変動で霧の発生量が変化してしまう仕様です。
なのですが「フタがしまる」「水位が一定」
加工が簡単なのもメリットです!
ミストフローとはADAの第2ブランド「DOOA」より発売されている超音波によって霧を発生させる装置のこと。
要するに加湿器の中に入ってるパーツのようなものと思っていただければOKです。
見た目から直感で使い方が分からないもの=マニアックな商品が多いのですが本品もその1つ。
パルダリウムの広がりと共に少しづつ知名度が上がって来ましたが、まだまだ知られていない(使い方が分からない)ですね。
展示していないとほぼ100%売れません笑
外掛け式フィルターとは名前の通り水槽に引っ掛けて使用するフィルターです。
メンテナンス、取り扱いが簡単なことから主に小型水槽のフィルターとして人気です。
今回は「GEX POWER CUSTOM FILTER L」を使用して作りました。
ミストフローが中に入れば他の外掛け式フィルターも使えますので、見た目などを勘案しながら選ぶと良いでしょう。
- DOOAミストフロー
- 外掛け式フィルター
- プラ段(プラスチック段ボール)
これが無いと霧が出ないので必須。
似たような商品は昔からありAmazonなどでも安いものが販売されていますが、構造上かなり熱が出ます。
ミストフローは超音波霧発生装置の中でも熱が弱めなので水槽でも扱いやすいです。
外掛け式フィルターを採用したのは「加工が簡単だから」というのが最大の理由。
外掛け式フィルターの中にミストフローがセットできればどんなものでも活用できますので、家に余っているもので作ることがでるかも?
こちらの外掛け式フィルターは今回ご紹介する方法でミストフローをセットできますので、もしフィルター選びでお悩みでしたら参考にしてみてください。
外掛け式フィルターの中に入れてミストフローの台座として利用します。
プラ段でなくても下敷きなどの板をカットして利用してもOKです。
まずは必要なものを準備します。
- DOOA ミストフロー
- GEX POWER CUSTOM FILTER L
- プラ段の端切れ
今回はこちらを使用しました。
完成イメージはこんな感じです。
プラ段ならハサミで簡単にカットできるので手軽に加工できます。
フィルターに付属するろ材は今回は使用しないので外してしまってください。
高さの目安は後ほどご紹介します。
まずは柱になるプラ段から入れていきます。
ろ材マットを入れるスリットに合わせてカットするとぴったり固定できるのでおすすめ。
柱になるプラ段を奥までセットした様子。
プラ段は適当にカットして組み立てながらハサミで微調節していくのがおすすめ。
こんな感じです。
斜めになっている部分は適当にハサミでカットして入るようにしましょう。
ミストフローをプラ段の上に乗せます。
固定はせずに「ただ乗せるだけ」がおすすめ。
何かと微調節する時に動かせたほうが簡単ですよ。
コードの固定はオプション。
必ず必要な作業ではありません。
余裕があるコードを「ケーブルクリップ」などで固定するとスッキリします。
今回は粘着シートがついているものでフィルターの内壁に固定しました。
水槽にセットしてテストしましょう。
パイプ類は説明書通りにセットすればOKです。
フタをしないとミストフローから水が跳ねますのでご注意ください。
モヤモヤと出る霧をお楽しみください!
- ろ材は入れない
- 水位に合わせて微調節する
- ミストフローが直接フィルターに触れないように
- 外掛け式フィルターのフタをする
ろ材は入れない
スカスカなのでろ材を入れたくなりますが、、、
ろ材を入れると「ろ材をメンテナンスする」という手間が増えますので管理が面倒になってしまいます。
ろ材をセットできないことは無いのですが今回は「霧発生装置」として機能させたほうが失敗が少ないですよ。
水位に合わせて微調節する
水位はミストフローの丸い部分(水位センサー)が水没するくらいになるようにしましょう。
そこまでシビアな水位設定は必要ありませんが水位で霧の発生量が微妙に変わりますのでこだわるなら微調整してみてください。
プラ段なら簡単に加工できるので微調整も簡単なはずですよ!
ミストフローが直接フィルターに触れないように
ミストフローはフィルターケースの中央付近に設置しましょう。
超音波を発生する部分(白い板)が直接フィルターケースに触れると変形してしまうことがあります。
溶けたようになることもあるのでご注意ください。
外掛け式フィルターのフタをする
フタをしないとこんな感じで噴火したみたいに水が飛び跳ねます。
メンテナンスの際など、ついついフタをしないで電源を入れてしまうことがあるのでご注意ください。
この水跳ね対策がミストフローの設置を難しくします。外掛け式フィルターならもとからフタ付きなので簡単に対応できるというわけです。
- 1日に5回、30分づつ稼働させる
- 1日3時間だけ稼働させる
などなど、時間を絞って稼働させるのがおすすめです。
連続使用するよりも機器が長持ちします。
時間のコントロールはスマートタイマーを使うのがおすすめ!
スマートタイマーの使い方はこちらの記事でご紹介していますのでぜひご覧ください。
もしも霧の発生量が少なくなったら振動板を交換しましょう。
振動板とは真ん中の白い板のこと。
使用感としては2~6ヶ月程度の間隔で交換すると良いでしょう(使用時間によって大きく異なりますが)。
今回は「ミストフローを外掛け式フィルターにセットする方法」をご紹介しました。
最近は水中だけでなく水上にもしっかり植物を配置するレイアウトが増えてきています。
霧発生装置を使いこなせばデザインの幅が広がりますので、もっと楽しくレイアウトできるようになりますよ!
簡単な工夫でできますのでぜひお試しください。
手軽に霧を楽しみましょう!
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