どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「水槽でも使える接着剤」をご紹介します。
石、流木などのレイアウト素材、水草を接着するのにおすすめの接着剤です。
「強力に接着」「乾燥も早い」ので、今では私のレイアウト制作に欠かせないものです。
たくさんの素材を使う「ジオラマ系レイアウト」では多用しますので、製作時には予め準備しておきましょう。
- コニシ株式会社「ボンド ウルトラ多用途SU」
- アロンアルファ「瞬間接着剤プロ用No.1」
- デルフィス「クィックジェル」
こちらのボンドは水槽でも使うことができます。
それぞれ特徴がありますので詳しく解説していきます。
3つ揃えておくと、様々なレイアウトシーンに対応できますよ。
ネチョネチョ感が強く、複雑な形をした素材同士でも強力に接着することができます。
かなりしっかりと固定することができるので、急角度に素材をキープしたい時などに重宝します。
硬化するまで時間がかかりますので、結束バンドなどで縛って固定しておくと良いでしょう。
1日程度でしっかりと硬化します。
- ソフト
- ハード
- レギュラー
硬化後の硬さはこちらの3タイプから選べます。ハードがおすすめです。
- クリヤー
- ホワイト
- ブラック
色はこちらの3種類です。目立たない「クリヤー」か「ブラック」がおすすめ。ただし水中ではどちらも時間が経つと灰色になるので見切れないように接着しましょう。
さらさらとした液体タイプの瞬間接着剤。
名前の通りすぐに硬化するので、レイアウト制作作業を進めながら接着させることができます。
直感的に作業を進められるので、「ジオラマ系レイアウト制作」の強い味方です。
接着力は「ボンド ウルトラ多用途SU」よりやや劣ります。
角度をつけて接着するような場所では使わないようにしましょう。
- 低粘度
- ゼリー状
瞬間接着剤は「粘度」の違うタイプがありますが、素材を接着するなら「低粘度」のものがおすすめ
こちらもいわゆる瞬間接着剤です。
水草の接着にはこちらがおすすめ。
「シダの仲間」「アヌビアスの仲間」「ブセファランドラの仲間」「コケの仲間(向かないものもある)」など活着性のあるものを石、流木に固定する際に便利です。
石、流木など素材同士の接着にも使えますが、使用感は「瞬間接着剤プロ用No.1」に劣ります。
できれば使い分けたいところ。
- ゼリー状
こちらはゼリー状のものしかありません。水草の接着にはゼリー状タイプがおすすめです。


- 素材同士の接着用
※接着力は強いけど、硬化までに時間がかかる

- 素材同士の接着用
※すぐに硬化するけど、やや接着力が弱い

- 水草の接着
※素材も接着できるけど使い勝手が悪い
ちょっと使うだけで十分です。
予め余っている素材などを接着して感覚を掴んでから本番に臨むと良いでしょう。
成分:シリル化ウレタン樹脂
成分:シアノアクリレート
これらは完全に硬化してしまえば生体に悪影響はありません。
その他、様々な成分の接着剤がありますが、私が調べた中で今回ご紹介したものが毒性が少ないものでした。
普段よりレイアウト製作時にヘビーユースしていますが、問題が出たことはありません。
「全く毒性が無い」と言うと語弊がありますが、無視できるレベルです。
例えば魚病薬や木酢液のほうがよほど毒性は強いですよ。
水分に反応して硬化します。
そのため、硬化した後に水を張っても問題ありませんよ。
接着後、すぐに水を張ると水分と急激に反応して発熱することがありますが、気にしなくても大丈夫なレベルです。
- クィックジェル
こちらは頑張れば水中でも接着することができます。
予め空気中で付ける→シュッとすぐに貼り付ける
このようにすればなんとかなりますよ。
- 接着したところが目立つ
- キレイに剥がれない

明らかに接着剤を使用しました感が残ります。
「水草を活着させる」「流木片、小石、砂などを上からさらに貼る」などの対応をして見切れないようにしましょう。
素材に強く接着しますのでキレイに剥がれません。
素材を再利用する際は念入りなお掃除が必要ですよ。
こちらの記事で石、流木の接着剤など「素材の加工方法」を詳しく解説しました。
興味のある方はぜひご覧ください。

今回は「水槽でも使える接着剤」を3つご紹介しました。
接着剤を使うことで素材同士、水草を簡単に接着できます。
- 板に石を接着して石垣みたいに
- 鍾乳洞のように上から石を吊るす
使いこなせばこんな感じのレイアウトを作ることができますよ!

いろいろ工夫してレイアウトを楽しんでくださいね!