この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事は「水槽でも使える接着剤」をご紹介します。
石、流木の合体、水草の活着作業など水草レイアウトを作っていると何かと大変ですよね。
水槽用の接着剤を使えばパッとくっつけることができるので楽ちんですよ!
接着剤の登場により
- 崖のような切り立った雰囲気
- 鍾乳洞のように上から石を吊るす
など、複雑で迫力のあるレイアウトが作れるようになりました。
そこで今回は私が普段より使用している生体に無害な水槽でも安全に使用できるボンドをご紹介します。
タイプ別にそれぞれ用意しておくとレイアウト制作がはかどりますのでぜひご覧ください!
こちらの接着剤は水槽でも使うことができます。
接着力や固着するまでの時間などそれぞれの特徴がありますので詳しく解説していきます。
特徴の違うものを3種類程度揃えておくと様々なレイアウトシーンに対応できますよ。
他にもたくさんありますが僕がよく使うものをご紹介します!
ネチョネチョ感が強く、複雑な形をした素材同士でも強力に接着することができるボンド。
かなりしっかりと固定することができるので、急角度に素材をキープしたい時などに重宝します。
硬化するまで時間がかかりますので、結束バンドなどで縛って固定しておくと良いでしょう。
1日程度でしっかりと硬化します。
硬化後の硬さを選ぶことができますが「ハード」がおすすめ。
色は「ブラック」「クリヤー」が良いでしょう。
最初は色が違いますが水中でしばらく時間が経過(1~2ヶ月程度)すると灰色になりますので、どちらを選んでも結果はあまり変わりません。
接着力が強いのでしっかりと固定できます!
さらさらとした液体タイプの瞬間接着剤。
名前の通りすぐに硬化するので、レイアウト制作作業を進めながら接着させることができます。
直感的に作業を進められるので、「ジオラマ系レイアウト制作」の強い味方です。
接着力は「ボンド ウルトラ多用途SU」よりやや劣ります。
表面の剥がれやすい素材同士の接着には不向きです。
硬化速度が早く直感的に作業を進めることができますので仮止め作業におすすめ。
とにかく硬化が早いです!
水槽の補修にも使えるシリコン。
シリコンは防カビ剤、防腐剤などが含まれているものがありますがこちらはそれらが入っていないので水槽でも使えます。
固着するまで24時間程度かかるのでそれまでの間、接着するものを固定するのが手間ですが固定する力はかなり強いです。
時間をかけてレイアウトを制作できるならかなりおすすめ。
色はクリアかブラックが目立ちづらいです。
ガラスにも着けられるのでガラス面に石や流木を立てかけるようなレイアウト制作をする時に便利です。
水槽のガラスを接着する用途でも使えます!
2つを混ぜて使うタイプのボンド。
作業がちょっと面倒ですが、かなり強く固定できます。
石の接着におすすめです。
瞬間接着剤タイプでは接着しずらいザラついた質感の石も十分に固定できます。
接着部分は灰色になるので見えないように使うのがポイント。
「アロンアルファ 瞬間接着剤プロ用No.1」と同様にさらさらとした液体状の瞬間接着剤。
付属で狭い隙間に注入できるノズルが付属するなど、さすがは水槽レイアウト用に開発されたなといった感じです。
こちらの補助材と組み合わせて使うことで簡単に素材同士を接着できます。
10秒程度で固まるので直感的に作業を進めることができますが、流木や柔らかい石など表面が剥がれやすいものの接着はちょっと苦手です。
剥がれやすい素材の接着ならこちらを仮止めに使用して、他のボンドを使うと良いでしょう。
ジェル状タイプの瞬間接着剤。
水草の接着ならこちらがおすすめです。
濡れた状態や水中でも使えるので便利です。
水分に反応して硬化するので水中などハードな条件で使用するとすぐに駄目になってしまいます。
小分けになっているので、何本か用意してレイアウトごとに使い切る気持ちで使ったほうが良いですよ。
よくあるこちらの6パターンについてご紹介します。
それぞれに向く接着剤を使ってより自由にレイアウトをお楽しみください!
こちらは「カミハタ 液状接着剤」と補助材を使って流木を固定する様子。
素材同士がそこまで重たく無いので瞬間接着剤タイプでも着けやすいです。
がっちりと固定するなら面倒でも固着に時間がかかるタイプを使いましょう。
基本的には流木と流木の接着と同じ要領で接着できます。
流木を水槽に入れた当初は沈まないものも多いため、石を重しとして接着する方法はレイアウトで多用します。
もっとも接着剤が活躍する場面ですので、ぜひレイアウトにご活用ください。
こちらはウルトラ多用途SUで石と石を接着している様子です。
作業を簡単に進めるなら瞬間接着剤系のボンドがおすすめですが、重さのある石をしっかりと固定するなら他のボンドを使いましょう。
無理のある角度で固定する場合は瞬間接着剤タイプで仮止めをしてからがっちり固定するタイプで接着すると作業しやすいです。
など、活着させることができる水草は接着剤で固定することができます。
コケの仲間は極一部の種類のみが接着剤に向きますが、アヌビアス、ミクロソルム、ボルビティス、ブケファランドラは基本的にどの種類も接着剤を使用して活着させることができます。
糸やビニタイなどでも活着させることができますので、状況に応じて使いやすいもので活着させるとよいでしょう。
- 素材表面の汚れを落とす
- 接着剤を着けすぎない
- 固着するまで素材を固定する
接着剤を着ける部分の表面をなるべく綺麗にしておきましょう。
石や流木は表面に砂や泥、藻類などが付着しているものがありますので、予め掃除をしておくと接着しやすいです。
接着剤はたくさん出しても強く接着できるわけではありません。
少量使うことを意識すると綺麗に固着させやすいです。
特に瞬間接着剤タイプは出しすぎると接着できないこともあるので注意しましょう。
急角度で接着する場合など、完全に接着剤が固まるまでの間は素材を固定する必要があります。
接着作業が簡単な瞬間接着剤タイプで仮止めをしたり、結束バンドなどで縛って固定するとよいでしょう。
- 接着したところが目立つ
- 綺麗に剥がれない
こちらはウルトラ多用途SUの接着跡です。
基本的に接着剤の固着した部分は水中では白っぽくなります。
- 水草を活着させる
- 流木片、小石、砂などを上からさらに接着する
などの対応でなるべく接着剤が露出しないように隠すと見映えが良いです。
小石や流木片に水草を活着させて隠すのがおすすめ!
素材に強く接着しますので綺麗に剥がれません。
素材を再利用する際は念入りなお掃除が必要ですよ。
しっかり接着すればするほど剥がす時が大変です!
こちらの2つの接着剤は生体を入れる前にアク抜きが必要と言われています。
今のところアク抜きをせずに使用していますが生体に異常が出たことはありません。
アク抜きの方法は簡単で乾燥したら水を張って2~3回程度換水をするだけ。
作業時間に余裕があるならアク抜きをしてみても良いでしょう。
僕はいつもアク抜きをしないのですが心配な方はアク抜きをしてから生体を入れてみてください!
- 結束バンド
- ビニタイ
- 針金
接着剤で固定する以外にもこちらを使うことで石や流木を固定することもできます。
縛って固定するだけなので接着剤よりも簡単に作業できる場面もあります。
接着剤と合わせて用意しておくと何かと便利ですよ!
石、流木の加工方法はこちらの記事でご紹介していますのでぜひご覧ください。
- 接着剤は生体に無害?
- 本記事でご紹介している接着剤は基本的に生体に影響はありません。
厳密に言うと乾燥前は害のあるものもありますが、乾燥後は無害です。
- 水中でも接着作業できるの?
- 本記事で紹介している「アズー アクアスケーピンググルー」は水中でもある程度作業ができます。
- 水草を接着剤で活着させることはできますか?
- できます。
「アズー アクアスケーピンググルー」などのゼリー状の瞬間接着剤は水草の活着に利用できます。
今回は「水槽でも使える接着剤」をご紹介しました。
接着剤を使いこなすとさらに自由にレイアウトを作ることができます。
使ってみないと感覚的な部分はつかめないかと思いますので、接着剤を手に入れたらどんどん試してみてください!
工夫してレイアウトを楽しんでくださいね!
この記事が参考になったら感想を教えてもらえると嬉しいです。
記事作成の励みになります!