どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「石、流木の加工方法」を解説します。
1步進んだレイアウトを作るには欠かせないテクニックですので、ぜひお試しください。
今回ご紹介する「割る、接着、切る、縛る」は素材加工の基礎となる手法です。
マスターすれば石、流木などのレイアウト素材を自由に形作ることができますよ。
どれも一手間はかかりますが、作業自体は簡単ですので道具さえあればすぐに始められます。
画像を多めでご説明していきますので、ぜひご覧ください。
- 割る
- 接着
- 切る
- 縛る
- かなづち
- タガネ


シンプルに叩きましょう。
石はモノのよって割れやすさが大きく異なります。
硬い石は相当頑張らないと割れないのでご注意ください。

柔らかい石を割る際はタガネがあると便利です。
コンコンと打ち込めばある程度狙って形作ることができますよ。
- 接着剤
- ティッシュ
ティッシュなど液体を吸い上げるようなものに瞬間接着剤を付けると、瞬間的に反応が始まりすぐに固着します。
色々試してみましたが、家の中にいつもあり、使用感も悪くないティッシュに落ち着いています。
このように先が細くなるアタッチメントがあると便利です。
基本的に使い捨てなので複数用意しておくと良いでしょう。
「石+流木」「流木+流木」の場合も同様の接着方法でOKです。
塗って素材を重ねるだけなので難しいことはありません。
完全に乾くまでに24時間程度かかります。
瞬間接着剤よりも強力に接着できますが、時間がかかるのが欠点。
レイアウトに合わせて使い分けると良いでしょう。
こちらも流木の接着に利用できます。
こちらの記事で今回ご紹介している接着剤を詳しく解説しています。
レイアウト制作に欠かせないアイテムですので、興味のある方はぜひご覧ください。

- ノコギリ
シンプルに切りましょう。
流木の太さに合わせていくつかノコギリを用意しておくと便利です。
切った場合、切り口が見苦しいですので、見える位置なら折る方法が有効です。
細い流木でないと難しいですが自然な雰囲気に仕上がりますよ。
- 結束バンド
大は小を兼ねるので30cm程度のものがあると便利です。
長すぎてももったいないので、素材の大きさに合わせて選べば良いでしょう。
長さが足りないようなら合体させましょう。
いくらでも延長することができますよ。
- 予め道具を用意しておく
- 試しに実験してみる
- 加工箇所が見切れる場合は隠す
レイアウト制作はリズム良く進めた方が良い作品が作れます。
作業ごとに道具を揃えていると流れが止まってしまい勢いのある作品になりません。
必要そうなアイテムは逆算して準備しておきましょう。
余っている石、流木を使い試してみましょう。
特に接着関連はやりながら感覚を掴む部分が大きいので実験をしてから本番に挑みましょう。
- 小石、砂、流木片などを貼る
- 水草を活着させる
加工箇所が見切れるのは格好悪いので隠しましょう。
上記の方法のどちらかを使って、接着跡、切り口、結束バンドを見えないようにすると仕上がりがキレイですよ。

流木はモノによってすぐに水槽に沈みません。
沈まない場合は石などを接着して「重し」にする方法が有効ですよ。
こちらの記事で詳しく解説しましたので、お困りの方はぜひご覧ください。

今回は「石、流木の加工方法」を解説しました。
ご紹介した4つの方法は基礎技術ですので、慣れてきたら自由にアレンジして楽しんでください。
要はキレイなレイアウトが作れればOKですので、色々試してみてくださいね!

レイアウト制作は基本的に自由です。ひらめきを大事にしてください!