
ヒメタニシ
Sinotaia quadrata histrica
- 種類貝の仲間
- 体色茶
- 性格温和
- 水質弱酸性~弱アルカリ性
- 水温10~30℃
- 寿命2~3年程度
- 分布アジア
- サイズ3cm程度
- 泳ぐ所下層
- 通称名ヒメタニシ
特徴
田んぼにいる貝として有名な貝。
よく動き藻類除去能力が高いことからお掃除屋さんと導入したことがある方も多いでしょう。
柔らかい藻類から藍藻やグリーンウォーターなどあまり他の生き物が食べない藻類も食べてくれます。
口でこそげ落とすように食べる他、水を吸い込んで水中にある有機物などを濾し取って食べる濾過摂食もする変わった性質があります。
かなり大食漢のため、大量に藻類が無いと痩せてしまうので注意しましょう。
基本的に人工飼料をあまり食べません。
たくさん入れたほうが藻類除去効果は高いのですが、藻類が無くなってしまうと餓死のリスクが高くのでほどほどに入れましょう。
屋外の睡蓮鉢などは太陽光が当たる関係で藻類が増えやすいため長生きしやすいです。
食べる藻類
こちらの藻類を好んで食べてくれます。
口が吸盤状であることから柔らかく平面的な藻類を好みます。
かなり強力に食べますが貝ゆえに動きはゆっくりなので広範囲に対応するのは苦手です。
石や流木が綺麗になったら手で貝を藻類が目立つところに移動させるのもありです。
藻類対策はこちらの記事でまとめてご紹介していますのでぜひご覧ください。
水草水槽への適正
基本的に水草を食害しません。
葉が固く、大きなタイプの水草の上に乗れてしまうと食べてしまうことがあるので注意しましょう。
水槽サイズ
30cm以上の水槽におすすめ。
餓死のリスクからあまり小さな水槽向きではありません。
おすすめの餌
- タブレットタイプ
強いて言うならタブレットタイプです。
ただしあまり食べませんので餌を与えていても餓死のリスクはあまり減りません。
藻類の他、バイオフィルムも好んで食べます。
バイオフィルムとは水槽内に発生する膜のこと(時間が経つとガラス面がヌルヌルしてくるなど)。
カノコガイの仲間を長生きさせるなら、ヌルヌルを掃除し過ぎないようにすると良いでしょう。
枯れ葉などを与えることができれば良い餌になりますので、マジックリーフなどが手に入る場合は試してみてください。
繁殖方法
卵胎生です。
卵では無く子どもを生みます。
餌さえ豊富ならかなり増やしやすいです。
注意する病気
- 特に無し
あまり病気にはなりませんが、餓死しやすいので注意しましょう。
主な分布域
分類
タニシ科 ヒメタニシ属 ヒメタニシ