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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「簡単に素早く流木を沈める方法」を3つご紹介します。
せっかくレイアウトを作ったのに「水を張ったら流木が浮いてしまって台無し、、」
なんて経験はありませんか?
レイアウトを作る時にいちいちアク抜きをして、流木を沈めてから作っていたのでは良い作品は作れません!
良いレイアウトを作るには、スムーズにリズム良く作ることが大切だからです。
そこで今回は、簡単に流木を沈めることのできる方法を3つ解説します。
沈めるというよりも「浮かなくなる」という表現の方が合っているかもしれませんが、どの方法も簡単に取り入れることができますよ。
1つずつ丁寧に解説していきますので興味のある方はぜひご覧ください。
- 石を乗せる方法
- 石を接着する方法
- 板を付ける方法
こちらの3つが流木をすぐに沈める方法です。
どれもメリット、デメリットがありますのでレイアウトに合った方法をお試しください。
これから1つ1つ詳しく解説していきます。
最も簡単な方法です。
沈むようになるまでの期間、「石を流木の上に乗せるだけ」なのでとってもお手軽。
予想外に流木が浮いてしまった時などサッと対応できますよ。
外すまでの間、レイアウトイメージが変わってしまうのが気になるところ。
また、「流木の形状」「角度」によっては乗せられないこともあります。
あまり不安定な場所に乗せてしまうと動いて外れてしまうので注意しましょう。
- 簡単
- 手軽
- 加工の必要無し
- 重しが邪魔
- 乗せられないとダメ
- 動いてしまう
重しにする石
水質に大きな影響の無いものであれば何でも使えます。
私はADAから発売されている「山谷石」を使うことが多いです。
真っ直ぐな面が多いので「乗せやすく」「接着しやすい」ですよ。
色も黒っぽいのであまり目立ちません。
どうしても見切れてしまうところに石を付ける時はレイアウトのバランスを考えて見栄えの良い石を選ぶと良いでしょう。
水槽で使用する石の水質変化についてはこちらの記事でまとめていますので興味の有る方はご覧ください。
「接着する」という一手間が必要ですが、確実に流木を沈めることができます。
接着には流木を固定する効果もあるので、構図がちょっとやそっとの衝撃では動かないようになります。
構図を組んだら固定するついでに石を接着すると「固定&重し」になるので一石二鳥です。
重しにした石は「底床に埋める」「水草の茂みで隠す」などの対応で見切れないようにすると見栄えもGOODです!
便利な方法なのですが、接着剤の跡が残ってしまうのが残念。
流木を再利用する際はカッターなどで削ぎ落とすようにしないと綺麗になりません。
接着箇所が見切れてしまう場合は「小さな流木片などを上から接着する」「活着する水草で隠す」などの対応をしないと格好悪くなってしまうにで工夫しましょう。
- 確実に沈められる
- 流木を固定できる
- 見栄えが良い
- 接着跡が残る
- 接着箇所が見切れるとダサい
- 加工が必要
おすすめの接着剤
水槽で使用できるおすすめの接着剤は別記事でご紹介しています。
接着方法なども解説していますのでぜひご覧ください。
こんな感じの「流木を立てたレイアウト」を作るときに活躍する方法。
加工は大変ですが垂直に流木を立てるのは難しいので、こんな感じのレイアウトを作りたい方はぜひ取り入れてみてください。
一度加工してしまえば浮きませんし、しっかりと固定ができますよ!
流木に固定した板の上に底床を乗せて重しにするので、一度設置すると移動が大変です。
よく吟味してから底床を入れましょう。
- 確実に沈められる
- 流木を固定できる
- 「立てるスタイル」と相性が良い
- 工具が必要
- 加工が大変
- 流木を移動しづらい
加工手順
流木を垂直に切り、直線を出します。
この後、板を付けるのでなるべく真っ直ぐに切るよう心がけましょう。
流木に付ける板をカット。
大きさは流木に合わせて調整してください。
例:直径10cm程度の流木なら、15cm×15cmくらいのサイズがあれば十分です。
流木を立ててレイアウトしましょう!
加工に必要なもの
- ノコギリ
- 電動ドライバー
- ネジ(ビス)
- 下穴用ドリル
- 塩ビ板
流木をカットするならしっかりしたノコギリがおすすめ。
僕はコスパの良いゼットソーシリーズを良く使いますよ。
流木は硬いものが多いので刃はいずれダメになります。
「刃がすぐに交換できる」「交換用の刃が手に入れやすいもの」が良いですね。
ゼットソーなら大抵にホームセンターにあるはずです!
何かと便利な電動ドライバー。
もちろんアクアリウムDIYでも活躍しますよ。
流木にネジを打つ、下穴を開けるなど欲しい場面は多いです。
マキタのドライバーはちょっと高いですがパワーも強く使いやすいです。
ステンレス製の錆びないものが良いですね。
流木のサイズに合わせて長さを変えると良いでしょう。
最低でも3cmは流木の中に入っていないと十分に固定できないので注意です。
ネジを打つときは下穴を空けておくとスムーズに作業が進みます。
「下穴を空ける加工」はDIYの基本なので持っていて損は無いはずです。
電動ドライバーと合わせて手に入れておくと作業が捗りますよ。
3mm厚程度のものが扱いやすいです。
もっと薄いほうが加工が簡単なのですが、薄すぎると流木の固定にならないので注意が必要ですよ。
色はどうせ見えなくなってしまうので自由に選んでください。
今回の加工なら精密にカットしなくても良いので、流木に使ったノコギリで十分にカットできます。
こちらのようなタイプの流木は沈みづらいです。
最近では生木に近いタイプの流木が多く流通するようになりました。
長期間水中にあった訳では無いので沈むまでに時間がかかりますよ。
流木はできるまでに時間がかかるものですので、現状の流通量を考えると「生木を流木のように加工したもの」が多くなるでしょう。
そのため、これからは流木をすぐに沈める方法がより必要となるはずです。
流木を買う際は店員さんに「沈むまでの時間」を確認すると良いでしょう。
日本の川で採集した流木は基本的に沈みづらいです。
物によっては年単位で沈まないので今回はご紹介した方法で確実に沈むようにしましょう。
流木を採集する方法はこちらの記事をご覧ください。
要するに流木が浮かんでこないようにすれば良いので、レイアウトに合わせて自由に工夫してOKです。
例えばこちらの水槽では「シャックル」という工具を重りにして流木を沈めていますよ。
この水槽で使用した流木はすべて採集したものなのですが、中央の一番大きな流木は1年経っても沈みません(笑)
採集流木はずっと沈まないことも視野に入れてレイアウトしたほうが良いです。
こちらの記事で制作過程を公開していますので興味のある方はぜひご覧ください。
- 切る
- 縛る
- 接着
など、色々な方法があります。
流木を自由に加工できるようになるとさらに自由にレイアウトを作れるようになりますよ。
流木を加工する方法は別記事で詳しく解説していますので、レイアウト制作に興味のある方はぜひご覧ください。
アク抜きは絶対に必要な作業ではありません。
しかし、アク抜きをすると流木の中に水が染み込みやすくなるので沈みやすくなります。
時間を掛けて準備ができるならアク抜きをしてからレイアウトに使っても良いでしょう。
流木のアク抜きについてはこちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
今回は「簡単に素早く流木を沈める方法」を3つご紹介しました。
本格的なレイアウトを作るなら必須となる技術ですのでぜひマスターしてください。
けれども難しく考える必要はありません。
要は流木に「重し」を付けるだけですので。
ご紹介した方法以外にも様々なアイデアがあると思いますので、ご自分のレイアウトに合わせて自由にアレンジしてくださいね。
流木が浮かばなければ何でもOKですよ!
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