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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「水草の捨て方・余った水草の活用方法」を解説します。
トリミング、株分けなどをすると水草が余ることがありますよね。
特に調子の良い水槽ほど、トリミングをたくさんするでしょうから水草がたくさん余るはずです。
ですが、余ったからと屋外に捨てるには絶対にNGです。
流出した水草がどのような害を及ぼすのかは未知数な部分もありますが、大きな害に繋がる可能性もありますから基本的に外に逃がさないようにしましょう。
水草の捨て方はこの趣味を守ることへも繋がる大切な事柄ですからぜひご覧ください!
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水草の捨て方は主にこの2つ。
絶対に屋外に捨てるのは止めましょう!
堆肥は捨てるというよりも肥料として再利用する方法なので余裕のある方はチャレンジしてみてください。
このように袋に入れて生ゴミとして処分しましょう。
基本的に水が出るので小袋に入れてからゴミ袋に入れると良いです。
↑こちらは私が自宅で使用しているコンポスト。
余った水草をこの中に入れるだけで堆肥ができます。
熟成に半年~1年程度かかるのが欠点ですが、自分で育てた水草から堆肥を作り、それをまた水槽で使うなんてロマンがあると思いませんか?
お魚、エビの死体など、動物質のものが入ると臭いが出ますが、水草だけなら基本的に臭くなりません。
マンションのベランダ等でも実践できるので余裕のある方はぜひチャレンジしてみてください。
堆肥を作る様子
コンポストに入れて半年程度経過した様子。もうちょっと時間が経過すると原型が無くなります。水草ならバクテリア剤などを追加で入れなくても時間が経てば熟成が進みますよ。
堆肥の使い方
- 半年以上経過した物を使う
- 使い方は底床肥料と同じ
できた堆肥は、水槽でセット時に底床に敷いてい使いましょう。
使用する感覚としてはADAパワーサンドに似ています。
量は正直なところかなりアバウトなのですが、60cm水槽で2~3掴み程度使用しています。
カプセルに詰めれば追肥用としても使えますので、工夫して活用しましょう。
知り合いにアクアリウムをやっている人がいるなら1番シンプルな方法だと思います。この機会に水草水槽を始めてもらうのも良いかも!
今や個人の方でも簡単に売る側に回れる時代になりました。
増えた水草をメルカリ等で販売してみるのも面白いでしょう。
個人で販売するためのハードルが低くなっているので、商売の練習としてもおすすめです。
鉢、ソイル、衣装ケースなどがあれば、水上葉でキープできる水草も多いです。
次に使うレイアウトに備えて自分でストックしておけば出費を抑えることができます。
水上ストックを作る方法はこちらでご紹介しています。
余った水草でボトルアクアリウムを作るのもおすすめ(悪魔の誘い)
すでに水草水槽をお持ちの方なら流用できる機材が多いので、意外と簡単に始められます。
機材をあまり使わないセッティングなら手間もそれほどかからないので、2本目の水槽としておすすめです。
ボトルアクアリウムの作り方はこちらの記事をご覧ください。
水草を屋外へ捨てるのは絶対止めてください!
屋外に流出した水草はその場所で爆発的に増えてしまうことがあります。
本来、その場所に生息していないのに、人為的に持ち込まれた生き物のことを外来種と呼びます。
反対にもともと生息していた生き物を在来種と呼びます。
外来種が爆発的に増えてしまうと
- 在来種の生息環境を奪ってしまう
- 在来種と交雑してしまう
- 自然景観の破壊
- 大量増殖による農業、漁業などへの被害
などの問題につながります。
流出したものが一度大量に増殖してしまうと駆除・除去に莫大な労力と資金がかかります。
場合によっては、いくら努力をしても元に戻らないこともあります。
日本に生息している同じ生き物であっても、地域によって遺伝子レベルで異なることもあります。
基本的に、飼育を始めた動植物は自然環境に戻さないようにしましょう!
などなど、すでに帰化してしまった水草もあります。
これ以上、日本の自然を脅かす外来種を増やさないためにも屋外流出だけは止めましょう!
水草という趣味を守るためにも大切なことです!
屋外で楽しむビオトープは流出の危険が高いため、より注意が必要です。
睡蓮など流出するリスクの少ないものは楽しみやすいのですが、草体の小さいものはちょっとしたことで流出するリスクがあります。
その地域の在来種だけで作れば基本的に流出リスクはありませんので、作る場合は使用する植物に気を配ると良いでしょう。
「自宅で湿地帯ビオトープ!」には動植物が流出しづらいビオトープの作り方が載っていますのでぜひご覧ください。
本記事では「水草の捨て方・余った水草の活用方法」を解説しました。
侵略的な外来種としての水草が増えると流通が規制されるなどしてアクアリウムで楽しめなくなります。
自然環境を守るだけで無くアクアリウムという趣味を守るためにも流出には十分注意しましょう!
もったいなくても時に処分することも必要です!
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