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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「水ゲジの駆除・予防法」を解説します。
気がついたら水槽の中にダンゴムシのような生き物がいたことはありませんか?
それは恐らく水ゲジです。
基本的に無害なので問題は無いのですが見た目に気になる方も多いハズ。
そこで今回は「駆除する方法」「予防する方法」「増えやすい環境」などをご紹介します。
初心者の方にも分かりやすく進めていきますのでぜひご覧ください。
- 種名 ミズムシ
- 学名 Asellus hilgendorfi
- 体長 10mm前後
水ゲジとは、淡水に住むワラジムシの仲間です。
水ゲジというのはアクアリウム業界での通称でミズムシというのが本当の名前。
お魚や水草に対してまったく無害ですが、見た目がちょっとアレなので嫌われているのが気の毒です。
環境の安定した水槽でないと増えないので、水質のバロメーターにもなります。
嫌かもしれませんが「水ゲジが増える環境≒安定した水槽」と言えます。
- 藻類を食べる
- 枯れた水草を食べる
- エサになる
- 見た目が悪い
基本的に草食性の強い雑食性で、いわゆるお掃除屋です。
藻類や枯れ葉などを食べて分解してくれる益虫で、お魚が好んで食べる活餌としての一面もあります。
基本的に無害なのですが、ルックス的に生理的に無理な方が多く、駆除の対象にされがちです。
丸まらないダンゴムシみたいで可愛いと思うのですが、、
- ピンセット
- アミ
などでシンプルに捕まえる方法です。
数が少ないならこの方法が1番簡単な駆除方法。
砂利の間などにヒュッと隠れるのでピンセットの方が捕まえやすいと思います。
- バジス バジス
- アベニーパファー
- トーマシー
- グラミーの仲間
などが特に良く食べてくれます。
水ゲジの子供は多くのお魚が好んで食べるのですが、成虫になると好んで食べる魚がグッと減ります。
ある程度大きなお魚は成虫でもバクバク食べるので、お魚メインの水槽では基本的に水ゲジが増えることはありません。
基本的にスネール対策ができるお魚は水ゲジ対策にもなります。
お魚の使い分け
名前 | 特徴 | 注意点 |
---|---|---|
バジス バジス | 成虫も食べる。イチオシの水ゲジ対策。 | 小型エビと相性が悪い。 |
アベニーパファー | 抜群のスネールキラー。小さな水ゲジはよく食べてくれる。 | 他のお魚のヒレを齧ることがある。 |
トーマシー | 1匹いれば水ゲジで悩まないでしょう。 | 気が強い。中型魚水槽向き。 |
グラミーの仲間 | 小さな水ゲジはよく食べてくれる。環境価値の高いお魚が多い。 | 大量には食べない。 |
水槽を丸洗いして駆除する方法です。
石や流木のくぼみなどに潜んでいることが多いので、取り出したら熱湯消毒をするのがおすすめ。
砂利の中にも残る事が多いので、よく洗ってからこちらも熱湯消毒すると良いでしょう。
手間はかかりますが効果は高いです。
水槽を再セットする際は、水ゲジが増える前にお魚を入れることで水ゲジが増えづらくなります。
焼成カルシウムを主成分とした水草の下処理剤です。
残留農薬の除去などに使用される「水草その前に」を使うことで水ゲジを駆除することができます。
水ゲジは水草と一緒に水槽へ持ち込んでしまうケースが多く、水草その前にで処理してから水草を導入することで侵入を防ぐことができます。
よく洗って水ゲジを落としてから導入することで予防する方法です。水ゲジはコケの仲間に好んで隠れているので注意しましょう。
お魚は基本的に小さなサイズの水ゲジを好んで食べます。お魚メインの水槽なら水ゲジを気にする必要は無いでしょう。
栄養豊富な水草用ソイルを使用している水槽は水ゲジが増えやすいです。エサとなる有機物や藻類が多くなりがちなので水ゲジにとって良い環境なのでしょう。
- 水草のコレクション水槽
- エビ水槽
など、あまりお魚のいない水槽(入れづらい水槽)は、水ゲジが大量繁殖しやすいです。
どうしてもお魚を入れたくない場合はしっかりと予防しましょう。
水ゲジで悩む方の多くはエビ水槽の方ではないでしょうか!
身も蓋も無いですが、気にしないのも一つの手です。見た目さえ気にしなければ無害ですのでタンクメイトとして一緒に飼育を楽しみましょう。
今回は「水ゲジの駆除・予防法」を解説しました。
水ゲジは水草、エビ、メダカを楽しんでいる方が悩みやすいです。
駆除は比較的簡単ですので、大量繁殖する前に対応すると良いでしょう!
メリットもあるので毛嫌いしないでくださいね!
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