ノタヌキモ
Utricularia aurea
- 光量高光量
- CO2必要
- 水質軟水
- 葉長10~20mm
- 自生地アジア、日本、インド、オーストラリア
- 通称名タヌキモ
- タグ浮草、ユニーク
レイアウトのコツ
フサフサとした葉が可愛らしい浮草です。
実は「食虫植物」の仲間で虫を取る「捕虫嚢」が葉にたくさん付いています。
根を持たず漂うように生活しているので水流があると絡んでしまいあまり美しくありません。
フィルターの無いお外の睡蓮鉢などビオトープで楽しむのに向いている水草です。
育成のコツ
綺麗に育てるには高光量が必要です。
水槽で育てる場合はCO2添加が必要ですがお外の睡蓮鉢など太陽光下で育てるならCO2無添加でも大丈夫ですよ。
虫を食べるという特性は「ミネラル分の極端に少ない環境」に適応するために生まれました。
そのためソイルなどを使い軟水環境を作ると綺麗に育てやすいです。
ブラインシュリンプの幼生やミジンコなどの小さな生き物が捕虫嚢のそばを通ると、吸い込まれて食べられてしまいます。
数時間程度で消化され吸収されてしまうようですよ!
下処理・植え方
- 浮草の下処理・植え方
本種の下処理・植え方は浮草タイプの水草と同様です。
基本的にはよく洗って水槽に入れるだけでOKです。
水草の下処理・植え方はこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
トリミング
- 古い葉のカット
本種は古い葉を取り除くようにカットします。
株の下側が古い部分ですので、下側を取り除くイメージでカットすると良いでしょう。
水草のトリミングはこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
増やし方
- 株分け
本種は株分けで増やすことができます。
調子良く成長すると自然と株が別れてきますので、切り離すことで独立した株になります。
水草を増え方・増やし方はこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
主な自生地
分類
タヌキモ科 タヌキモ属 ノタヌキモ
おすすめの水草まとめ
「前景草」「中景草」「後景草」「丈夫な水草」「赤系水草」などなど、様々な個性を持つ水草があるのでいざレイアウトに使おうとすると選ぶのに迷ってしまいますよね。
そこで各カテゴリー別におすすめの水草をまとめた記事をご用意しました。
実際の水槽環境を考慮して扱いやすいもの、手に入りやすいものを中心にご紹介しています。
水草選びの参考までにぜひご覧ください。
水草水槽に欠かせない5つの要素
- 光
- CO2
- 水質
- 肥料
- 温度
こちらの5つが水草育成に欠かせない5つの要素です。
水草水槽はこの5つのバランスを取ることが奥義と言っても良いでしょう。
初心者の方はまずはこの5つバランスというものがどんなものか知ることから始めると良いでしょう。
こちらの記事で分かりやすく解説していますのでぜひご覧ください。
水草の育て方
当ブログ「Ordinary-Aquarium」では管理人である轟元気の経験をもとに水草の育て方について数多くご紹介しています。
実際の水草レイアウトに活用できるよう、なるべく実践的な情報発信を心がけていますので、きっとお役に立つはずです。
1記事につき1つのテーマに絞って解説していますので、スキマ時間などにぜひご覧ください。
藻類対策
美しい水草水槽を作るには上手に藻類と付き合うことが大切です。
こちらの記事で藻類対策の方法をまとめてありますので、お時間のある際にぜひご覧ください!
水草レイアウトの作り方
私が毎日(ほぼ)SNSでご紹介している30cm水槽の作り方を解説しています。
水草水槽に必要な機材の紹介、機材のセッティング方法、水草の植え方などを順を追って紹介しています。
初心者の方でも管理しやすく、失敗の少ない内容ですのでレイアウト水槽の作り方に興味のある方はぜひご覧ください。
水草の育たない原因をチェック
30秒で水草の育たない原因をチェックできるフローチャートを作りました。
水草がキレイに育たずお悩みの方はまずはこちらのチェックシートを利用して原因を探ると良いでしょう。
結果ページでは簡単な対処法も記載しましたのでこれからの管理の参考になるはずです!
水道水の硬度をチェック
水草の好む水質は「弱酸性の軟水」です。
水道水は地域によって水質が異なり水草育成に適さない地域もありますよ。
当ブログでは日本中の水道水の硬度データをまとめて簡単に確認できるページをご用意しました。
まずは水道水の硬度を確認してお住まいの場所に合った管理方法を知ると良いでしょう。