本記事では当ブログが運営する水草図鑑「直感で選ぶ水草図鑑」の使い方をご紹介します。
なるべく簡単にお伝えできるように水草の各詳細ページでは記号化した情報を記載しています。
光量や水質など、数値で表記できるものは本記事にて詳細を解説しますので気になる時に確認しましょう。
人気の前景草「ニューラージパールグラス」を例にして説明していきますのでぜひご覧ください。
画像とデータ
このように左に画像、右に各データを表示しています(モバイルでは縦に並びます)。
データ下には本記事へのリンクボタンを設置しましたので、気になったタイミングで本記事へ戻り各情報をご確認ください。
基本的に綺麗に育っている状態の水草画像を使用しています。販売しているものと色や形が違うことがありますのでご注意ください。左上に「流通名」と「学名」を列記しますのでご確認くださいませ。
各要素について分かりやすく「一言」でまとめました。ざっくりと水草についての情報が欲しい方はこちらを読めば十分でしょう。それぞれの定義は後ほど詳しく解説します。
データ詳細
水槽サイズ | 低光量 | 中光量 | 高光量 |
---|---|---|---|
30cm | 350lm程度 | 500ml程度 | 700lm程度 |
30キューブ | 500lm程度 | 800ml程度 | 1000lm程度 |
45cm | 1000lm程度 | 1500ml程度 | 2000lm程度 |
60cm | 1500lm程度 | 2200ml程度 | 3000lm程度 |
60×45cm | 2500lm程度 | 3500ml程度 | 5000lm程度 |
90cm | 3000lm程度 | 4500ml程度 | 6000lm程度 |
120cm | 4000lm程度 | 6500ml程度 | 8000lm程度 |
150cm | 5000lm程度 | 8000ml程度 | 10000lm程度 |
180cm | 6000lm程度 | 10000ml程度 | 12000lm程度 |
こちらが状態良く育てることができる光量の目安です。
水草ごとに必要な光量に違いがありますので「低光量」「中光量」「高光量」の3タイプに分けました。
あくまで目安ですのでこの表通りにしなければ育たないというものではありませんので参考までにご確認ください。
具体的にlmという単位で表記しましたのでライト選びの際にご利用ください。
水量 | 添加量(陰性水草メイン) | 添加量(陽性水草メイン) |
---|---|---|
15L | 3秒/1滴 | 2秒/1滴 |
30L | 2秒/1滴 | 1秒/1滴 |
60L | 1秒/1滴 | 1秒/ 1滴 ~ 2滴 |
100L | 1秒/2滴 | 1秒/ 2滴 ~ 3滴 |
150L | 1秒/3滴 | 1秒/ 3滴 ~ 4滴 |
300L | 1秒/4滴 | 1秒/ 5滴 ~ 7滴 |
650L | 1秒/8滴 | 1秒/ 9滴 ~ 15滴 |
CO2に関してはシンプルに添加が「必要」か「不必要」で分けました。
「不要」と表記するものは基本的に「丈夫な水草」に分類してあります。
不要と表記した水草であってもCO2添加をすることでさらに美しく育てることができますので、美しい水草水槽を作るためには必須と考えたほうが良いでしょう。
CO2添加不要のものはこれからご紹介する水質を水草が好むものに調整することである程度育てることが可能です。
- 軟水
- 中硬水
- 硬水
水草の育成は硬度の影響を強く受けるので硬度の好みを記載しています。
ほとんどの水草は対応範囲があるので「軟水~中硬水」このような形で表記しています。
ちなみにほとんどの水草は「軟水~中硬水」に含まれます。
基本的にはどの水草も硬度の低い水質を好むので軟水を目指して水質を調整すると良いでしょう。
具体的にGH、THの数値で表したものがこちら↓です。
表記 | GH | TH |
---|---|---|
軟水 | 約1 | ~20mg/L |
中硬水 | 約1~4 | 20~80mg/L |
硬水 | 約4~6 | 80~120mg/L |
目安として葉の長さを表記します。「背の高さ」では無いことにご注意ください。
水草は環境によってサイズが大きく変わります。
また厳密に言うと株ごとに大きさが異なることもあります。
レイアウトする場合のおすすめする水槽サイズがある場合は本文中に記載しますのでご確認ください。
大雑把な水草の自生地を記載します。
マメ知識として知っていると面白いので見てみてください。
「南米原産種で作る」みたいな産地縛りレイアウトを制作する際は参考になるかもしれません。
略称や別名がある場合は表記します。
ニューラージパールグラスの場合は「ニューラージ」ですね。
- 途中で名前が変わった
- 間違えた名称で流通した結果、その名前が浸透してしまった
- 学名、英名の発音の間違い、翻訳ミス
などなど、水草は時代の流れや研究結果によって名前が変わることが頻繁にあります。
学術的には正しくない名前であってもたくさんの方に浸透した名前で売り場に並べないと売れない事情から、間違いが発見された後であっても名前を変えずにそのまま販売を続けるケースも多いです。
当図鑑では今まで使われていた流通名などもこの項目で表記しますので参考までにご確認ください。
- 有茎草
- 前景草
- 丸葉
このように水草の特徴を別に分類しました。
例えばニューラージパールグラスは「前景草」「丸葉」に分類してあります。
難しく考えずに気になる項目から水草を探していただけると嬉しいです。
「種」に囚われずレイアウトに使用する際の特徴から水草を選べる図鑑にしたくてこのような形にしました!
レイアウトのコツ
各水草をレイアウトする際のコツをご紹介しています。
水草の持つ雰囲気や植えるのに適した場所、相性の良い水草などを解説していますので、水景デザインの参考にどうぞ!
その他、その水草についてのマメ知識や面白いお話があるようでしたら書いてますのでサラッと読んでいただけると嬉しいです。
育成のコツ
各水草の育成のポイントをまとめています。
極端に言うと水草ごとに育成上の癖のようなものがありますので、そのあたりを掘り下げてご紹介することを心がけています。