ハリネズミ貝
Neritina juttingae
- 種類貝の仲間
- 体色茶
- 性格温和
- 水質弱酸性~弱アルカリ性
- 水温10~30℃
- 寿命2~3年程度
- 分布インドネシア
- サイズ1.5cm程度
- 泳ぐ所下層
- 通称名クッパスネール
特徴
トゲトゲした殻を持つカノコガイの仲間。
藻類を食べてくれるためお掃除屋さんとして優秀です。
平たい面ならかなり多くの藻類に効果があります。
特に石や流木の表面に生えた藻類を食べさせたいときにおすすめです。
特に本種は硬い藻類もしっかり食べてくれます。
カノコガイの仲間は白く硬い卵を産み、それが悪目立ちしてしまいます。
繁殖するのに塩分が必要なので水槽で増えることは稀ですが、、
硬いのでスクレーパーなどでこそげ取るか硬い棒のようなもので突いて取るようにしましょう。
基本的に人工飼料をあまり食べません。
たくさん入れたほうが藻類除去効果は高いのですが、藻類が無くなってしまうと餓死のリスクが高くのでほどほどに入れましょう。
食べる藻類
こちらの藻類を好んで食べてくれます。
口が吸盤状であることから柔らかく平面的な藻類を好みます。
かなり強力に食べますが貝ゆえに動きはゆっくりなので広範囲に対応するのは苦手です。
石や流木が綺麗になったら手で貝を藻類が目立つところに移動させるのもありです。
藻類対策はこちらの記事でまとめてご紹介していますのでぜひご覧ください。
水草水槽への適正
水草水槽に入れることもできますが、一部の水草を食害することがあります。
特にブケファランドラの仲間と相性が悪いので注意しましょう。
水槽サイズ
30cm以上の水槽におすすめ。
餓死のリスクからあまり小さな水槽向きではありません。
おすすめの餌
- タブレットタイプ
強いて言うならタブレットタイプです。
ただしあまり食べませんので餌を与えていても餓死のリスクはあまり減りません。
藻類の他、バイオフィルムも好んで食べます。
バイオフィルムとは水槽内に発生する膜のこと(時間が経つとガラス面がヌルヌルしてくるなど)。
カノコガイの仲間を長生きさせるなら、ヌルヌルを掃除し過ぎないようにすると良いでしょう。
枯れ葉などを与えることができれば良い餌になりますので、マジックリーフなどが手に入る場合は試してみてください。
繁殖方法
卵生です。
時折、白い卵を産みます。
幼生が海に下り成長したら遡上してくる種類のため、淡水では増えません。
注意する病気
- 特に無し
あまり病気にはなりませんが、餓死しやすいので注意しましょう。
主な分布域
分類
アマオブネガイ科 ネリティナ属 ハリネズミ貝