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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「私が水草水槽に活用している園芸肥料」をご紹介します。
園芸肥料は水草用に開発されていないため、濃度がかなり濃く、栄養素のバランスも水草向きではありません。
しかし、農業、観葉植物用に古くから研究されているため、優秀な肥料が安い値段で手に入りますよ。
そこで今回は私が使っている園芸肥料を4つご紹介します。
どれも癖が強いので手放しではおすすめできませんが、使いこなせば強力な肥料です。
興味のある方はぜひご覧ください。
使えます。
ただし使いこなすのが難しいです。
水草も野菜も観葉植物も同じ植物ですから、必要とする栄養素は同じです。
ただし各栄養素の要求量に違いがあるので、園芸用肥料を水槽に入れる場合はその辺りを調整する必要があります。
基本的に園芸用肥料は水草用と比べて成分が濃いので、入れ間違えると藻類まみれなんてことも少なくありませんからご注意ください。
厳しい言い方になりますが、使い方などをご自身で調整できない方にはおすすめしません!
こちらが私がよく活用している園芸用肥料です。
水槽に入れるには使い勝手が悪い部分があるので手放しではおすすめできませんが、使いこなせば圧倒的にコスパがよいですよ。
- 窒素
- リン
- カリウム
- マンガン
- ホウ素
窒素、リン、カリウムを総合的に入れたい時に使います。
水草はリンをあまり必要としないので、リンの要求量に合わせて添加量を調整するのがコツ。
マンガン、ホウ素が入っているので有茎草をたくさん使ったレイアウトに向きます。
水槽の他、ビオトープに添加することも多く、アサザなどの花を咲かせるために利用しています。
- 窒素
- リン
- カリウム
- マグネシウム
リンを入れたい時に使います。
オープンアクアリウムやテラリウムなど、水槽から観葉植物を茂らせている場合(観葉植物が水槽から栄養をとっている場合)はリン不足になりやすいのですが、そんなときはこちらで調整することが多いです。
ちなみに白いツブツブはすぐに溶けて見えなくなるので見栄えは悪くなりません。
- カルシウム
- 微量元素(鉄・銅・亜鉛・モリブデンなど)
- 有機酸
水草用肥料にはあまり含まれていないカルシウムを添加できる肥料です。
カルシウムのほか、微量元素、有機酸も含まれています。
エキノドルスなどカルシム不足から調子を崩しやすい水草におすすめ。
有機酸を添加するとなぜかアヌビアスの仲間やブケファランドラの仲間の成長が早くなることから陰性水草を主体としたレイアウトに使いやすいです。
- 窒素
- リン
- カリウム
- マグネシウム
- ホウ素
ゆっくりと溶けて作用する粒状の総合肥料。
見た目がソイルに似ているので撒くように使ってもあまり見栄えが悪くならないのがポイント。
1粒単位で入れられるので量の調整がしやすいので使いやすいです。
鉢植えにして管理する時に使うこと多いですね。
- 窒素
- リン
- カリウム
- 微量元素
- 有機酸
など
底床の中に仕込んで有益な有機物を入れるために使用します。
基本的に浮かぶのでセット初期に入れましょう。
途中で追加するには工夫が必要です。
基本的に肥料では補えないものを供給できるので使いこなせばかなり有効なアイテム。
腐葉土や堆肥は様々なものがあるので色々と試しながら使用しています。
- 窒素
- リン
- カリウム
- 微量元素
- 有機酸
など
けと土とは湿地の植物が堆積・分解してできた土のこと。
養分としては腐葉土や堆肥と同じような使い方ができます。
けと土タブレットにすることで追肥としても利用できます。
私はボトルアクアリウムの初期肥料に利用することが多いです。
- 圧倒的に安い
- 種類が豊富
- 取り扱い店舗が多い
- 使いこなすのが難しい
コスパが圧倒的に良く、ホームセンターなどで豊富に扱っているのが長所です。
濃度、各栄養素のバランスから使うのが難しいのが欠点ですね。
ちょっとややっこしいお話ですが、一般に販売されている肥料は肥料取締法という法律に定められたものを言います。
植物が必要とする栄養素のうち「窒素」「リン」「カリウム」のうち、2つの成分の合計が0.2%以上無いと肥料として認められません。
- 生産業者保証票
- 販売業者保証票
また、このような表示を義務付けられていますよ。
- 植物活性剤
- 植物栄養剤
- 栄養素
このような表記で販売されています。
「窒素」「リン」「カリウム」以外にも植物が必要としている栄養素はありますので、それらをメインにしているものはこのような表記で販売しているわけです。
アクアリウムメーカーから販売されているものはほとんどが厳密には
肥料ではありません
アクアリウム業界で販売されている水草肥料と使い方についてはこちらの記事で解説しました。
おすすめの肥料などもご紹介していますのでぜひご覧ください。
- 窒素
- リン
- カリウム
- マグネシウム
などなど、水草には必要な14な栄養素があります。
各栄養素の働きなど、こちらの記事で詳しく解説しましたのでぜひご覧ください。
今回は「私が水草水槽に活用している園芸肥料」をご紹介しました。
正直なところ、どれもかなり濃いので少なめ少なめで使って感覚を掴んでいくのが良いです。
工夫しながら色々な肥料を使うのも水草水槽の楽しみですので、管理に慣れたらぜひ園芸肥料にもチャレンジしてみてください!
濃度が濃い分、効果をはっきり感じるはずです!良い意味でも悪い意味でも(笑)
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