【水草QA100】当ブログが書籍になりました!!

ブログで自分から情報発信するメリット、デメリット

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本記事ではブログで自分から情報発信するメリット、デメリットを解説します。

私は2018年よりこのブログを書いています。

ここで自分の考えを整理する意味もこめて、私が情報発信をして感じたメリット、デメリットを記事にしてみます。

丁寧に解説していきますのでぜひご覧ください。

この記事がこれからブログを使って情報を発信する方のお役に立てれば幸いです。

この記事の著者
轟元気

プロアクアリスト

轟元気

とどろきげんき

プロフィール

業界歴15年の中堅。現在は埼玉県坂戸市にあるアクアリウムショップ「e-scape」の店長をしています。本ブログ、Ordinary-Aquariumでは「水草水槽の知識」を中心に今までの経験を基にした実践的な知識、技術を初心者の方にも分かりやすく解説していきます。プロフィール詳細リンク、転載、引用について

私が情報発信をする理由

  • アクアリストを増やしたい
  • アクアリウムで困っている人の手助け
  • アクアリウムの新しい知見をお届けする

一言でお伝えするとこんな感じです。

Ordinary-Aquariumは「もっと簡単に」「もっと自由に」を合言葉にアクアライフを応援する情報発信ブログです。

検索すれば何でも調べられる時代になりました。

しかし、そんな時代だからこそ「経験に基づいた確かな情報」が必要だと考えています。

そこで、プロのアクアリストとして働いている私が「今までの経験」と「最新の知見」を言語化してお伝えしたいと考えこのブログをスタートしました。

Ordinary-Aquariumの自己紹介

情報発信のメリット・デメリット

メリット

  • ファンの獲得
  • 頭の中の整理
  • 次のインプット に繋がる
  • 考えの一本化
  • 伝える技術の向上

デメリット

  • 時間がかかる
  • 情報の独り歩き
  • 差別化の必要性

メリット

ファンの獲得

客観的な記事執筆を心がけていますが、どう頑張っても私が書く以上は主観が入ります。

そのため情報発信とは良くも悪くも「私という人間を知ってもらうこと」と言えるでしょう。

あなたの記事が人の役に立つものならファンは少しづつ増えるはずです。

頭の中の整理

ユーザーの理解、共感を得るには「分かりやすい記事構成」が不可欠です。

そこで執筆ごとに記事内容を体系化してまとめる必要があります。

頭の中にある情報と向き合いながら言語化することで考えが整理されますよ。

次のインプットに繋がる

今、頭の中にある情報を言語化してアウトプットすることで新しい情報が入る余地が生まれます。

記事を書いていると「この内容は不勉強だな。。もっと学びが必要だ。」と気がつくことが多いです。

記事を書き続けることで「次に勉強すること」が明確に分かるようになります。

考えの一本化

記事を書き続けていると自分のスタンスが明確になってきます。

書き溜まったものを客観的に読み直してみると、自分の知らなかった「自分の考え方」が明確に分かりますよ。

記事ごとに自分のスタンスを変えて執筆をすることは逆に難しいですよね?

良くも悪くも記事を書き続けることで自分のスタンスが浮き上がってきます。

伝える技術の向上

「人に何かを伝える技術」というものは、とても得難く、貴重なものだと考えています。

また「良い記事≒ユーザーが理解しやすい記事」と言えます。

ユーザーが理解しやすい記事とは何か?を問い続けることで、少しづつ「人に情報を伝える技術」が身につきますよ。

デメリット

時間がかかる

自分の考え、体験を書き起こす作業は単純に時間がかかります。

私の場合、ネットを通じブログを公開しているわけですが、オンライン世界にいる時間は実生活(オフラインの時間)を削って捻出しています。

実生活の時間を削りすぎてしまうと「経験を積む時間」「友達と過ごす時間」「家族と過ごす時間」などが無くなってしまうかもしれません。

記事執筆に必要な経験を積む時間が無くなれば有益な記事は書けません。

友達、家族と過ごす時間が無くなれば、実生活での充実を失ってしまうかもしれません。

「何のためにこの作業を続けているのか?」ということを常に問い続けましょう。

大切なものを犠牲にしてまで続けることなのか落ち着いて考えてみるべきです。

情報の独り歩き

【例】情報の独り歩き

水草育成には肥料が必要

カリウムが不足しやすい

カリウム添加が重要

カリウム入れたら藻類が消えた

カリウム肥料だけ入れればOK

他の肥料は不要

このように発信した情報は、発信地から遠く離れるほど変質する傾向があります。

時には発信者の意図とは違う形で伝播する可能性があるので、思わぬ展開から炎上などに巻き込まれるかもしれません。

残念ながら人間には「自分に都合の良いところしか見ない傾向」があるので、情報発信者はよく吟味したものを発信するに越したことはありません。

発信する情報は「真偽」「是非」などは実生活で発言するのと同等の責任を持って発しましょう。

「誰かが言っていた」「どこかで読んだ」など、実体験の無い情報発信は大きな誤解も生む可能性があるので、十分に注意するべきです。

差別化の必要性

他の情報発信者と同じようなことの繰り返しでは、情報として価値が生まれません。

そのため、よりユーザーに有益なものとなるような記事執筆が常に求められます。

  • 既存の記事より分かりやすいか
  • 既存の記事より最新情報がある
  • 独自性があるか

このように、同じ内容を解説する場合でもユーザーにとってより有益なものとなるよう努めなければなりません。

元気
元気

常に努力が必要ということですね。率直に言うと「めっちゃ大変」です。

記事執筆にかかる時間

私の場合「3時間~1ヶ月程度」かかっています。

「イラストや画像の準備に時間のかかる記事」「調べ物をしながら書く記事」は圧倒的に時間がかかります。

「簡潔なテキストベースの記事」「他のコンテンツが使い回せる記事」は比較的短時間で書けています。

長い時間が必要だった記事

短い時間で書けた記事

元気
元気

ちなみにこの記事は4時間程度かかりました。

記事の書き方

私が記事を書く際にポイントとしている事柄をこちらの記事でまとめてあります。

ブログ執筆に興味のある方はぜひご覧ください。

知識を公開することは不利益になるのでは?

オスカー
オスカー

そんなことまで公開して大丈夫ですか?商売上がったりじゃないの??

とよく聞かれますが私はまったく逆だと考えています。

「有益な情報がお届けできていること」が絶対条件になりますが、むしろ大きな利益になりますよ。

アクアリウムの事柄は基本的に「実際に体験」しないと身につきません。

実際に作業を行うようユーザーの背中を押すことが重要です。

メーカーのプロモーション、実店舗の展示などはそのためにあります。

ブログでも同じことができますよ。

正直なところ

私達、プロアクアリストの本当の武器は知識では無く「実体験を通じて蓄積した暗黙知あんもくちです。

言語化できないような細かな経験値の蓄積が、プロアクアリストが作る水槽には生きています。

いくら知識で固めても一朝一夕で到達できるものではありませんので、知識を公開したとしてもすぐにどうこうできるものではありません。

もし私が詳細な「自転車の乗り方」を記事にしたとして記事を読んだだけで自転車に乗れる方が何人いるでしょうか?

恐らくほとんどいないはずです。

自転車に実際に乗って練習をすることでしか乗れるようにならないでしょう。

アクアリウムにも同じことが言えますよ。

暗黙知あんもくちとは「経験的に知っているけれど、言葉で表せないような事柄」のことです。

例えば「魚の調子」「水草の調子」「水の調子」などの感じ方ですね。

慣れてくると「水がシャキッとしてないから換水する」「魚が風邪を引いている」「水草が肥料を欲しがっている」などの感覚が掴めるようになります。

難しくいうと魚なら「泳ぎ方」「色艶」「餌食い」「ヒレの形」などから複合して調子を判断します。

一概に「底の方でじっとしている」から調子が悪いとも言えないので、全てを勘案して相対的に見る必要がありますよ。

まとめ

今回は「ブログで自分から情報発信するメリット、デメリット」を解説しました。

個人的にはデメリットよりもメリットの方が遥かに大きいと考えています。

ブログを書くのはとても時間がかかりますし大変です。

しかし、1人のアクアリストでいるだけでは得られなかった喜びを私はブログから得ていますよ。

せっかく貯めた経験、知識です。

できるだけ多くの方のお役に立つよう記事に起こしてみると案外人生変わるかもしれませんよ!

元気
元気

シンプルに記事を書くのが好きなのもブログを続けている理由です!