どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事は「水草トリミングにおすすめのハサミ」をご紹介します。
水草が順調に成長するようになったらハサミを入れて整える作業が必要です。
トリミング作業は普通のハサミでも代用できるのですが、本格的に水草レイアウトに向き合うと専用のハサミが欲しくなりますよ。
そこで今回は私が実際に使用したことのある水草トリミング用のハサミの中からおすすめを4種ご紹介します。
水草のトリミングをスムーズに行いたい方はぜひご覧ください。

水草をカットして整える作業のこと。定期的に行い見栄えの良い状態をキープしましょう。
水草は成長するので、放っておくと伸び放題になってしまい見栄えが悪くなってしまいますよね。
そこで、ハサミを入れて茂みの形を整えるというわけです。
シャキシャキっと水草を切っていく作業は爽快感もあり楽しい作業です。
水草水槽の醍醐味の1つと言えるでしょう。

水草トリミング用のハサミの方が切れ味も良く、形も水草用になっているのでカットしやすいです。
しかしながら、普通のハサミでもとりあえずなら作業することができますよ。
切れ味が良くないと作業効率が格段に悪くなるので百均のハサミなどはおすすめしませんが、「ちょっと高めの文房具としてのハサミ」なら十分に実用範囲です。
初心者の方はまずは普通のハサミでチャレンジしてみて、「それでも物足りなくなったら専用のハサミを買う」くらいのスタンスでも良いと思いますよ。
こちらの4種が特におすすめです。
初めて水草トリミング専用のハサミを購入するなら刃先がカーブしているものがおすすめですよ。

刃が真っ直ぐなタイプは普通のハサミでも代用できますので、まずはカーブタイプのハサミを購入することをおすすめします!

これが1本あればほとんどの場面でストレス無くトリミングすことができます。
全長17cmの絶妙なサイズ感は小型水槽、大型水槽を問わず活躍します。
前景、中景、後景を問わずトリミングでき、ほとんど他のハサミの出番は無いでしょう。
刃先がカーブしているので特に前景草をトリミングしやすく、小回りの効くサイズのハサミなので小型水槽でも持て余すことがないですよ。

僕のイチオシです!水草トリミング専用のハサミが必要ならこちらを迷わずおすすめしています。

刃先が真っ直ぐなタイプでおすすめするとしたらこちら。
普通のハサミよりも切れ味よく、「プロシザース・ショート カーブタイプ」と同様に絶妙なサイズ感なので取り回しやすいです。
正直なところ、真っ直ぐなタイプは普通のハサミで代用できてしまうので、このハサミが欲しい方はかなりのこだわりのある方でしょう。
水草トリミングに真正面に向き合いたくなったら試してみても良いかも?

前景草トリミングに特化したカーブがかなりきついタイプのハサミ。
前景草限定と言わず、中景も後景も問題無くトリミングできます。
全長20cmとやや大型ながら、実は小型水槽のトリミングでこそ真価を発揮します。
細かな部分にも刃が入るので精密なトリミングができます。

見た目の大きさとは裏腹に小型水槽向きです!

ウィローモスなどコケ類のトリミングで真価を発揮するハサミです。
コケ類のトリミングのためだけにこいつを手に入れるかというと微妙なところです、細かなトリミングは断トツでやりやすいですよ。
刃長が短いので、ばっさりと大きくカットすることはできませんが、小さなものを1つずつトリミングするのに向いています。
スプリングにより刃を閉じても勝手に開く構造になっています。
そのため、細かなトリミングを繰り返しても手が疲れずらくなっているのが嬉しいですね。


プロの間でも評価の分かれるハサミです。僕は気に入ってますが。

今の所、水草トリミング専用のハサミでおすすめできるのはADA社一択です。
他のメーカーからもハサミは発売されていますが、それなら普通のハサミで代用するのと大きな差は無いでしょう。


トリミング専用のハサミは高価なので、まずは普通のハサミを使ってみて物足りなくなったらチャレンジするのがおすすめです。

美容師さんが使うハサミを使っています。
高価ですが水草用のハサミとは比べ物にならないくらい切れ味が良いです。
かれこれ10年くらい使っていますが、いまだに切れ味良くトリミングできますよ。
時々、刃を研ぎに出して切れ味をキープしています。

犬、猫用のトリミングハサミも割と使えますよ!
- ビニタイ
- 結束バンド
などなど、水草レイアウトで使うものは水草ばかりではありません。
石や流木に水草を固定する際に利用するビニタイや結束バンドなどのカットにもハサミを利用します。
とはいえ、硬めのものをトリミング用のハサミで切ると、すぐに切れ味が悪くなってしまうので肝心の水草をトリミングするときにストレスです。
そこで、私は水草のトリミング用とは別に「解剖用のハサミ」を使っていますよ。
気兼ねなく硬いものもカットできるので、レイアウト制作がスムーズに進みます。

細い流木の枝くらいならカットできちゃいますよ!
おすすめのピンセットはこちらの記事でまとめてご紹介しています。
ハサミとピンセットは水草水槽に欠かせないアイテムですので、ぜひ使用感の良いストレスの無い製品を使いましょう!

- 水槽
- ライト
- CO2添加キット
など、水草水槽を作るにはいくつか必要なものがあります。
こちらの記事で30cm水槽を使って実際に水草水槽を作る過程をまとめています。
必要機材やセット方法、水草の植え方など順を追って解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。


Ordinary-Aquariumでは、私が今まで培ってきた水草育成の技術、知識を初心者の方にも分かりやすく解説しています。
どれも実際に試して有効なものばかりを厳選してまとめていますので、水草をもっと上手に育てたい方は、他の記事もぜひご覧ください。
今回は「水草トリミングにおすすめのハサミ」をご紹介しました。
正直なところ、水草トリミング用のハサミは高価なので、いざ購入しようとすると躊躇してしまいますよね。
水草用のピンセットはなかなか代えが効きませんが、ハサミは普通のものでもある程度はトリミングができますので、まずは家にあるものでチャレンジしてみると良いでしょう。
そして、物足りなくなったらぜひ専用のハサミにチャレンジしてくださいね!

「水草水槽」という趣味を長く続けるなら欲しくなるはずです!