セルフィンプレコ
Glyptoperichthys gibbiceps
- 種類プレコの仲間
- 体色茶色
- 性格同種間で争う
- 水質酸性~弱アルカリ性
- 水温20~30℃
- 寿命10年程度
- 分布アマゾン川
- サイズ50cm
- 泳ぐ所下層
- 通称名プレコ
特徴
多くの藻類を食べてくれるプレコの仲間。
古くから大型魚水槽の藻類対策魚として親しまれています。
単にプレコと呼ばれて販売されていることもあります。
アルビノタイプは大きくなると、どこか神々しい雰囲気が出て独特の魅力があります。
口が吸盤状になっておりガラス面や石・流木などの表面を舐めるようにしてお掃除をします。
幼魚期は輸入直後などのタイミングで水カビ病や白点病になりやすい面がありますが、1度環境に馴染むと丈夫です。
草食傾向が強いですが通常の人工飼料も良く食べるため、残り餌対策としても有用です。
食べる藻類
こちらの藻類を好んで食べてくれます。
口が吸盤状であることから柔らかく平面的な藻類を好みます。
藻類対策はこちらの記事でまとめてご紹介していますのでぜひご覧ください。
水草水槽への適正
微妙なところです。
吸盤状の口で張り付けるような葉の大きな水草は食害しますが、細かな葉の水草は食べません。
高い藻類除去能力があることから私は状況により水草水槽に入れることがあります。
プレコ=水草水槽には不向きというわけでもありませんので、状況を選べば入れることができます。
20cmを超えてくると泳いだときに底床を掘ってしまうことがあるので、移動できる環境が用意できるなら藻類対策として活用してみるのも良いでしょう。
水槽サイズ
90cm以上の水槽がおすすめ。
大型になることを考慮すると大型水槽で飼育しましょう。
お掃除屋さんの適正数はこちらの記事で解説していますのでご覧ください。
おすすめの餌
- タブレットタイプ
こちらのタイプの餌がおすすめです。
口が下向きについていることから沈むタイプの餌を与えると良いでしょう。
あまり選り好みをしないのでなんでもよく食べてくれます。
大食漢ですが、あまり餌を与えすぎると藻類を食べる量が少なくなるので、藻類対策用に入れている場合は餌を控えめにしましょう。
繁殖方法
卵生です。
成熟した雌雄が揃っていると下層に産み、卵を守るような仕草をします。
大型のため繁殖には90cm以上の水槽がおすすめ。
ペアで卵を守るので比較的稚魚が残りやすいです。
注意する病気
- 水カビ病
- 白点病
こちらの病気に注意をしましょう。
主に幼魚期は病気になりやすいです。
体の表面がザラザラしているため掬う際にアミにひっかかりスレ傷ができることがあります。
そこから水カビ病を発症することがありますので水槽導入直後はよく観察しましょう。
導入直後は28℃程度の暖かめに水温を調整することで白点病を予防することができます。
主な分布域
分類
ロリカリア科 プテリゴプリクティス属 セルフィンプレコ