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オトシンクルス

オトシンクルス
Otocinclus vittatus

  • 種類ナマズの仲間
  • 体色黒、灰、銀、白
  • 性格温和
  • 水質酸性~弱アルカリ性
  • 水温20~30℃
  • 寿命3年程度
  • 分布アマゾン川流域
  • サイズ4cm
  • 泳ぐ所下層
  • 通称名並オトシン、オトシンクルス ヴィッタートゥス

特徴

珪藻類茶苔などなどの柔らかな藻類を好んで食べる小型ナマズ。

口が吸盤状になっておりガラス面や石・流木などの表面を舐めるようにしてお掃除をします。

柔らかな藻類を除去する力はかなり強く、水草水槽管理には無くてはならない存在です。

本来は丈夫なお魚なのですが、輸入直後の立ち上げが難しいことから店舗入荷時の状態が安定しないことが多いです。

状態の悪いものを立ち上げるのは難しいため、なるべく状態の良い子を購入するのがポイントです。

コロンビア便にて入荷する個体は比較的大きめで状態が安定していることが多いです。

植物質を好むとされますが雑食傾向が強いと私は感じています。

生きたイトミミズなどを与えると勢いよく食べるので入荷直後など、痩せている場合はあると便利です。

食べる藻類

こちらの藻類を好んで食べてくれます。

口が吸盤状であることから柔らかく平面的な藻類を好みます。

藻類対策はこちらの記事でまとめてご紹介していますのでぜひご覧ください。

水草水槽への適正

水草水槽向きです。

ほとんど水草を食害しないため安心していれることができます。

水槽サイズ

30cm以上の水槽がおすすめ。

お掃除屋さんの適正数はこちらの記事で解説していますのでご覧ください。

おすすめの餌

  • 顆粒タイプ
  • タブレットタイプ
  • イトメ(イトミミズ)

こちらのタイプの餌がおすすめです。

オトシンクルスは人工飼料をあまり食べてくれませんが、匂いの強い顆粒タイプの餌やタブレットタイプの餌はある程度食べてくれます。

混泳水槽の場合、顆粒タイプの餌は他のお魚に食べられてしまうのでタブレットタイプの方が使いやすいです。

活きイトメが用意できるなら与えてみましょう。

喜んで食べますしよく太ります。

繁殖方法

卵生です。

成熟した雌雄が揃っていると下層に産み、卵を守るような仕草をします。

水槽での繁殖例を私は知らず、繁殖難易度の高いお魚と思われます。

注意する病気

  • 水カビ病
  • カラムナリス症

そこまで病気になるお魚ではありませんがこちらの病気に一応注意しましょう。

体の表面がザラザラしているため掬う際にアミにひっかかりスレ傷ができることがあります。

そこから水カビ病を発症することがありますので水槽導入直後はよく観察しましょう。

やや低めの水温を好むため夏場はカラムナリス症発症のリスクが高くなるのでご注意ください。

できることなら30℃を超えないように暑さ対策をしましょう。

主な分布域

分類

ロリカリア科 オトシンクルス属 オトシンクルス