リムノフィトン フルイタンス
Limnophyton fluitans
- 光量中光量~高光量
- CO2必要
- 水質軟水~中硬水
- 葉長20~60cm
- 自生地西アフリカ
- 通称名リムノフィトン
- タグ後景草、センタープラント、ユニーク、テープ状
レイアウトのコツ
カメルーンからのワイルド便などで入荷する希少な水草。
アフリカ版エキノドルスといった出で立ちです。
大型化するので大きな水槽でじっくり育てたい種類です。
独特の深みのあるグリーンと透けて見えるような透明感が合わさった清涼感のある姿が素敵です。
その希少さからレイアウト水槽に使うというよりも1種にじっくりと向き合うような楽しみ方が向いています。
育成のコツ
栽培法が確立されていない難異種の1つです。
生息地の環境は
- 流れの早い清浄な川
- 砂礫と泥が混じった底床
- 水深50cm程度
- PH6程度
- GH1程度
- かなりTDSが低い
このような状況のようなので高光量、CO2添加が有効でしょう。
GH1と硬度が低く、TDSも低いのでこの当たりに注意しつつ底床には砂利を混ぜ込んで根からミネラル分を吸収させると良いかもしれません。
貴重な水草ですから手に入れたら枯らさないよう工夫して育成にあたりたいですね!
下処理・植え方
- ロゼット型の下処理・植え方
本種の下処理・植え方はロゼット型水草と同様です。
水草の下処理・植え方はこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
トリミング
- 古い葉のカット
- 差し戻し
本種はこちらの2つの方法でトリミングできます。
株の外側の葉が古い葉です。
葉が古くなると藻類の付着や傷みなどで見苦しくなりがちなので適時カットして取り除きましょう。
水草のトリミングはこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
増やし方
- 株分け
本種は株分けで増やすことができます。
差し戻しをする際に株分けをして増やすことができるはずですが、私が挑戦したときは失敗してしまいました。
株がかなり大きくなり体力を付けてから株分けした方が良さそうです。
水草を増え方・増やし方はこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
主な自生地
分類
オモダカ科 リムノフィトン属 リムノフィトン フルイタンス
おすすめの水草まとめ
「前景草」「中景草」「後景草」「丈夫な水草」「赤系水草」などなど、様々な個性を持つ水草があるのでいざレイアウトに使おうとすると選ぶのに迷ってしまいますよね。
そこで各カテゴリー別におすすめの水草をまとめた記事をご用意しました。
実際の水槽環境を考慮して扱いやすいもの、手に入りやすいものを中心にご紹介しています。
水草選びの参考までにぜひご覧ください。
水草水槽に欠かせない5つの要素
- 光
- CO2
- 水質
- 肥料
- 温度
こちらの5つが水草育成に欠かせない5つの要素です。
水草水槽はこの5つのバランスを取ることが奥義と言っても良いでしょう。
初心者の方はまずはこの5つバランスというものがどんなものか知ることから始めると良いでしょう。
こちらの記事で分かりやすく解説していますのでぜひご覧ください。
水草の育て方
当ブログ「Ordinary-Aquarium」では管理人である轟元気の経験をもとに水草の育て方について数多くご紹介しています。
実際の水草レイアウトに活用できるよう、なるべく実践的な情報発信を心がけていますので、きっとお役に立つはずです。
1記事につき1つのテーマに絞って解説していますので、スキマ時間などにぜひご覧ください。
藻類対策
美しい水草水槽を作るには上手に藻類と付き合うことが大切です。
こちらの記事で藻類対策の方法をまとめてありますので、お時間のある際にぜひご覧ください!
水草レイアウトの作り方
私が毎日(ほぼ)SNSでご紹介している30cm水槽の作り方を解説しています。
水草水槽に必要な機材の紹介、機材のセッティング方法、水草の植え方などを順を追って紹介しています。
初心者の方でも管理しやすく、失敗の少ない内容ですのでレイアウト水槽の作り方に興味のある方はぜひご覧ください。
水草の育たない原因をチェック
30秒で水草の育たない原因をチェックできるフローチャートを作りました。
水草がキレイに育たずお悩みの方はまずはこちらのチェックシートを利用して原因を探ると良いでしょう。
結果ページでは簡単な対処法も記載しましたのでこれからの管理の参考になるはずです!
水道水の硬度をチェック
水草の好む水質は「弱酸性の軟水」です。
水道水は地域によって水質が異なり水草育成に適さない地域もありますよ。
当ブログでは日本中の水道水の硬度データをまとめて簡単に確認できるページをご用意しました。
まずは水道水の硬度を確認してお住まいの場所に合った管理方法を知ると良いでしょう。