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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「お魚の餌の基礎知識」を解説します。
熱帯魚の餌には様々な種類がありそれぞれ特徴があります。
これからご紹介する内容は「餌やり上達」の前提となる知識です。
上手な餌やりは健康にお魚を育てるための重要ポイントですよ。
ぜひ餌に詳しくなって綺麗で健康なお魚に育てましょう!
おすすめの餌メーカー「キョーリン」の製品を例にして進めていきます。
どの餌もキッチリ研究開発されているのでおすすめできるものばかりです!
- 人工餌
- 乾燥餌
- 冷凍餌
- 活餌
いわゆる「お魚の餌」といえばこちらの人工餌のことです。
様々な原料を粉末にして、成形したものです。
「顆粒」「フレーク」「タブレット」などお魚に合わせて食べやすい形状に加工されています。
扱いやすいので、基本的にこちらをメインに餌を与えるようにすると良いでしょう。
- すぐに沈む、最初は浮かびゆっくり沈む、沈まないなどのタイプがある
- 様々なサイズがあるので対応範囲が広い
- 比較的食いつきが良い
- 基本的に浮かぶ
- 上層を泳ぐお魚に向く
- 消化吸収が良い
- 比較的安価
- 基本的に沈む
- 水底を好むお魚に向く
- 食べるのが遅いお魚に向く
- 色々な魚の補助食として使いやすい
「アカムシ」「糸ミミズ」「ミジンコ」などお魚が好む生き物をフリーズドライ(乾燥)させたものです。
見た目が自然の状態に近いので食いつきが良く、乾燥しているため取り扱いやすいのがポイントです。
活餌に抵抗のある方もこちらなら、扱いやすいと思いますよ。
仕様上、水に浮かびます。
沈めるには一工夫必要なので、水底にいるお魚に与える際は注意しましょう。
- 食いつきが良い
- 3cm以上の魚に向く
- 食いつきが良い
- 小型魚に向く
- よく太る
- 食いつきが良い
- 幼魚、小型魚に向く
- 色揚げ効果が期待できる
「アカムシ」「ブラインシュリンプ」「ミジンコ」などを急速冷凍したものです。
活きている状態に近いのでとても食いつきが良いのが特徴です。
冷凍保存ができるので(大体2年程度保存が効きます)生に近い食いつきの良い餌を長期間安定して与えることができます。
餌付きづらいお魚も冷凍餌なら食べることが多いので、1つ持っておくと何かと便利です。
- とても食いつきが良い
- 3cm以上の魚に向く
- 食いつきが良い
- 稚魚、幼魚、小型魚に向く
- 色揚げ効果が期待できる
- 食いつきが良い
- 幼魚、小型魚に向く
- 色揚げ効果が期待できる
- イトミミズ
- ブラインシュリンプ
- ゾウリムシ
- ミジンコ
- ビネガーイール
- 小魚
- コオロギ
- ミルワーム
- ツメガエル
などなど、お魚の好む生き物をそのまま与えます。
栄養価が高く、動くためとても食いつきが良いのですが、入手と保存が難しいという欠点があります。
「水槽導入の直後で人工餌を食べない」「稚魚に栄養のあるご飯を与えたい」などのタイミングで利用できると良いです。
魚によって好む活餌が大きく変わるためよく特性を知ってから与えるようにしましょう。
- とても食いつきが良い
- とてもよく太る(与えすぎに注意)
- 幼魚、小型魚に向く
- とても食いつきが良い
- 幼魚、小型魚に向く
- 色揚げ効果が期待できる
「1日/1~2回、お魚の片目の大きさ程度与える」
こちらが基本です。
餌の量は状況に応じて変えて与える必要があります。
お魚の餌の量の目安、回数などはこちらの記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
活餌
冷凍餌
乾燥餌
人工餌
「生きている状態に近いもの」ほど食いつきが良いです。
食いつきの良い餌は、ついつい与えすぎてしまうことがあります。
餌の与えすぎは「水質悪化」「太り過ぎ」からお魚の健康悪化につながるので注意しましょう。
人工餌に餌付いていないお魚は、活餌から順に慣らしていくと良いでしょう。
人工餌
乾燥餌、冷凍餌
活餌
人の手が加えられているものほど、消化が良い傾向があります。
逆に生に近いものほど、消化に時間がかかります。
「焼き魚」と「刺し身」では刺し身の方が消化に時間がかかるるのと同じイメージです。
パラクリアは与え続けることでギロダクチルス症、ダクチロギルス症を強力に予防できます。
普段の餌に混ぜて与えることでこれらの病気を抑制することができます。
- アスタキサンチン → 赤、オレンジ
- カロチノイド → 赤、オレンジ
- ヘマトコッカス → 赤、オレンジ
- スピルリナ → 赤、オレンジ
- ファフィア酵母→ 赤、オレンジ
- マリーゴールド → 黄色
- クロレラ → 黄色
これらの成分が入っている餌は「色揚げ効果」が期待できます。
色揚げとは、お魚の色が綺麗になることです。
成分ごとに綺麗になる色が違うので、お魚の色に合わせて与えると効果的ですよ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
今回は「お魚の餌の基礎知識」を解説しました。
餌やりはお魚飼育を極めるうえで、欠かすことのできないファクターです。
餌ごとの特徴を掴んで、ぜひ餌やりを極めてください!
餌はお魚飼育の基本の「き」です!
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