どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「外掛式フィルターの吸水パイプを底面式フィルターに接続する方法」を解説します。
「GEX 簡単ラクラクパワーフィルター」と「GEX マルチベースフィルター」を組み合わせることで簡単に実現することができます。
特に小型水草レイアウト水槽のろ過としておすすめですよ。
外部式フィルターは使えないんだ。。
なんて場合にぜひご利用くださいね。
セッティング方法など画像を交えながら分かりやすく解説していきますので、ぜひご覧ください。
それぞれ一言で説明するとこんな感じです。
こちらの記事で各フィルタータイプの詳しい説明をまとめました。
興味のある方はぜひご覧ください。
【フィルターに詳しくなる記事】水槽用フィルターの種類と特徴 ーメリット、デメリットなど詳しく解説!ー
- 透明度アップ
- 底床内の循環
- 底面式フィルターの欠点を補助
底面式フィルターを吸水パイプに接続することで、底面式フィルターの持つ強力な「物理ろ過」が手に入ります。
そのため、水の透明度が大きく向上しますよ。
冬期など底床内が冷たくなると「水草の生長」「ろ過バクテリアの活性」が鈍ります。
スノコが底床内にあれば水の循環が生まれるので、底床が冷えこむのをある程度防ぐことができますよ。
構造上、底面式フィルターには「活性炭」などの化学ろ材をセットすることが難しいです。
組み合わせて使うなら、外掛式フィルターに化学ろ材をセットできますので欠点をカバーすることができます。
- 水草水槽
- 汚れの少ない水槽
- 肉食魚
- 汚れの多い水槽
1番のおすすめは「水草水槽」です。
調子の良い水草水槽なら水草の根が底床を耕してくれるので、あまり目詰まりが起こらなくなりますよ。
「小型魚」「エビ」などあまり水が汚れない生き物の水槽なら総じておすすめできます。
逆に、フンが大きい、多いなど「水を汚しやすい生き物」の水槽には不向きですね。
底面式フィルターのろ材として使用する底床がすぐに目詰まりしてしまうので、メンテナンスが大変になってしまいます。
「水草水槽で底面式フィルターを使う方法」はこちらの記事で詳しく解説しました。
底床の厚さ、メンテナンス、長期維持のコツなどをまとめましたので、興味のある方はぜひご覧ください。
正直なところ、「外掛式フィルター」「底面式フィルター」単体として見た場合、どちらも私のベストではありません。
しかし、どちらもGEX製品を使うことで加工の必要が無く簡単に接続することができますよ。
そのため「外掛式フィルター×底面式フィルターをするなら」おすすめです。
ちなみにこちらの記事でおすすめのフィルターをご紹介しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
【2022年版】水草水槽におすすめのフィルター ー水槽サイズ別に最適なものをご提案!ー
接続すると言っても難しいことはありません。
「ラクラクパワーフィルター」のストレーナーをマルチベースフィルターに入れるだけ。
加工の必要が無いため簡単にセットできますよ。
20~40L程度
これくらいの水量の水槽に丁度良いろ過能力です。
簡単ラクラクパワーフィルターは「S、M、L」、マルチベースフィルターは「S、L」とサイズがありますが、どの組み合わせでも大きくろ過能力は変わりません。
どの組み合わせでも、「20~40L程度用」とお考えください。
簡単ラクラクパワーフィルターの機種により適合する「水槽の高さ」が変わります。
水槽のサイズに合わせて機種を変えて調整しましょう。
高さ21~29cmの水槽限定
高さ25~33cmの水槽限定
何枚使ってもろ過能力は変わりません。
今までの経験上、幾度となく確認していますよ。
そのため、ろ過能力だけに焦点を絞って考えた場合、1枚で十分です。
- 目詰まりに強くなる
- 底床内の循環
水の循環としては、煙突部分を中心に水を吸い込みます。
そこが詰まってくると、徐々に円状に吸い込む部分が広がっていくイメージです。
スノコの枚数が増えれば、吸い込む部分が増えることになるので目詰まりに強くなりますよ。
とはいえ、手前側の底床が厚くなってしまうと見苦しいので、手前側にはスノコを設置しないようにしましょう。
冬期など底床内が冷たくなると水草の生長が鈍ります。
スノコが底床内にあれば水の循環が生まれるので、底床が冷えこむのをある程度防ぐことができますよ。
マルチベースフィルターの場合、底床の高さはこの位置までにしましょう。
パイプのジョイント部分が底床で隠れてしまうとメンテナンスの際に面倒ですよ。
こちらの記事で紹介している「ソイル」「砂利」は全て底面式フィルターで使うことができます。
いつも仕事、自宅の水槽でお世話になっているものばかりなので、自信を持っておすすめできるものばかりです。
底床をお探しの方はぜひご覧ください。
【2023年版】水草水槽におすすめのソイル、砂、砂利 ープロが選んだ水草の育つ底床ー

外掛式フィルターで植物を育てることで、植物の持つ水質浄化能力と水質調整能力を活かすことができるようになります。
特に藻類予防に大きな効果がありますので興味のある方はぜひ取り入れてみてください。
詳しくはこちらの記事をご覧くださいませ。
【水質浄化】外掛けフィルターに植物を植える方法 ー手軽にオープンアクアリウムを楽しむー

外掛式フィルターと同様に「外部式フィルター」も底面式フィルターに接続することができます。
こちらはちょっと工夫が必要ですので詳しく解説した記事をご用意しました。
興味のある方はぜひご覧ください。
外部式フィルターの吸水パイプを底面式フィルターに接続する方法
今回は「外掛式フィルターの吸水パイプを底面式フィルターに接続する方法」を解説しました。
単独ではろ過能力のそれほど強くない外掛式フィルターをパワーアップさせることができます。
小型水槽で水草レイアウトを作るならおすすめの方法ですので、ぜひお試しくださいね!

簡単にセットできます!