ペルビカクロミス プルケール
Pelvicachromis pulcher
- 種類シクリッドの仲間
- 体色赤、黄色、黒
- 性格やや気が強い
- 水質酸性~弱アルカリ性
- 水温20~30℃
- 寿命2~3年程度
- 分布ナイジェリア、カメルーン
- サイズオス:12cm、メス8cm
- 泳ぐ所中層、下層
- 通称名ペルマト
特徴
雌雄ともに派手な発色を見せるアフリカン河産シクリッドの代表種。
当初「Pelmatochromis kribensis」の名前で流通していたことから現在でもペルマトの愛称で親しまれています。
縄張りを主張するシクリッドの中では温和なほうでタンクメイトを選べば混泳も難しくありません。
自然下では繁殖時以外は大きな群れを作って生活しているため、水槽でも多数泳がせることで喧嘩を抑制することができます。
あまり相性を気にしないからか簡単にペアになるため繁殖も容易です。
ある程度藻類を食べる傾向があり、餌を控えめにすると黒髭苔なども多少食べてくれます。
導入時にやや神経質な面を見せますが、1度馴染むと丈夫で初心者の方にもおすすめのお魚です。
水草水槽への適正
水草水槽向きです。
ほとんど水草を食害しないため安心していれることができます。
水槽サイズ
60cm以上の水槽がおすすめ。
ペアで繁殖を楽しむなら30~45cm程度の水槽を用意すると良いでしょう。
おすすめの餌
- 顆粒タイプ
- フレークタイプ
- タブレットタイプ
こちらのタイプの餌がおすすめです。
食欲旺盛で選り好みをせずに食べます。
成長に合わせて粒の大きな餌に切り替えると良いでしょう。
下層にいることが多いのでタブレットタイプのものを与えると食いっぱぐれを防ぐことができます。
植物質を好むことからプレコ用の餌などをサプリメント的に与えると良いでしょう。
繁殖方法
卵生です。
成熟した雌雄が揃っているとペアになり巣を作ります。
石、流木などのくぼみや水草の下部などをペアで占有するようになります。
購入して3~6ヶ月も飼育すれば十分に性成熟しますので雌雄が揃っている環境なら自然とペアができて産卵をするでしょう。
注意する病気
- エロモナス症
- カラムナリス症
基本的に丈夫な種類なので、状態の安定した子を入手すれば大きく心配する必要はありません。
強いているいうならエロモナス症、カラムナリス症に注意する程度でしょうか。
タフなので水質悪化から病気になることは少ないのですが、餌をたくさん食べることから食べ過ぎ・太り過ぎから病気になるケースがあります。
植物質主体の餌を与えたり、与えすぎに注意して飼育しましょう。
主な分布域
分類
シクリッド科 ペルビカクロミス属 ペルビカクロミス プルケール