ネオンテトラ
Paracheirodon innesi
- 種類カラシンの仲間
- 体色赤、青
- 性格温和
- 水質酸性~弱アルカリ性
- 水温20~30℃
- 寿命2~3年程度
- 分布アマゾン川西部、北部流域
- サイズ3cm
- 泳ぐ所中層
- 通称名ネオンテトラ
特徴
最も有名な熱帯魚はネオンテトラでしょう。
光るような青の発色と体下半分が赤く染まる美しいお魚です。
東南アジアで養殖された個体が数多く流通しています。
輸送時は餌を切らないと状態が落ちてしまうことから、入荷直後は痩せていることが多いです。
たっぷり餌を与えると1週間程度で太るので、状態の安定している個体を購入するのがポイント。
安価であることから複数匹購入しやすいので、ぜひ10匹単位での飼育をお楽しみください。
名前はカージナル=枢機卿(カトリックの偉い人)が来ている赤いローブに由来します。
中層付近を泳ぐためよく目立ちます。
できることなら10匹単位で泳がせると本種の魅力を楽しめるでしょう。
青のラインが短いショートライン カージナルテトラと呼ばれる種類もありますが区別されること無く販売されている場合もあります。
3種の違い
画像 | 名前 | MAXサイズ | 特徴 |
---|---|---|---|
カージナルテトラ | 3~4cm程度 | 赤いラインが尾ビレまで入っている | |
グリーンネオンテトラ | 2.5cm程度 | 青いラインが長い、赤みが少ない | |
ネオンテトラ | 3cm程度 | 赤いラインがカージナルテトラの半分程度 |
似ている3種の特徴を簡単にまとめました。
よく似ていることから同じ水槽で混泳させるとバラバラとした印象になります。
飼育する種類はどれか1種に絞ったほうが見栄えが良いです。
水草水槽への適正
水草水槽向きです。
ほとんど水草を食害しないため安心していれることができます。
水槽サイズ
30cm以上の水槽がおすすめ。
60cm以上の水槽なら10匹単位で泳がせて群泳させると見応えがします。
おすすめの餌
- 顆粒タイプ
- フレークタイプ
- タブレットタイプ
こちらのタイプの餌がおすすめです。
選り好みをせずに食べますが、やや痩せやすい傾向があるので細かめの餌をしっかり与えるのがポイント。
混泳水槽ならタブレットタイプの餌を組み合わせることで食いっぱぐれを少なくできます。
繁殖方法
卵生です。
成熟した雌雄が揃っていると時折ばら撒くように卵を生みます。
購入して3ヶ月も飼育すれば十分に性成熟しますが繁殖は難しいです。
水草水槽など、隠れる場所が多い水槽では自然に稚魚が育つこともあります。
注意する病気
- 白点病
- カラムナリス症
基本的に丈夫な種類なので、状態の安定した子を入手すれば大きく心配する必要はありません。
強いているいうなら白点病、カラムナリス症に注意する程度でしょうか。
入荷直後のお魚を購入した場合など、現環境に馴染む前段階は白点病を発症しやすい傾向がありますので、入荷してからある程度時間が経った子を導入すると安心です。
やや低めの水温を好むため夏場はカラムナリス症発症のリスクが高くなるのでご注意ください。
できることなら30℃を超えないように暑さ対策をしましょう。
主な分布域
分類
カラシン科 パラケイロドン属 ネオンテトラ