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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事は「手に職を持つ」ということをプロアクアリスト目線で解説します。
「グローバル化の進行」「AIの台頭」などにより、これから世の中の情勢は大きく、そして目まぐるしく変化する時代になると思います。
私はそんな時代だからこそ「手に職を持つ」ということがより重要になると考えていますよ。
そこで今回は「手に職を持つこと」「メリット、デメリット」「アクアリウム業界でも役に立つ資格」などをご紹介します。
アクアリウム業界で働くことに興味のある方はぜひご覧ください。
- 専門的な知識、技術を習得している
- 場所に関わらずお金を稼ぐことができる
私が考える「手に職つけた状態」とはこちらの2つを満たした状態です。
所属している団体、組織(会社など)に振り回されずお金を稼ぐことができるようになれば「手に職を持った」と言えると考えています。
- 美容師
- 調理師
- 看護師
などなど、世の中には資格を持っていないとこなせない職業もあります。
これらの資格は持っているだけで、無資格者との間に大きなアドバンテージが生まれますよ。
一般的には「資格を持っている人=手に職を持つ」というイメージが強いのではないでしょうか。
- 販売師
- TOEIC
中には「資格が無くても働けるけど、あると有利になる資格」もあります。
例えば、外国人観光客が多く買い物に訪れる店舗が、TOEIC高得点者を優遇して雇うみたいなケースですね。
残念ながらアクアリウム業界で専門的に活躍できる強力な国家資格のようなものはありません。
ということは「この資格があれば安泰」というものが無いということです。
アクアリウム業界には誰でも入ることができますが、国家(大きな組織)が能力を保証する「目に見える証」がありませんので自分で評価を得るしかないのです。
将来的にもっとアクアリウムが普及すれば生まれるかもしれませんが、、
アクアリウム業界にも一応資格はあります。
現状では「就職」「転職」「独立」「昇給」のどれの役にも立たないと考えているのであえて触れません。
経歴などの「箔付け」にはなりますが、、
アクアリウム業界で手に職を付けるにはキャリアを積んで付けるしかありません。
キャリアを積みクオリティーの高い仕事がこなせるようになれば、それは「手に職を持った」と言えるでしょう。
アクアリウム業界は、職人気質なところがあり「長年のキャリア」というのは一目おかれます。
- 店舗レイアウト
- お魚、水草など生き物の状態、ラインナップ
- 展示水槽のクオリティー
- 接客応対
それなりの経験のある人が見れば、担当者がどれくらい仕事ができるかは分かってしまいます。
例えば、料理人さんなら料理を食べたらその人の力量が分かりますよね?
アクアリウム業界でも同じような感じですよ。
そのため、アクアリウム業界内での転職は資格などを持たなくても問題無いことがほとんどです。
現役で働く皆がお互いの評価を担保しているような感じでしょうか。
- 人員のマネージメント能力
- 売り場作りの能力
- 仕入れの能力
- お客様からの評判
- 人柄
などなど、狭い業界なのですぐに噂になります。
長く続けていれば自然と人脈ができますので、「優れた方」「残念な方」の情報が集まります。
ということは、良くも悪くも私のこともお話に上がっているかもしれないということですよね。
なので、いつも身につまされる思いがします。
短期的には見せ方を工夫することで誤魔化すことをできるかもしれませんが、必ずどこかでボロがでます。キャリアを積むなら「誠実に働く」のが1番だと思いますよ!
- 場に左右されない
- 評価が上がる
- 独立しやすくなる
- コストがかかる
- 無価値になるかもしれない
- 必ず収入アップにつながるわけではない
場に左右されない
手に職が付けば、仕事をする場所を選びません。
もし急に今の職場を追われることになっても、別の場所で働けば良いだけです。
手に職を付けたプロアクアリストは貴重です。基本的にいつも人員不足状態ですので場所を選ばなければすぐに次が見つかるでしょう。
評価が上がる
転職、昇給交渉などの際のアピールポイントになります。
目に見えるような客観的に評価できるモノがあるとより有利です。
独立しやすくなる
アクアリウム業界で「手に職を持つ意味」はここにあるかもしれません。
独立開業(フリーランスになる)するというは、様々な意味で知識、技術が無いとできません。
僕は独立を1つの目標にしてスキルを磨いてきました。
コストがかかる
- 時間
- お金
- 労力
キャリアを積むためにはこちらの3つの膨大なコストがかかります。
コストをかけても潰しの効く国家資格などが手に入るわけではありませんので、アクアリウム業界から離れてしまうと一気に価値が下がってしまいます。
無価値になるかもしれない
- IOTの進化
- AIの進化
など、世の中の情勢の変化によって価値が無くなってしまうものもあります。
せっかく大きなコストを払い身につけたものであっても、根本となる世の中の動きが変わってしまえば意味がありません。
強いものが生き残るのではなく「環境に対応したもの」が生き残ります!
必ず収入アップにつながるわけではない
あくまでもお金の動きは「需要と供給のバランス」で決まります。
そのため、必ずしもキャリアを積んだからといって稼ぎが増えるわけではありません。
同じキャリアを積むなら将来を考えて、「未来に投資する」という姿勢が重要です。
絶対に思考停止した努力は止めましょう。
- 担当した売り場
- レイアウト水槽
- 執筆した記事
- 動画(YouTubeなど)
などなど、自分で制作したものは「画像」「動画」「データ」などで客観的に評価できるようにしておくといざという時に役に立ちますよ。
資格として免許のようなものがあるわけではありませんので、自分の技術、知識を人に分かりやすく伝える努力はするべきです。
- 潜水士
- TOEIC
- 自動車免許
- 電気工事士
- 販売士
酸素ボンベを背負って水中で作業できるようになる資格です。
取るだけなら筆記だけなので比較的簡単です。
水中で作業する業務は基本的に人員不足ですので、アクアリウム業界以外でも活躍できる資格かと思います。
- 水槽メンテナンス
- 水族館
この資格というよりはTOEICで高得点を取れる「英語力」が役に立ちます。
これからはグローバルにビジネスを展開することが必須となると考えていますので、英語力は重要です。
- 外国人対応
- 海外事業展開
説明不要かもしれませんが、車に乗れるのはやはり便利です。
大都市部では無くてもなんとかなりますが、地方では必須です。
身分証としても強力ですよ。
- 仕入れ
- 配達
- 水槽メンテナンス業
電気配線などをいじるのに必要な資格です。
「水槽横にコンセントを増やす」「ライトの配線を天井からとる」などの工事が自前でできるようになります。
アクアリウム業界以外でもとても有用な資格です。
- 店舗運営
- 水槽メンテナンス業
「経済の基礎」「経理の基礎」「ビジネスマナーの基礎」など商売の基礎が身につく資格です。
上級クラスでは店舗運営などマネージメント能力の勉強も必要です。
下手なビジネス書を見るよりも、販売士検定のテキストを読むほうが手っ取り早くビジネスの基礎(特に小売)が身につくかもしれません。
- 接客
- 売上管理
- 店舗マネージメント
今回はプロアクアリストの目線で「手に職を持つこと」を解説しました。
せっかくアクアリウム業界で働くなら、「自分のキャリア」を意識して働くと良いです。
アクアリウム業界以外に転職する場合でも、その努力はすべて無駄にはならないはず。
そして、できることなら客観的に評価してもらえるような形にしておきましょう!
自分の幸せは自分で手に入れましょう!
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