マリモ
Aegagropila linnaei
- 光量低光量~中光量
- CO2不要
- 水質軟水~中硬水
- 葉長1~30cm
- 自生地北半球北部に点在
- 通称名毬藻
- タグユニーク、丈夫な水草
レイアウトのコツ
丸い姿がなんとも言えない可愛らしさのある藻の仲間です。
本図鑑では便宜上「コケの仲間」に分類しました。
前景にコロンと転がしておくだけで、目を引くワンポイントになります。
ボトル、小型水槽など小さなケースで楽しむのに向いていますね。
大きさはどこまで大きくなるのか分かりませんが、直径30cmくらいのものを写真で見たことがあります。
育成のコツ
低光量、CO2無添加の環境でも育つ丈夫な水草です。
高水温は苦手なので28℃以上にならないように注意しましょう。
調子を崩すと、灰色に変化してしまい美しくありません。
一度、灰色になると復活までに長い時間が必要なので注意しましょう。
「マグネシウム」「カルシウム」などミネラル分を好みます。
マメに換水をして水道水に含まれるミネラル分を入れてあげましょう。
時々、手でこねて丸くしてあげましょう。
本来は波に揺られて丸くなっているので、何もしないでいるとマリモの繊維がいろんな方向へ伸びだして美しくありません。
マリモって何?
細い繊維状の藻が集まった集合体です。
多くの自生地では石に張り付いた姿をしているので丸くありません。
一部の湖の毬藻だけが丸くなっています。
自然下では個体数が減っており、基本的に保護されているので自然採取は止めましょう。
販売されているマリモ
採取、養殖したマリモを手で丸めたものが流通します。
国内では「釧路湿原国立公園シラルトロ湖産」を採取、養殖したものが加工され販売されることが多いですね。
ヨーロッパ産のマリモを東南アジアで養殖したものも多く流通しています。
こちらは「セイヨウマリモ」という流通名で販売されていますよ。
主な自生地
分類
アオミソウ科 マリモ属 マリモ
おすすめの水草まとめ
「前景草」「中景草」「後景草」「丈夫な水草」「赤系水草」などなど、様々な個性を持つ水草があるのでいざレイアウトに使おうとすると選ぶのに迷ってしまいますよね。
そこで各カテゴリー別におすすめの水草をまとめた記事をご用意しました。
実際の水槽環境を考慮して扱いやすいもの、手に入りやすいものを中心にご紹介しています。
水草選びの参考までにぜひご覧ください。
水草水槽に欠かせない5つの要素
- 光
- CO2
- 水質
- 肥料
- 温度
こちらの5つが水草育成に欠かせない5つの要素です。
水草水槽はこの5つのバランスを取ることが奥義と言っても良いでしょう。
初心者の方はまずはこの5つバランスというものがどんなものか知ることから始めると良いでしょう。
こちらの記事で分かりやすく解説していますのでぜひご覧ください。
水草の育て方
当ブログ「Ordinary-Aquarium」では管理人である轟元気の経験をもとに水草の育て方について数多くご紹介しています。
実際の水草レイアウトに活用できるよう、なるべく実践的な情報発信を心がけていますので、きっとお役に立つはずです。
1記事につき1つのテーマに絞って解説していますので、スキマ時間などにぜひご覧ください。
藻類対策
美しい水草水槽を作るには上手に藻類と付き合うことが大切です。
こちらの記事で藻類対策の方法をまとめてありますので、お時間のある際にぜひご覧ください!
水草レイアウトの作り方
私が毎日(ほぼ)SNSでご紹介している30cm水槽の作り方を解説しています。
水草水槽に必要な機材の紹介、機材のセッティング方法、水草の植え方などを順を追って紹介しています。
初心者の方でも管理しやすく、失敗の少ない内容ですのでレイアウト水槽の作り方に興味のある方はぜひご覧ください。
水草の育たない原因をチェック
30秒で水草の育たない原因をチェックできるフローチャートを作りました。
水草がキレイに育たずお悩みの方はまずはこちらのチェックシートを利用して原因を探ると良いでしょう。
結果ページでは簡単な対処法も記載しましたのでこれからの管理の参考になるはずです!
水道水の硬度をチェック
水草の好む水質は「弱酸性の軟水」です。
水道水は地域によって水質が異なり水草育成に適さない地域もありますよ。
当ブログでは日本中の水道水の硬度データをまとめて簡単に確認できるページをご用意しました。
まずは水道水の硬度を確認してお住まいの場所に合った管理方法を知ると良いでしょう。