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【被害を最小限に!】水槽の地震対策

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本記事は「水槽の地震対策」を解説します。

地震大国である日本に住む以上、これから先も地震と付き合っていく必要があります。

ガラスやアクリルの箱に水が詰まっているアクアリウムは、揺れにさらされると水漏れの危険性があります。

正直なところ、家屋が倒壊するレベルの地震には為す術がありませんが、ちょっとした工夫で揺れからくる水漏れをある程度防ぐことはできますよ。

対策を知っているだけでも安心感を得られますので、大きな揺れが来る前に確認しておきましょう。

「地震が発生したら」「余震に備える」「停電時の対応」「日頃から揺れに備える方法」「非常時にあると便利なもの」などを1つ1つ解説していきます。

本記事が少しでも不安解消のお役に立てたら幸いです。

基本的な地震対策

本記事は水槽に関係する地震対策を解説しますので、人命や家屋に関する基本的な地震対策はこちらのリンク先でご確認ください。

参考 災害に対するご家庭での備え首相官邸

地震が発生したら

人命を最優先に行動してください!

大きな地震の場合、水槽が倒壊する恐れがあります。

すぐに水槽から離れましょう。

元気
元気

水槽が揺れると咄嗟に手で抑えたくなりますが、ある程度の大きさの水槽が倒れてきたら結局持てませんから逃げてください!

大きな揺れが収まったら余震に備える

大きな揺れが収まったら下記を参考に余震に備えましょう。

水槽の水位を減らし水が溢れないようにする

水を抜く様子

20~30%程度水位を減らしましょう!

水位が高いとちょっとした揺れでも水が溢れてしまいます。

セットされている機材や水槽サイズにもよりますが、水位を減らし余震に備えましょう。


水槽にフタをする

特注のフタ

水槽にフタをすることで、揺れによる水漏れを大きく減らすことができます。

ガラス製のフタが主流ですが、割れることを考えると地震対策としては不安が残ります。

そのため、オールガラス水槽などのフタをしずらい水槽はサランラップなどで覆うのがおすすめです。

元気
元気

水槽の縁を覆うのがポイントです。


停電している場合、ブレーカーを落とす

ブレーカー

停電しているなら、ブレーカーを落としましょう。

万が一、機材類が破損している状態で電源が復旧すると思わぬトラブルが発生するかもしれません。

電源を入れるのはチェックが終わってからにしましょう。

元気
元気

地震でサーモスタットが破損、外れていた⇒電源復旧後、ヒーター暴走で水槽がお湯に、、、

なんてトラブルが起こるかもしれません。


水槽周辺の電源をチェックする

キャビネットの中

水槽用の電源をとっているコンセントや延長コードをチェックしましょう。

もし水がかかっているなら外してよく乾燥させましょう。

注意

特に海水水槽の場合は漏電する可能性が高いのでよく確認しましょう。


各機材をチェックする

外部式フィルターとCO2ボンベ
  • 水槽⇒割れはないか?
  • フィルター⇒フィルターケースの破損、配管の破損、配管が外れてないか?
  • ライト⇒水没していないか?
  • ヒーター⇒サーモスタットは破損していないか?配線が外れていないか?ヒーターの破損はないか?

などを確認しましょう。

特にヒーター関係は念入りに確認したほうが良いですよ。

もしも水槽が破損している場合は危ないので、中の生き物とお水をバケツなどに避難させて水槽から水を抜いたほうが良いかもしれません。

停電時の対応

停電時にはこちらの4点への対応をすると安心です。

注意

どれも一時的な対応です。停電が長期に及んだ場合は神のみぞ知るです。。

生き物の酸欠対策

  • 遮光する
  • 充電式、電池式エアーポンプの利用
  • 換水
  • CO2添加をストップ
  • 停電中は餌を与えない(少なめにする)

生き物は活動量に応じて酸素の消費量が増えます。

そのため、水槽を遮光してお魚を眠らせることで酸素消費量を少なくすることができますよ。

新聞紙など身近なもので水槽を覆い、中を真っ暗にしましょう。

お持ちであれば、充電式電池式エアーポンプの利用で確実に酸欠を予防できます。

また、断水などが起きる可能性がある場合はおすすめできませんが、定期的(半日に1回30%など)に換水をすることでも酸欠を強力に予防できますよ。

水草水槽などでCO2を添加している場合は添加をストップしましょう。

MEMO

短期間の停電であれば餌を与えるのは止めましょう。健康なお魚であれば3日程度は絶食させても問題ありません。


フィルターのケア

停電が長期に及ぶ場合はフィルターの中の水を抜いてバクテリアが酸欠しないようにしましょう。

フィルターの中に水が溜まったままだと、水中の酸素を消費した段階でバクテリアが弱ってしまいます。

今までの体感として、半日程度の停電であればフィルターはそのままの状態で放っておいても大丈夫です。

そのため、長期間停電が続きそうなら水抜き作業をしましょう。


寒さ対策(冬季)

  • 発泡スチロールで水槽を覆う
  • 新聞紙で水槽を覆う
  • ホッカイロを活用する

保温性の高いもので水槽を覆うがおすすめです。

停電が長期化する場合は、新聞紙の上からホッカイロを貼ると効果的です。

人間の分と相談しながら使用すると良いでしょう。

注意

熱湯など熱いお湯を水槽に入れて水温を上げるのは絶対に止めましょう。


暑さ対策(夏季)

  • お部屋の風通しを良くする
  • 涼しい部屋に水槽を移動する
  • 換水

夏季は水温の上昇と高水温による酸素濃度の低下が問題になりやすいです。

そのため、風通しを良くし、なるべく涼しい部屋で管理するのがおすすめです。

もし、水が使えるなら断水の状況などを考えながらマメに換水するのがおすすめです。

注意

氷の投入などで短期間に水温を上下させるのは止めましょう。

床が水浸しになったら

パンタナール
お部屋が湿原に!
  • 雑巾
  • モップ
  • ちりとり

などを活用して水を拭きましょう。

大量に水が溢れてしまった場合は雑巾、モップで対応するのは大変なので、ちりとりで水を掬うようにすると手早く水を集めることができますよ。

注意

ガラスの破片などが散乱しているかもしれませんので注意して作業しましょう。

元気
元気

作業後はなるべく風通りを良くして乾燥しやすい環境を維持しましょう!

海水の場合

キイロサンゴハゼ

海水が溢れてしまった場合は、そのまま乾燥すると塩の影響でベタベタになってしまいます。

そのため、ある程度海水を取り除いたら、真水を含ませた雑巾で拭いてから乾拭きしましょう。

普段から地震に備える10のポイント

こちらの10点が普段からできる水槽の地震対策です。

見た目、メンテナンス性が悪くなってしまうなどのデメリットもありますので、今の水槽環境と相談しながら導入を検討してみてください。

水槽にフランジを付ける

フランジ

フランジとはこんな感じの水槽の縁のことです。

オールガラス水槽は縁がないため、振動で水が揺れるともろに水が漏れてしまいます。

しかし、フランジを付けることで水の揺れからの水漏れを大きく軽減することができますよ。

基本的には水槽製造時に加工しないと難しいのですが、後付できるフランジもありますので見栄えと勘案して導入を検討してみてください。

フランジはフタと組み合わせて使うことで、さらに強く水が溢れるのを予防できます。

MEMO

縁があるタイプの水槽は、水が揺れて溢れてしまう状況に強いと言えます。


水槽にフタをする

特注のフタ
特注のフタ

水槽にフタをすることで、振動で水が揺れた際の漏れを大きく軽減できます。

フランジと組み合わせると、水が溢れるのをほとんど0にできますよ。

フタをすると開放感が無くなるためレイアウトデザインによっては適しませんが、水が溢れるのを予防する力はかなり強いです。

【水槽にピッタリのフタを特注する】ーお魚の飛び出し、水の蒸発を防ぐー
元気
元気

私がメンテナンスを請け負っている水槽は、ほとんどがフランジ+フタを使って水が溢れるのを予防しています!


水槽の下にクッションマットを敷く

クッションマット
クッションマット

水槽の下にクッションマットを敷くことで水槽が振動で動くのを強く予防できます。

今発売されている多くのオールガラス水槽には付属でクッションマットが付属しますので、必ず「水槽の下」にクッションマットを敷いてから水槽を設置しましょう。

ADA社からは「ガーデンマット」というしっかりとした厚みのあるクッションマットが発売されています。

予算に余裕があるのならこちらの導入をおすすめします。

クッションマットは滑りを強く予防することから、水槽が動かなくなるので逆に設置するときの微調節が大変になります。

そのため、予め両面テープなどで水槽に貼るのがおすすめですよ。

Cushion matオールガラス水槽にはクッションマットを必ず敷こう ー水槽に貼り付けると便利ですー

水槽同士を密着させない

水槽を密着させている様子

水槽と水槽を密着させて設置すると、揺れが発生した際に力が上手く逃げず水槽が破損しやすくなります。

たくさんのオールガラス水槽を並べる場合は、水槽と水槽の隙間に多少の空間を作りましょう。

密着させてしまうと揺れが発生した際に水槽が破損する確率が高くなります。

見た目を重視すると密着させて設置したくなりますが、5~10mm程度で十分ですので、ちょこっと隙間を空けるようにしましょう。

MEMO

縁のある水槽は、縁が邪魔をして密着して設置できませんのであまり気にしなくてもよいですよ。


水槽を壁に密着させない

水槽の裏の様子

水槽同士の密着と同様に壁に密着させてしまうと、揺れが発生した際に力が上手く逃げずに水槽が割れてしまいます。

気持ちとしては壁に密着させたくなりますが、地震対策としては壁に密着させるのは止めましょう。

水槽同士の場合に同様に5~10mm程度で十分ですので、ちょこっと隙間を空けるようにしてください。

配管、配線の都合で壁から少し離して設置している場合がほとんどだと思いますが、一応注意してくださいね。


電源は地面に置かない

電源タップをキャビネットに固定する様子

こんな感じで延長タップをキャビネットに固定するのがおすすめです。

地面に電源が直置きの場合、水が溢れた際に水没しやすくなってしまいます。

特に海水の場合、漏電しやすいので特に注意しましょう。

キャビネットへの固定は「強力な両面テープ」の使用がおすすめです。


防水性能の高い電源を使用する

こちらの電源タップは特に防水性能が高いのでおすすめです。

個別スイッチが付いてないのでメンテナンス性がやや劣るのが欠点ですが、安心感があります。

元気
元気

僕はキャビネットに接着しているのは、作業効率を優先して個別スイッチがついているタイプですが、そこに接続してさらに分岐した場合などはこちらの「ザタップシリーズ」を使うことが多いですよ!


倒れやすい機材を固定する

外部式フィルターとCO2ボンベ

特にCO2ボンベは倒れやすいです。

CO2ボンベ、フィルターなど揺れたときに倒れやすいものは固定しておきましょう。

キャビネットの柱などに縛って固定しても良いですし、「耐震ジェル」や「ミュージアムジェル」を使って転倒を予防するのもおすすめです。

注意

水槽や水槽台の下に耐震ジェル、ミュージアムジェルなどを入れる場合は水平がしっかりと取れているか確認しましょう。


しっかりとした水槽台を使う

プレコ ウッディNEOシリーズ
プレコ ウッディNEOシリーズ

水槽は最初から組み上がっているタイプの方が強度が遥かに高いです。

自分で組み上げるタイプよりも、最初から組み上がっているタイプの方が遥かに丈夫です。

特にこちらのプレコ社のキャビネットは丈夫なので仕事、自宅の水槽でもお世話になっています。

その分、高価なのですがご予算の折り合いのついたお客様には積極的におすすめしています。

カラーボックスやワイヤーシェルフなどは普段の使用なら水槽を置くこともできますが(おすすめはしませんが)、地震時には不安でしかありませんので、お時間のある際にしっかりとした水槽台を導入することをおすすめします。


水槽台をアンカーで固定する

アンカーで固定する様子

水槽台を地面や壁にアンカーで固定すると耐震性能がアップします。

床、壁にアンカー固定する場合は、固定する場所の強度も重要なのでなかなか個人宅では対応が難しい面もありますができるのであれば効果的です。

この場合、キャビネットもしっかりとした材質でないと固定が効かないのでご注意ください。

水槽はアクリルの方が安心だけど、、

大きなアクリル水槽

ガラスの水槽と違い、アクリル水槽はずっと割れないのでより地震に強いと言えますが小型水槽の場合、一般的ではありません。

大型水槽にならないとアクリル水槽はコストパフォーマンスの関係で割高なので、ほとんどの小型水槽ユーザーの方がガラス水槽を使っていることと思います。

ガラス水槽を使っている場合でも「地震に備える10のポイント」をなるべく行うことで地震対策をすることができます。

ガラス、アクリル、プラスチックの違い【水槽の材質】ガラス、アクリル、プラスチックの違い

非常時にあると便利なもの

有事の際にあると便利なものをまとめます。

アクアリウムだけでなく活躍するものもありますので、あくまでも人命優先で余裕があるなら水槽用として使用しましょう。

充電式エアーポンプ

コトブキ 充電式エアポンプ オキシー 1400
コトブキ 充電式エアポンプ オキシー 1400

USBで充電できるタイプのエアーポンプ。

こちらのタイプはフル充電で8~12時間程度稼働します。

車に充電設備があるのなら、停電している状態でも充電が可能なのでいざというときに役に立ちます。

非常時だけで無く、生き物採取時などの移動にも便利ですよ。

生き物採取アイテムチェックリスト生き物採取アイテムチェックリスト(川編)

電池式エアーポンプ

GEX アトム5
GEX アトム5

こちらは電池式で稼働するタイプのエアーポンプ。

電池があれば動くというアナログさが非常時には頼りになります。

単3乾電池を2本使うので余裕を持って用意しておくと良いでしょう。


断熱材

コトブキ eco断熱スクリーン600
コトブキ eco断熱スクリーン600

断熱材で水槽を覆うことで、水温低下をある程度軽減できます。

このような専用の断熱材もありますが、新聞紙、発泡スチロールなどでも代用できます。

予め用意しておくに越したことはありませんが、いざという時は身の回りのもので代用しましょう。


ホッカイロ

水槽にテープなどで固定することで、水温低下をある程度防ぐことができます。

水槽用として使うなら熱さよりも持続時間を重視すると良いでしょう。

基本的には断熱材と一緒に使うのがおすすめです。


雑巾

あえて用意するよりも、着古した服を何着かキープしておくのがおすすめです。

新品の雑巾は全然水を吸いませんよね。

それよりも着古してパッサパサになったTシャツの方が優秀です。

水槽周りは何かと雑巾を使うことが多いので、普段から活躍します。


モップ

漏れた水を拭く際にあると便利です。

地面にガラス片などが散乱している場合もあるので、手を使わずに水が絞れるタイプがおすすめです。

かさばるので仕舞っておく場所が一番のネックですが、いざという時に便利さを実感します。


ちりとり

大量に水が床に漏れているなら、雑巾やモップを使うよりもちりとりで掬ってバケツに集めたほうが素早く片付きます。

水を掬う用途なら縁にゴムが付いているタイプがおすすめです。

普段からも水槽をリセットする際など、水槽の底に残ったソイルのカスや汚水を掻き出すのにも使えますよ。


ポリタンク

水をキープしておくのにあると便利です。

水が張れるものならなんでも良いのですが、灯油用のものが安価なのでおすすめです。

ストーブ、ボイラーなどで灯油を使っているなら、「灯油⇒赤いポリタン」「水⇒青いポリタン」など、色で直感的に区別できるようにしましょう。

MEMO

ポリタンクは送料の関係から通販だと高くなりがちなので、お近くのホームセンターなどで購入するのがおすすめです。


サランラップ

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簡易的な水槽のフタとしてあると便利です。

水槽に縁を作るようにサランラップを巻くだけでも、少々の揺れでは水が溢れなくなりますよ。

普段からキッチンでも活躍するので常時余裕をもってキープしておくと良いでしょう。


ペンライト

暗い中水槽の周りをチェックするには光源が必要です。

停電時でなくても水槽台の中は暗いので、ちょっとした水漏れなどを見過ごしがちです。

スマホのライトでも代用できますが、電池の消耗を考えるとライトは別で用意しておくに越したことはありません。


発電機

個人レベルの水槽管理で発電機までご用意されている方は、正直かなり稀だと思いますが電源があるのと無いのとではできることが大きく変わります。

とはいえ、発電機を使えるなら人間のケアに使ったほうが良いと思いますので、水槽への使用はちょっと贅沢な気もしますが、、

まとめ

今回は「水槽の地震対策」を解説しました。

正直なところ、万全を期したとしても超弩級の地震がきたら耐えられません。

しかし、今回ご紹介したことを意識して水槽をセッティングすることで、少々の揺れくらいでは水が溢れない水槽にすることができます。

場合により、導入が難しいものもあるとは思いますが、地震対策を優先するならなるべく導入したいところですね。

元気
元気

見た目が悪くなってしまうものほど導入を躊躇いますよね、、