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【水槽周りをスッキリ整頓】配線を整理して隠す方法

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本記事は水槽の配線を整理する方法を解説します。

ごちゃごちゃしがちな水槽の周りの配線。

見苦しいですよね。

配線はすっきりと整理して「隠す」ことで水槽周りの美観が大きく向上します。

整理する作業はちょっと大変ですが、一度整理してしまえば快適な状態が続きますからぜひとも頑張って整理してください。

初心者の方にも分かりやすく画像多めで整理する方法を解説します。

ぜひ水槽周りをスッキリさせてください!

この記事の著者
轟元気

プロアクアリスト

轟元気

とどろきげんき

プロフィール

業界歴19年の中堅。現在は有限会社エイチ・ツーに所属し埼玉県坂戸市にあるアクアリウムショップ「e-scape」の店長をしています。本ブログ、Ordinary-Aquariumでは「水草水槽の知識」を中心に今までの経験を基にした実践的な知識、技術を初心者の方にも分かりやすく解説しています。プロフィール詳細リンク、転載、引用について

配線を整理して隠す

before画像after画像

本記事をご覧になることで画像のように水槽周りの電源コードなどをスッキリと整理することができます。

整理してキャビネットの中やケーブル収納ボックスの中に隠せば見た目も良いですよ。

配線を整理することで作業効率が上がりますので日々の管理が楽になりますよ!

整理できるもの

  • ライト
  • ヒーター
  • フィルター
  • タイマー

などなど、水槽周りの配線は一箇所にまとめて整理できます。

一箇所にまとめることで一度にアクセスできますからメンテナンスの時になにかと楽ですよ。

配線を整理するメリット・デメリット

メリット

  • 見た目がスッキリする
  • 作業がしやすくなる
  • 火事の予防
  • 地震対策になる

デメリット

  • 整理する作業が面倒
  • 整理するためのアイテムを揃える必要がある

メリット

見た目がスッキリする

配線を整理した後

整理されている様子は見ていて気持ちが良いです!

スペースが節約できるのでものが仕舞いやすくなるのもポイント!

作業がしやすくなる

  • フィルターの電源の場所
  • ヒーターの電源の場所

などをすぐに確認できるようになるので、換水時にスイッチを切る作業がやりやすくなります。

管理を効率良くすることは管理の質を上げることにもつながりますので地味ながら大切なポイントです。

元気
元気

1番のメリットだと思っています!

火事の予防

炎

配線部分にホコリがたまる、水がかかることで火事の原因になることもあります。

今回ご紹介する方法ならホコリが付きづらく、掃除が簡単になりますので火事が発生する確立を下げることができます。

安心を手に入れるためにも配線を整理することをおすすめします。

地震対策になる

地震のイメージ

地震発生時に水槽から溢れた水が配線にかかると故障や火事の原因になることがあります。

日頃から配線を整理しておくことでピンチの時に慌てずに済むことも多いです。

水槽の地震対策についてはこちらの記事でまとめてご紹介していますので、いざという時のためにぜひご覧ください。

デメリット

整理する作業が面倒

配線の整理にある程度時間がかかりますからちょっと面倒です。

とはいえ、その後はずっと整理された状態が続くわけですから「やあぁ!」と気合で整理するほうが得だと考えています。

整理するためのアイテムを揃える必要がある

  • ワイヤーネット
  • ケーブル収納ボックス
  • 延長コード

など、整理するのに必要なものを揃える必要があります。

家の中に利用できるものがあるなら良いのですが、基本的には新しく買い揃えることになるはず。

そこまで高いものではありませんからぜひ予算を用意して配線を整理してください!

配線を整理する方法

今回はこちらの2つの方法をご紹介します。

水槽をキャビネットに置いている方はワイヤーネット、配線を仕舞う場所が無い場合はケーブル収納ボックスがおすすめです。

どちらもちょっとした工夫で配線を整理できますからぜひチャレンジしてください。

ワイヤーネットを使う

配線を整理した後

完成したらこんな感じになります。

ワイヤーネットに各配線を縛ってネットごと吊るすイメージです。

移動する時はネットごと移動できるので便利ですよ!

用意するもの

  • ワイヤーネット
  • 延長コード
  • 結束バンド
  • ヒートン

ワイヤーネット

配線類を整理するための土台として利用します。

サイズは色々とあるので状況により調整しましょう。

100均などでも手に入るので探してみてください。

元気
元気

僕はキャビネットサイズに合わせて30×30cm、30×45cm、30×60cm程度の大きさのものを使うことが多いです。

延長コード

  • 個別スイッチ
  • ほこりシャッター

が付いているものがおすすめ。

スイッチがあればいちいち電源コードを抜かなくてもON/OFFできるのでメンテナンスの際に便利です。

キャビネット中などはほこりが溜まりやすいので「ほこりシャッター」がついていると安心です。

いくつ機材を接続するのかにもよりますが、水槽用品はなにかと増えるので5~6個口あるものを用意すると長く使えます。

コードの長さは電源までの距離で調整してください。

元気
元気

配線整理の要。ケチらないほうが良いですよ!

結束バンド

配線をワイヤーネットに固定するために使用します。

20~30cm程度のものを用意しておくと便利です。

結束バンドを合体させる

長さが足りない場合はこんな感じで合体させて使うこともできます。

結束バンドは水草の活着石、流木を縛るためにも使えます。

何かと便利なので用意しておくとアクアライフがはかどりますよ!

ヒートン

ワイヤーネットを吊るすために使用します。

サイズは20mm程度のものが使いやすいです。

もっと大きなサイズのものでも使えますので、状況に応じて調整してください。

材質は色々とありますがなんとなくステンレス製のものを愛用しています。

設置方法

仮置きをする

まずはワイヤーネットに固定するものを仮置きします。

  • スイッチ付きの延長コード
  • ADA ソーラーRGBのアダプター ×2
  • タイマー接続用の延長コード

今回はこちらをワイヤーネットに固定していきます。

結束バンドで固定する

結束バンドで縛って固定していきます。

画像はADA ソーラーRGBのアダプターを固定しているところ。

結束バンドをカットする

結束バンドの余分な部分をカットします。

切り口が鋭くなるので注意してください。

ハサミでも切れますがニッパーがあると作業しやすいです。

固定が完了

ワイヤーネットへの固定が終わった状態がこちら。

それぞれの場所は自由に調整してOKなのですが、スイッチ付きの延長コードは上の方にあるとメンテナンスしやすいです。

ちょっと余裕を作っておくと機材が増えても対応できますよ。

ヒートンで吊るす

ヒートンをキャビネットに付けてワイヤーネットを吊るせるようにします。

ネジのようになっているので木製のキャビネットなら簡単に取り付けられます。

女性の方は手の力だけではヒートンを回すのが難しい場合があるのでラジオペンチなどを使うと作業しやすいです。

これからの作業のしやすさを考えてキャビネットの横か奥に付けると良いでしょう。

2~3箇所程度ヒートンで吊れば簡単に固定できます。

完成!

今回はキャビネットの奥に吊るしました。

スッキリしましたね!

延長コードの空いているところにはヒーターを接続する予定です。

このように整理しておけばメンテナンス時のスイッチのON/OFFが簡単なので作業がはかどりますよ!

S字フックもあると便利

こんな感じのS字フックを使うのも便利です。

画像はコードの束を吊り下げているところ。

用意しておくと応用が効くので役に立ちますよ。

ケーブル収納ボックスを使う

完成形はこんな感じです。

ティッシュケースくらいのサイズの箱に配線類をまとめるイメージです。

箱に入れるだけなので作業はワイヤーネットで整理するよりも簡単。

用意するもの

  • ケーブル収納ボックス
  • 延長コード
  • 結束バンド

ケーブル収納ボックス

中に配線類をまとめることができるボックス。

デザインは色々とあるのでお部屋のイメージに合うものを選ぶのが楽しいです。

水槽用の配線をまとめるならサイドにもスリットがある物のほうが便利です。

注意

使用する延長コードのサイズを考えてサイズを選びましょう。

延長コード

ワイヤーネットで整理する場合と同様にスイッチ付きの物が便利です。

大きな延長コードだとケーブル収納ボックスに収まりきらないことがあるのでサイズには注意しましょう。

結束バンド

コード類をまとめるなら結束バンドが便利です。

なんだかんだと活躍しますので準備しておくと便利です。

設置方法

ケーブル収納ボックスの中に配線類を仕舞うだけ!

とっても簡単ですね。

たくさんの配線は仕舞えないのでその場合は複数のケーブル収納ボックスを使うと良いでしょう。

画像の場所は3個使って整理しています。

マイクロタップがあると便利

ケーブル収納ボックスの中は狭いのでマイクロタップがあると便利です。

状況により使うと良いでしょう。

配線整理のポイント

  • 水がかからない場所に設置する
  • コードはちょっとたるませる
  • 合計W数に注意する

水がかからない場所に設置する

こんな感じで地面から浮かせることで水槽から水が漏れた際に電源が水没するのを防ぐことができます。

水がかかると配線がショートする原因にもなるので、配線類を地面にベタ置きしないようにしましょう。

コードはちょっとたるませる

こんな感じにコードはたるませましょう。

万が一、コードを伝って水滴が落ちてきても電源に水滴が当たらないようにできます。

少しだけコードには余裕を作ってだらんとさせておきましょう。

合計W数に注意する

多くの延長コードは合計W数1500Wまでです。

接続する機器は1500Wを超えないように注意しましょう。

超えると異常発熱などの原因になります。

水槽の配線におすすめの延長コード

  • エレコム 電源タップ
  • Panasonic ザ・タップシリーズ

こちらの2つが特におすすめです。

エレコムのものは使いやすく、Panasonicのものは安全性が高いです。

エレコム 電源タップ

スイッチ付きの延長コードでは1番のおすすめ。

私はこちらの6個口タイプを最も多く使用しています。

特に癖もなく使いやすいので多くの水槽周りで使用できます。

元気
元気

安物の延長コードは機材類の故障が多くなるなどのトラブルが増えますのでご注意ください!

Panasonic ザ・タップシリーズ

個別スイッチが無い、高いなどのデメリットがありますがとにかくタフで安全な延長コードです。

私はタイマーに接続してライトの接続用として使うことが多いです。

スイッチはいらない単純に電源が欲しい場合はこちらがおすすめです。

スマートタイマーで機材をコントロール

スマートタイマーを使うことで簡単にアクアリウム機材をアプリやアレクサ、Google Homeなどでコントロールすることができるようになります。

こちらの配線も散らかりがちなので今回ご紹介した2つの方法で整理することをおすすめします。

スマートタイマーのセット方法はこちらの記事で解説していますので併せてご覧ください。

アクアリウムの電気代

30cmキューブ水槽で年間6900円程度

こちらが電気代の目安です。

アクアリウムの電気代についてはこちらの記事で水槽サイズ別に目安金額を算定しました。

季節ごとの電気代なども表にしてまとめてあります、アクアリウムの維持に電気代がどれくらい必要か知りたい方はぜひご覧ください。

まとめ

本記事は「水槽の配線を整理する方法」を解説しました。

配線整理は地味な作業ですがやり終えた後のすっきり感はかなりのものです。

現在水槽の周りがゴチャついている方はすっきりと整理して快適なアクアリウムライフにしましょう!

元気
元気

配線整理は地震対策として有効です!