イニ棒の愛称で知られる名肥料。水草やっている人で知らない人いないんじゃないかな。カリウムとかはおまけでこいつの効果の本質は有機質を底床内に添加することだと思う。
良いところ、悪いところ
底床内を活性化！
良質な有機質が底床内のバクテリアのご飯になります。
藻類の原因になりづらい
成分的に入れ過ぎても藻類増殖の原因になりづらいです。
追肥しづらい
ペレットは水に触れるとすぐに柔らかくなるので、追肥作業は大変です。
誤解が多い
優れた製品だけに「とりあえずこれを入れておけばOK」という話だけが流布しているのが残念。
水槽セット時に底床に撒くように入れるタイプの固形肥料。
古き良き時代に開発されただけはあり、水草水槽の深淵に近い位置にある製品だと思います。
成分的にはカリウム主体の肥料ですが、本品の本当の良さは良質な有機質を底床に入れることにあります。
有機質はすぐには養分として吸収されませんが、バクテリアが分解することで様々な栄養素となり水草が吸収できるようになります。
肥沃な底床はそれだけで水草を元気に育てる力がありますが、それを人為的にある程度デザインできるようになるのが素晴らしいです。
多少入れ過ぎても藻類増殖の原因になりづらいので初心者の方でも扱いやすいもの良き。
おそらくは原材料の問題から水に触れるとすぐに柔らかくなってしまうので、追肥作業が難しいのが欠点です。
別に埋めなくてもある程度効果があるので、水槽に撒くように追加することもできます。
しばらくは溶けたペレットがどろっとしてますがそのうち無くなりますよ。
優れた製品だけに「これだけ入れておけばOK」みたいな雑な言説が流れてしまっているのが残念。
セット初期は本品だけでも良いですが、状況により他の肥料も組み合わせたほうが良いことも多いですから柔軟に対応しましょう。
ボトルにも使いやすいですから、水草を楽しむ方は常備しておいて損の無い肥料です。
具体的な肥料の使い方はこちらの記事をご覧ください。
スペック
| 製品名 | イニシャルスティック |
| 成分 | フミン酸、カリウム、鉄、その他 |
| 用量 | 1Lあたり1g程度 |
| 容量 | 200g |
| 販売価格 | 1700円程度 |
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