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どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「小型熱帯魚におすすめの餌」をご紹介します。
テトラやグッピー、ラスボラ、メダカの仲間など、アクアリウムを始めたらまず最初に飼育するであろうお魚におすすめの餌です。
餌は様々なメーカーから発売されていますが、その中から特にこれは良い!と感じているものを厳選してご紹介していきます。
- よく食べる
- 水が汚れづらい
- 健康に良い
この3つに焦点を当てたおすすめのものばかり。
初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説していきますのでぜひご覧ください。
- 1種類のお魚を飼育している⇒ メインフードより1種、サプリメントより1~2種程度
- 複数のお魚を飼育している⇒ メインフードより1~2種、サプリメントより2~3種程度
ざっくり解説するとこんな感じで選べばOKです。
「これがあればどんな水槽にもベスト!」という餌はありません。
その水槽の適したものを探す。
というのが餌やりのポイントです。
いきなりそんなこと言われても初心者の方にはとっつきづらいと思いますので、一般的な小型魚水槽を想定した餌の組み合わせ例もご用意しました。
1週間の献立メニューも用意しましたのでまずはこちらを参考に餌を選んでみてください!
餌やりは奥深いですから色々な餌を試してみてください!
- 3~10cm程度のお魚
- 人工餌を食べるお魚
- 上層、中層を泳ぐお魚
- 淡水魚
今回ご紹介する餌はこちらの要件を満たすお魚向け。
一般的に初めて飼育する小型淡水魚ならだいたい当てはまります。
具体的にお魚のグループを書き出すとこんな感じ。
- カージナルテトラなどカラシンの仲間
- ラスボラ エスペイなどコイの仲間
- チェリーバルブなど小型バルブの仲間
- グッピー、プラティーなどメダカの仲間
- ニューギニアレインボーなどレインボーフィッシュの仲間
おおよそMAX10cm程度で人工餌を食べるお魚なら当てはまります!
- ひかりクレストカラシン
- ネオプロス
- クレストフリーク バイオバイツ
- ゆっくり沈む
- 食いつきが良い
- 「動物質」「植物質」「色揚げ」とバランス良く配合
- 大きめの粒感と柔らかさで対応サイズが広い
- 浮上性
- 水があまり汚れない
- 色揚げ効果が高い
- ゆっくり沈む
- 食いつきがとても良い
- 冷凍アカムシに似せた作り
- 人工飼料に餌付きづらいお魚が食べてくれることも
どの餌も幅広い魚種に対応できます。
大きく違うのは「沈下性」か「浮上性」かということです。
- 沈下性⇒ ひかりクレストカラシン、クレストフリーク バイオバイツ
- 浮上性⇒ ネオプロス
「臆病な性格」「落ちてきた餌を好む」などの性質のお魚は水面まで餌を食べにいかないことがあるので「沈下性」のものを与えた方が良いです。
反対に、水面付近にいることの多いお魚なら浮上性の餌の方がより効率良く食べることができます。
ネオプロスは今まで僕が使った餌の中で圧倒的に水が汚れません。水草レイアウト水槽の餌やりにおすすめですよ!
- ゆっくり沈む
- 高栄養
- 栄養バランス良し
3cm以下の小さなお魚であってもこちらで紹介した餌を手で細かくして与えればOK。
ですが「手が汚れる」「手軽に与えたい」なんて場合はメダカベビー ハイパー育成などの稚魚用の餌が便利です。
稚魚用の餌は高栄養なのもポイントです!
- ひかりクレストカラシン
- ネオプロス
- クレストフリーク バイオバイツ
- ひかりクレストディスカス
- ゆっくり沈む
- 食いつきが良い
- 「動物質」「植物質」「色揚げ」とバランス良く配合
- 大きめの粒感と柔らかさで対応サイズが広い
- 浮上性
- 水があまり汚れない
- 色揚げ効果が高い
- ゆっくり沈む
- 食いつきがとても良い
- 冷凍アカムシに似せた作り
- 人工飼料に餌付きづらいお魚が食べてくれることも
- すぐに沈む
- 柔らかく食いつきが良い
- 色揚げ効果が高い
~5cm程度の餌と同様に「ひかりクレストカラシン」「ネオプロス」「クレストフリーク バイオバイツ」はおすすめできます。
5cm以上のお魚なら「ひかりクレストディスカス」も十分に食べるのでおすすめです。
色揚げ効果が特に高いので暖色系のお魚は綺麗に仕上がりますよ。
- 太りづらい
- 健康的な体色に仕上げる
- 体が大きく仕上げる
- 食いつきが良い
サプリメントに向く餌とはメインとなる餌の補助をするように与えるもののこと。
主に「植物質が多い餌」「動物性タンパク質が多い餌」「形状が異なる餌」が向いています。
食性、栄養のバランスを取るため、なるべく特徴の違う餌を選ぶのがポイント。
お魚は種類ごとに食べる量、スピードが違います。
形の違う餌を与えることでお魚自身が食べやすい餌を選べるようになります。
そのため、餌を食べれないお魚が少なくなりますよ!
複数の種類のお魚がいる混泳水槽は形状の違う餌を複数与えるようにしましょう!
- ひかりクレストプレコ
- ひかりタナゴ
- すぐに沈む
- タブレット状
- ゆっくり沈む
- 顆粒状
植物質の餌を時々与えることで、太りづらく(良い意味で)健康的な体色に仕上げることができます。
タブレット状の餌である「ひかりクレストプレコ」は5等分くらいに割ってから与えるようにすると残り餌が少なくなりますよ。
割るのが面倒な方は「ひかりクレストミニプレコ」というものもあります。
ひかりクレストプレコなどを混ぜることでゆっくり餌を食べるお魚が痩せづらくなります!
- クレストフリーク コリビッツ
- クレストフリーク ペコルテ
- クレストフリーク ボトムズ
- ひかりFDビタミン赤虫
- ひかりFDビタミンミジンコ
- すぐ沈む
- 顆粒状
- コリドラス、ドジョウの仲間におすすめの餌
- すぐ沈む
- 小さいタブレット型
- 水が汚れづらい
- 雑食性のプレコにおすすめの餌
- すぐ沈む
- タブレット型
- よく太る
- 低層魚全般におすすめの餌
- 与えすぎに注意
- 浮上性
- とても食いつきが良い
- 冷凍赤虫よりもサイズ調整が簡単
- 浮上性
- 食いつきが良い
- 色揚げ効果が高い
これらの餌は肉食魚向けに開発されているものも多く、傾向としてよく太るものが多いです。
匂い、見た目に反応するお魚がよく反応するように設計されているので様々なお魚が好んで食べます。
- 沈下性⇒ クレストフリーク コリビッツ、クレストフリーク ペコルテ、クレストフリーク ボトムズ
- 浮上性⇒ ひかりFDビタミン赤虫、ひかりFDビタミンミジンコ
なのでお魚の種類に合わせて選ぶと良いでしょう。
- ミジンコ
- UV赤虫
- クリーンみじんこ
- 抜群の食いつき
- 色揚げ効果が高い
- 抜群の食いつき
- ビタミン類が補給できる
- 3cm以上のお魚向け
- 抜群の食いつき
- ビタミン類が補給できる
- 幼魚にも与えられる
活餌、冷凍餌はどちらも抜群に食いつきが良いのが特徴です。
注意点として人工飼料よりも水が汚れやすい傾向があります。
メインとして与えることもできますが、一般的な飼育ならたまに与える餌として使用すると扱いやすいです。
- パラクリア 顆粒
- パラクリア ディスク
- 一部の寄生虫を予防できる
- グッピー、プラティなどメダカの仲間におすすめ
- ゆっくり沈む
- 一部の寄生虫を予防できる
- コリドラス、シクリッドの仲間におすすめ
- すぐに沈む
ギロダクチルス症、ダクチロギルス症を与えているだけである程度防ぐことができる便利な餌です。
メダカの仲間、コリドラスの仲間、シクリッドの仲間などは知らず知らずのうちに感染していることが多い病気です。
普段の餌に混ぜて与えて予防するのがおすすめです。
お魚を水槽に導入した直後などはメインフードをこちらに変更するのも効果的です。
- メイン⇒ ひかりクレストカラシン
- サプリメント① ⇒ ひかりクレストプレコ
- サプリメント② ⇒ パラクリア ディスク
- サプリメント② ⇒ ひかりFDビタミンミジンコ
- おやつ⇒ UV赤虫
こちらを与える場合の週間スケジュール例をご紹介します。
「これがベスト!」という餌はありません。
基本的には今の水槽環境を吟味し、その都度適した餌を与えるのがベストなのですが、なかなか判断が難しいですよね。
今回ご紹介する餌の組み合わせなら一般的な小型熱帯魚の混泳水槽に広く応用できます。
迷ったらこちらを参考に与えて、状況を見ながら調整すると失敗が少ないですよ!
ちなみにこの組み合わせは下記のような水槽を想定しています。
- カージナルテトラなど小型テトラを2~3種類程度
- ラスボラなど小型のコイの仲間を2~3種類程度
- コリドラスの仲間を2~3種類程度
- プレコの仲間を1種類程度
色々な餌を少量づつ与えるのがポイント!
- 1回目→ ひかりクレストカラシン、ひかりクレストプレコ
- 2回目→ ひかりクレストカラシン、ひかりFDビタミンミジンコ
- 1回目→ ひかりクレストカラシン、パラクリア ディスク
- 2回目→ ひかりクレストプレコ、ひかりFDビタミンミジンコ
- 1回目→ ひかりクレストカラシン、ひかりクレストプレコ
- 2回目→ UV赤虫
- 1回目→ ひかりクレストカラシン、パラクリア ディスク
- 2回目→ ひかりクレストプレコ、ひかりFDビタミンミジンコ
- 1回目→ ひかりクレストカラシン、ひかりクレストプレコ
- 2回目→ ひかりクレストカラシン、ひかりFDビタミンミジンコ
- 1回目→ ひかりクレストカラシン、パラクリア ディスク
- 2回目→ UV赤虫
- 水槽メンテナンス
- 餌抜き
1日2回餌を与えた場合の週間スケジュール例です。
タイプの違う餌を与えるということに注意していただければ組み合わせは自由に変えても大丈夫。
餌は与えすぎてしまうと色々と問題につながりますので適量与えるのがコツです。
私は餌を与えない日を作ってお腹なの中を空っぽにするのも健康維持に効果的と考えています。
メンテナンスをした日など、お魚がびっくりした日は餌を抜いてみてはいかがでしょうか。
- 水面まで餌を食べにこない
- 沈んだ餌しか食べない
- 浮かんでいる餌しか食べない
- 他のお魚に食べられてしまう
- 人工飼料を食べない
などなど、餌を食べられないお魚がいるなら同時に複数の餌を与えてみましょう。
餌をバクバク食べるお魚が気を取られているうちに、好みの餌を食べることができるかもしれません。
ポイントは浮上性、沈下性、顆粒状、タブレットなど沈み方や形が違うものを与えることです。
形状が自然に近いものや匂いの強いものは眼や鼻に頼って餌を探すお魚に有効です。
人工飼料を食べない場合は活餌や冷凍餌を試しましょう!
様々な種類のお魚を同時に飼育している混泳水槽は複数のタイプを組み合わせることをおすすめします。
お魚は種類ごとに微妙に食性がかわるので、タイプの違う餌を与えることで全体に餌が行き渡りやすくなりますよ。
- 沈下性と浮上性を混ぜる
- 顆粒、タブレットなど形を変える
- 植物質の多い餌を混ぜる
- 動物性タンパク質の多い餌を混ぜる
餌はライトを点灯させている明るい時間に与えましょう。
コリドラスやローチの仲間の多くが昼行性です。
明るい時間に活動をお魚ですので餌も明るい時間に与えましょう。
昼行性とは、昼間に行動し夜になると休む動物のこと。
多くの動物が昼行性です。
昼行性ではない動物のことを夜行性といいます。
昼行性、夜行性の他に、明け方、夕暮れに行動する「薄明薄暮性」というタイプもありますよ。
小型魚の餌の量の目安は「片目の大きさ程度」です。
与え過ぎは水質悪化だけでなく
- 濁り
- 臭い
- 健康悪化
などの原因になり、良いことが1つもありませんので十分にご注意ください!
お魚に与える餌の量、与え方についてはこちらの記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
封を開けたら3ヶ月~6ヶ月程度
こちらが寿命の目安です。
封を空けると餌はどんどん酸化していきます。
状態の悪い餌を与え続けるとお魚の調子が悪くなることがあるのでご注意ください。
大容量の餌は割安ですが、短い時間で使い切れる量を買いましょう!
当ブログでは魚種に応じてさらに詳しくおすすめの餌をご紹介しています。
飼育しているお魚に合わせて餌を選びたくなったらぜひご覧ください。
今回は「小型熱帯魚におすすめの餌」をご紹介しました。
複数の餌を組み合わせることで様々なお魚の食性に対応することができます。
色々な餌を食べる姿を観察するのはアクアリウムの醍醐味の1つ。
与えすぎに十分注意して日々の餌やりを楽しんでくださいね。
管理していると段々と餌の種類が増えますので餌を片付けるケースも用意しましょう!
この記事が参考になったら感想を教えてもらえると嬉しいです。
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