どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「小型熱帯魚におすすめの餌」をご紹介します。
テトラやグッピー、ラスボラ、メダカの仲間など、アクアリウムを始めたらまず最初に飼育するであろうお魚達におすすめの餌です。
餌は様々なメーカーから発売されていますが、その中から特に良いと感じているものを厳選してご紹介していきますよ。
「始めて熱帯魚を飼育する方」「餌選びに迷っている方」「もっと良い餌を探している方」などにおすすめの内容です。
初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説していきますので、ぜひご覧ください。
なお、餌についての基礎知識はこちらの記事にまとめてあります。
こちらも合わせてご覧ください。
- 3~10cm程度のお魚
- 人工餌を食べるお魚
- 上層、中層を泳ぐお魚
- 淡水魚
今回ご紹介する餌はこちらの要件を満たすお魚向けです。
具体的にお魚のグループを上げたのがこちら。
- カラシン(テトラ)の仲間
- ラスボラの仲間
- バルブの仲間
- メダカの仲間
- 小型シクリッドの仲間
- グラミーの仲間
- レインボーフィッシュの仲間
このように、おおよそMAX10cm程度で人工餌を食べるお魚なら当てはまりますよ。
どちらの餌も幅広い魚種に対応できます。
大きく違うのは「沈下性」か「浮上性」かということです。
- 沈下性 → ひかりクレストカラシン
- 浮上性 → ネオプロス
「臆病な性格」「落ちてきた餌を好む」などの性質のお魚は水面まで餌を食べにいかないことがあるので、「沈下性」のものを与えた方が良いです。
反対に、水面付近にいることの多いお魚なら、浮上性の餌の方がより効率良く食べることができます。

ネオプロスは今まで僕が使った餌の中で圧倒的に水が汚れません。水草レイアウト水槽の餌やりにおすすめですよ!
小さなお魚であっても上記の餌を与えてOKです。
しかし、口が小さいので手で砕いて細かくして与えましょう。
手が汚れるのはイヤだな、、餌臭いし、、、
という方は、稚魚用の餌を与えると良いでしょう。
この餌はサイズが「前期」「中期」「後期」と3つあります。
稚魚に与えるので無いなら、「中期」「後期」がおすすめですよ。

- すぐに沈む
- 柔らかく食いつきが良い
- 色揚げ効果が高い
~5cm程度の餌と同様、「ひかりクレストカラシン」「ネオプロス」はおすすめできます。
5cm以上のお魚なら「ひかりクレストディスカス」も十分に食べるのでおすすめです。
特に色揚げ効果が高いので、赤いお魚は綺麗に仕上がりますよ。
サプリメントに向く餌とは、メインとなる餌の補助をするように与えるもののことです。
主に「植物質が多い餌」「動物性タンパク質が多い餌」が向いています。
食性、栄養のバランスを取るため、なるべく特徴の違う餌を選ぶのがポイントですよ。
それぞれの特徴がこちら。
- 太りづらい(良い意味で)
- 健康的な体色に仕上げる
- 体が大きく仕上げる
- 食いつきが良い
植物質の餌を時々与えることで、太りづらく(良い意味で)健康的な体色に仕上げることができます。
タブレット状の餌である「ひかりクレストプレコ」は5等分くらいに割ってから与えるようにすると残り餌が少なくなりますよ。
乾燥餌の宿命として、どちらも浮上性です。
活餌、冷凍餌についで食いつきが良い餌なので、人工餌をあまり食べてくれない魚種も食べやすいです。

がっついて食べる姿は面白いですよね?餌やりが楽しくなる餌ですよ!

- 抜群の食いつき
- 色揚げ効果が高い
活餌、冷凍餌はどちらも抜群に食いつきが良いのが特徴です。
注意点として人の手が加わった餌よりも消化に時間がかかります。
そのため、調子の悪い時にはあまり与えないようにしましょう。
元気なんだけど、ちょっと痩せてるんだよな~
なんて魚を太らせる(大きくする)のにおすすめですよ。
- メイン→ ひかりクレストカラシン
- サプリメント① → ひかりクレストプレコ
- サプリメント② → ひかりFDビタミンミジンコ
- おやつ→ UV赤虫
- 1回目→ ひかりクレストカラシン
- 2回目→ ひかりクレストプレコ
- 1回目→ ひかりクレストカラシン
- 2回目→ ひかりFDビタミンミジンコ
- 1回目→ ひかりクレストカラシン
- 2回目→ UV赤虫
- 1回目→ ひかりクレストカラシン
- 2回目→ ひかりクレストプレコ
- 1回目→ ひかりクレストカラシン
- 2回目→ ひかりFDビタミンミジンコ
- 1回目→ ひかりクレストカラシン
- 2回目→ UV赤虫
- 水槽メンテナンス
- 餌抜き
1日2回餌を与えた場合の週間スケジュール例です。
実際には飼育しているお魚に合わせて自由に組み替えてOKですよ。
「与える量」「回数」「バランス」など餌を与える方法についてはこちらの記事で詳しく解説しましたのでぜひご覧ください。
上記のスケジュール例では、よりお伝えしやすくするために1回目、2回目と与える餌を分けました。
しかし実際のところは、同じタイミングで複数の餌を与えてもOKです。
- 1回目→ ひかりクレストカラシン、ひかりクレストプレコ
- 2回目→ ひかりクレストカラシン、ひかりFDビタミンミジンコ、
- 水面まで餌を食べにこない
- 沈んだ餌しか食べない
- 浮かんでいる餌しか食べない
例えばこのように、餌を食べられないお魚がいるなら、同時に複数の餌を与えてみましょう。
餌をバクバク食べるお魚が気を取られているうちに、好みの餌を食べることができるかもしれません。
正直なところ、「ひかりクレストカラシン」1つだけでも上手に使えば問題無く小型魚を育てることができます。
しかし、複数の餌を組み合わせることで、より綺麗に健康的に育てることができますよ。
様々な種類のお魚を同時に飼育している混泳水槽は複数のタイプを組み合わせることをおすすめします。
お魚は種類ごとに微妙に食性がかわるので、タイプの違う餌を与えることで全体に餌が行き渡りやすくなりますよ。
ここがポイント!

- 沈下性と浮上性を混ぜる
- 植物質の多い餌を混ぜる
- 動物性タンパク質の多い餌を混ぜる

餌の量の目安は「片目の大きさ程度」です。
与え過ぎは水質悪化だけでなく、「白濁」「臭い」「お魚の健康悪化」と良いことが1つもありません!
十分にご注意ください!
「封を開けたら3ヶ月~6ヶ月程度」
こちらが寿命の目安です。
封を空けると餌はどんどん酸化していきます。
状態の悪い餌を与え続けると、お魚の調子が悪くなることがあるのでご注意ください。
大容量の餌は割安ですが、なるべく短い間隔で使い切った方が良いですよ。
今回は「小型熱帯魚におすすめの餌」をご紹介しました。
複数の餌を組み合わせることで、様々なお魚の食性に対応することができます。
そして何よりも、色々な餌を食べる姿を観察して楽しむことができるようになりますよ!
何度も言いますが、与えすぎに十分注意して日々の餌やりを楽しんでくださいね。

アクアリウムを管理していると、段々と餌の種類が増えますので餌を片付けるケースも用意しましょう!