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白いプラスチックみたいなのは金魚の歯!

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本記事では金魚の歯をご紹介します。

金魚を飼育している水槽で白いプラスチック片のようなものを見つけたことはありませんか?

それは金魚の咽頭歯いんとうしです。

よくあることですから心配ご無用。

新陳代謝で生え変わっただけですので、気にしなくて大丈夫です!

この記事の著者
轟元気

プロアクアリスト

轟元気

とどろきげんき

プロフィール

業界歴19年の中堅。現在は有限会社エイチ・ツーに所属し埼玉県坂戸市にあるアクアリウムショップ「e-scape」の店長をしています。本ブログ、Ordinary-Aquariumでは「水草水槽の知識」を中心に今までの経験を基にした実践的な知識、技術を初心者の方にも分かりやすく解説しています。プロフィール詳細リンク、転載、引用について

金魚の歯

金魚の咽頭歯

金魚を飼っていると白いプラスチック片のようなものが見つかることがあります。

これは古くなった歯が新陳代謝で抜けたもの。ちなみにこの歯は20cmくらいの和金のものです。

咽頭歯とは

金魚の歯は、咽頭歯いんとうしと呼ばれるタイプの歯です。

人の歯は口の中にありますが、金魚は顎には歯が生えない代わりに喉の奥に歯があります。

咽頭歯は、喉にある咽頭骨の上に生えています。

丸飲みした餌をすり潰すようにできていますので、大きな金魚になるとゴリゴリと音を立てて餌を食べることもあります。

金魚や鯉などコイ科のお魚は基本的に咽頭歯を持ちます。

咽頭歯は成長に従い生え変わるので定期的に抜け落ちます。

それがプラスチック片のように見えるというわけです。

テトラ類の歯

ちなみにテトラの歯はこんな感じです。

実はピラニアもテトラの仲間なんですよ。

ピラニアは極端な例ですが、テトラの歯は口の中にあるタイプです。

ネオンテトラなど、自然ではプランクトンや小型甲殻類などを食べるタイプは小さな歯がたくさん並びます。

ピラニアなど、肉食傾向の強いお魚には固く尖ったような歯が並びます。

抜けた歯は生えてくる?

生えてきます。

咽頭歯は成長に従って何度も生え変わるので、抜けているのを見つけたら「生え変わったんだなぁ」と考えて良いでしょう。

歯が生え変わるのはサメが有名ですが、多くのお魚の歯は生え変わりますのでご安心ください。

まとめ

今回は「金魚の歯」をご紹介しました。

急に骨のようなものが見つかるとびっくりしますよね。

金魚を飼育しているとわりと見かけますが、心配ありませんのでご安心ください!

元気
元気

砂利を敷いてる水槽だと気が付かないかもしれません!