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【水草水草向け】ろ過バクテリアvol2 ー生物ろ過ー

前回に続き「ろ過バクテリア」について解説します。

今回はより具体的に
・生物ろ過とは何か
・バクテリアを殖やすには
といった事を掘り下げていきます。

まだvo1をお読みでない方は、先にこちらから読んでいただくとより理解が深まると思います。

「ろ過バクテリアvol1」へ飛ぶ

はじめに
この記事は私がアクアフォレストのブログに書いたものを加筆修正したものです。

生物ろ過とは

生物ろ過

水草水槽における「生物ろ過」をまとめるとこんな感じです。

vol1では硝化作用のあらましについて同じような図をつくりましたが、こちらは「生物ろ過」全体をまとめた図です。

有機物を有機物分解菌が食べ増殖➡
バイオフィルム形成➡
硝化菌、原生動物が定着➡
汚れを綺麗に

というのが簡単な流れです。

有機物分解菌は「ふん」「残りエサ」「水草の枯葉」などを分解して小さな有機物にしたり、無機栄養にすることでこの循環を維持しています。

バイオフィルムが形成されないと、硝化菌や原生動物達が定着しないので「汚れ」が綺麗にならないですよ。

元気

私は水草水槽を管理する上で硝化菌よりも「有機物分解菌、原生動物」の方が重要と考えています。「苔予防」「白濁除去」に効果があるからです。

バイオフィルムの形

バイオフィルムと書くと「膜」のようなイメージを持ちますが、実は色々な構造をしています。多くは「立体的なモヤっとしたカビみたいな構造」をしています。

フィルターを掃除すると、茶色いような黒っぽいようなドロドロした物体が出てくると思いますがコレもバイオフィルムです。

正しくはバイオフィルムではなくて「活性汚泥」と呼ぶものですが。

活性汚泥?

活性汚泥とはバイオフィルムと同じように微生物達を豊富に含んだ汚泥のことです。同じように「有機物を分解し、硝化菌や原生動物が定着します」

違いはバイオフィルムは基質にくっ付いていますが、活性汚泥は「浮遊or沈殿」しています。フィルターを軽くゆすいだ時に出るドロドロは活性汚泥です。

「フィルターはあまりキレイに洗わないようにしましょう」
と聞いたことがあるかもしれませんが、それは活性汚泥が流出してしまうからです。

活性汚泥には凝集作用があり、有機物を強力に吸着します。ろ過が完全に立ち上がると水槽水がピカピカになるのはこのためですよ!

ろ過バクテリアを殖やすには

水槽内で有益な微生物達を増やすには「バイオフィルム」の形成が欠かせません。バイオフィルムの中では様々な微生物が寄り集まって生活しています。ある程度微生物の数が多く発生しないと、良質なバイオフィルムが出来ないのです。

そこでたくさん増やす必要があるのですが、こちらの3つからアプローチすると効果的ですよ。

  1. 水温を上げる
  2. 好みの水質にする
  3. 有機物を多くする

水温を上げる

30℃くらいで活性が最大になるので、セット初期など一時的に水温を高く維持すると殖えやすくなります。

28℃~30℃程度にしておくと良いでしょう。

ずっと30℃のままでは「電気代が増す」「水草の負担が増える」ので1ヶ月程度を目安に25℃前後へ戻すと良いですよ。温度設定が変えられるヒーターが必要ですので、予め用意しておきましょう。

好みの水質にする

pH7.0~9.0くらいのアルカリ質を好むので「弱酸性の水質にするソイル」と相性が悪いです。とは言え、6.5くらいまでなら90%程度の活性を維持出来るのでそこまで気にしなくても大丈夫ですよ。

気になる方は安定するまでの間、マメに換水するようにすれば大丈夫ですよ。水道水の水質は弱アルカリ性なので。

有機物を多くする

水槽内にある「有機物」はろ過バクテリアのご飯になります。

発生する有機物の多くは「ふん」「残りエサ」「水草の枯葉」でしょうか。ちなみに「バクテリアの活性剤」として販売されているものは、なんらかの有機物(アミノ酸とか)が含まれている商品がほとんどですよ。

また、ソイルには天然の有機物が豊富に含まれているので、砂、砂利系底床と比べろ過バクテリアが殖えやすいです。

なので「ソイル」を使うことでろ過バクテリアの立ち上がりを良くすることが出来ます。

ソイルを使用した水草水槽の悩みの1つがセット初期に発生する「白濁」です。

白濁の原因にはいくつかありますが栄養系ソイルを使用している場合は、ある種のバクテリアが大量に発生することで発生していることが多いです。

なにがどう転んで白濁の原因菌が爆殖するのか不明なので、全く新規の状態からスタートする場合はギャンブルになってしまいます。

そこで、バクテリア剤の使用、軽石を使い回す、ろ材を使い回す等の対策が効果的です。

要は白濁の原因菌が大量になる前に有益な菌を大量に増やしてしまおうという作戦です。

新規で作る場合はバクテリア剤頼みになりますが、複数本水槽をお持ちの方、水槽リセットの方は使い古しの軽石やろ材を使いまわすことで、有益な微生物達を最初から持ち込むことが可能ですよ。

まとめ

長くなってしまうので、続きはvol3へ持ち越します。次回は「ろ過バクテリアの増殖過程」をより具体的に解説していきます。興味のある方は、ぜひ読んでみてください!

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