どうも、プロアクアリストの轟元気(@ordinaryaqua)です。
本記事では「バイコムアルジガード 」をご紹介します。
「藻類を予防するお薬」の中でも効果が高く、お掃除した後の綺麗な水槽に入れることで、次のお掃除までの期間を長くすることができます。
藻類を駆除するものではありませんので、「掃除をした後」に入れるのがポイントです。
注意点を守り、上手に取り入れることでメンテナンスの手間を減らすことができますので、ぜひご活用ください。
ちなみに、こちらの記事で藻類対策を詳しくまとめてあります。
藻類でお困りの方はぜひご覧ください。
【藻類対策の心得】お掃除屋さんの適正数、水槽で増える藻類一覧
バイコムアルジガードとは、バイコム社より発売されている「藻類予防剤」です。
月に1度入れることで、藻類の発生量を減らすことができます。
特にガラス面に発生する藻類予防に効果があり、お掃除のスパンを長くすることができますよ。

仕事で愛用しています!
規定量を月に1度入れるだけ!
水槽全体に広がるように、水流に乗せるように投入すると効果的です。
・1L につき「1ml」
例:10Lの水槽なら10mlを入れる
約1ヶ月です。
実際には藻類の発生量を見て投入間隔を決めています。
藻類の多い水槽なら2週間間隔で入れると、より効果的です。
- すでに生えている藻類には効果が無い
- 用量を守る
- ダメージを受ける水草がある
- 水槽セット初期には使用しない
- 活性炭と併用不可
- サンゴやイソギンチャクなどの無脊椎動物(エビを除く)にダメージがある
- プロテインスキマーと併用不可(海水限定)
あくまで「予防」するためのお薬なので、すでに生えている藻類には効果がありません。
お掃除をして綺麗にしてから使用しましょう。
たくさん入れても効果は変わりません。
容量を守って入れましょう。
- 規定量 「1Lにつき1ml」
「シダの仲間」「コケの仲間」「浮き草」など1部の水草にダメージがあります。
また、しっかりと水中葉に生え変わっていないとダメージを受けますのでご注意ください。
環境が安定していないうちは使わないようにしましょう。
目安としては、水槽セットより1ヶ月後程度から使用します。
フィルターに活性炭を使用してる場合、アルジガードを吸着して無効化してしまいます。
無駄になってしまいますので、使用時は活性炭を取り除くようにしましょう。
エビ、貝以外の「背骨の無い生き物」にダメージがあります。
これらの生き物がいる水槽には使わないようにしましょう。
プロテインスキマーを使用している場合、オーバースキミングの原因となるため使わないようにしましょう。
- 金魚の水槽
- ウーパールーパーの水槽
- カメの水槽
このように、「水草のあまり入っていない」生き物中心の水槽なら、ほとんどデメリット無く使用できます。
ウーパールーパーやカメなどは換水をサボると弊害が大きいのでおすすめしませんが、あまり換水をしないで管理しているお魚水槽などは藻類掃除のスパンを大きく伸ばすことができますよ。

僕はお魚メインで楽しんでいる水槽によく使います!
金魚をシンプルに飼育する水槽を作る ー必要機材、セット方法を詳しく解説ー
【初心者向き】ウーパールーパーをシンプルに飼う方法 ー必要機材、セット方法、日常管理を詳しく解説ー
意外と大丈夫ですよ。
多くの藻類対策の薬は水草に大きなダメージがありますが、バイコムアルジガードは使えます。
「ダメージが0」ではありませんので手放しでおすすめできるものではありませんが、上手に取り入れることでメンテの手間を減らすことができます。
- 完成した水槽に使う
- 水草の種類に気をつける
バイコムアルジガードを入れると水草の成長が緩やかになるのでレイアウトが完成してから入れるようにしましょう。
成長が緩やかになることで「トリミング期間」を長くするというメリットもあります。
「シダの仲間」「コケの仲間」「浮草」はダメージを受けてしまうので、使わないほうが無難です。

実際にはシダ、コケの仲間はもともと丈夫な種類が多いので、様子を見ながら使うことが多いですよ!
バイコムはバクテリア剤で有名な会社です。
「スーパーバイコムシリーズ」は効果が高く使いやすいので、私がおすすめしているバクテリア剤ですよ。
バクテリア剤については、こちらの記事で詳しく解説しました。
興味のある方はぜひご覧ください。
【水槽を綺麗に!】おすすめのバクテリア剤と正しい使い方 ー濁り、臭い予防に効果的!ー
今回は「バイコムアルジガード 」を解説しました。
お掃除をしてから入れることで、次の藻類掃除までの期間を長くできます。
生き物をメインで楽しんでいる水槽なら、デメリットをほぼ気にしないで使えますのでぜひ取り入れてみてください!

明らかにガラス面に付く藻類が減りますよ!