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【IAPLC2019】世界水草レイアウトコンテスト 出品水槽の作り方 vol2 植栽と注水

本記事では「IAPLC2019に出品した水槽の作り方」をご紹介します。

vol2は「植栽と注水」です。

前回の続きを順を追って解説していきます。

分かりやすく解説していきますので、興味のある方はぜひお読みください。

vol1コンセプトと構図組

この記事の著者
轟元気

プロアクアリスト

轟元気

とどろきげんき

プロフィール

業界歴15年の中堅。現在は埼玉県坂戸市にあるアクアリウムショップ「e-scape」の店長をしています。本ブログ、Ordinary-Aquariumでは「水草水槽の知識」を中心に今までの経験を基にした実践的な知識、技術を初心者の方にも分かりやすく解説していきます。プロフィール詳細リンク、転載、引用について

アク抜き

アク抜き
アク抜き

採集流木はかなりアクが出ることがあるので、植栽前に念のため、水に晒します。

アク抜き後
アク抜き後

「3日漬ける ⇒ 換水」を2回行いました。

かなり出るかと思ったんですが、ぜんぜん出ませんでした。ラッキー!

排水して植栽に移ります。

植栽

ウィローモスを「塗る」
ウィローモスを塗る

ここのところ、ウィローモスを巻く、接着するのでもなく、「塗る」ようにして活着させることが増えました.

小さな容器に水とモスを入れてハサミでみじん切り ⇒ ハケで水ごと塗っていきます。

※ミスト式で立ち上げる場合限定の活着方法です

「ミスト式」で立ち上げる方法

塗った後
ウィローモスペインティング

塗るとこんな感じになるはずです。

モスの量はレイアウトイメージに合わせて調整してくださいね。

この活着方法、勝手に「モスペインティング」と呼んでいます。

このままミスト式で管理をすると「1週間~10日程度」で活着しますよ。

今のところ、ウィローモスでしかやったことが無いのですが、活着力の強いモスなら同様にできるはずです!

ニューラージパールグラスとショートヘアーグラス

粗目の川砂なので、ニューラージパールグラスは植えずに石に巻きつけました。

ショートヘアーグラスは石の隙間に挟む感じです。

大丈夫です。これでもちゃんと育ちますよ。

適当に並べる

広がって成長するので、ある程度感覚を空けて並べます。

ヒロハノエビモを配置

ヒロハノエビモを石の隙間に配置するします。

植えられるスペースが無いので、鉛巻きにしておくことにしました。

石の隙間に配置

鉛巻部分が見切れると格好悪いので、見えないように配置します。

このタイミングでミスト式を切り上げて水を張っています。

水上部分にも植物を配置

謎の草

川辺りに生えている雑草(名前分からず)を植えてみることにしました。

こんな感じのやつを引っこ抜いてきました。

秋に獲ったのであまり綺麗じゃないですが、夏場は爽やかな雰囲気で素敵なんですよ。

植えるというよりは流木の上に置いた感じです。

1週間くらいで芽が出てきました。

イメージ通りに育つのか楽しみです。

完成イメージ

これは夏に撮った近所の川。

こんな感じになるのを想定しています。

あっさり育った

1ヶ月も経たずにこんな感じに茂りました。

ソーラーRGB直下ということもありますが、育成は簡単ですね。

ほんとに川辺りに生えているただの雑草なんですが、川岸の雰囲気を演出するのにピッタリの植物でした(雑草すぎて図鑑に載ってない!)。

これからどんな成長をみせるのか楽しみです。

次回は、、

次回は「水草の育成」と「完成カット」の撮影までご紹介します!

元気

お楽しみに!